シェラトングランドホテル広島は、広島駅北口に所在する、観光やビジネス利用に便利な立地のシティホテルです。238の客室、2つのレストラン、屋内プールやフィットネスを備え、MICEにも対応する大宴会場を持つ、フルサービスを提供しています。2011年に広島市内初の外資系ホテル「シェラトンホテル広島」として開業しました。
2015年6 月にはワンランク上のプレミアムカテゴリー『シェラトングランド』に指定され「シェラトングランドホテル広島」へとホテルステータスがアップグレードし、現在に至ります。
【出展元】
→シェラトングランドホテル広島
デラックスコーナーツイン(41㎡)
シェラトングランドホテル広島 宿泊記〜 Part2客室は、デラックスコーナーツイン(41㎡)、クラブラウンジ・朝食編です!
今回の旅行では、シェラトングランド広島に2泊して、スイートルームにアップグレード申請できる「SNA(スイートナイトアワード)」を2回申請したのですが、両日とも否決されました。
その変わりに、2白目のお部屋が、デラックスコーナーツイン(41㎡)にアップグレードされ、1泊目と違うタイプの部屋に泊まる事ができました!
SNA(スイートナイトアワード)とは?
SNAは、マリオットボンボイ上級会員特典の1つで、50泊/年または75泊/年の宿泊実績をクリアすると獲得できる「年間チョイス特典」の1つです。
かみ砕いて説明すると、SNAはスイートルームを含む上位客室へのアップグレードを申請する事が出来る電子チケットの様なもので、「年間チョイス特典」でSNAを選ぶと、1度に5回分の有効期限付きUPG権がもらえます。
ただしSNAが通るかどうかは、その時々のルームの空き具合などで決まるので、SNAを申請したからといって100%スイートルームにUPGされる訳ではありません。直接スイートルームを予約した方が優先されるので、繁忙期やスイートルームが少ないホテルでは否決される場合も多々あります。
▼1泊目のお部屋「デラックスキング35㎡」はシェラトングランド広島の一番ベーシックなお部屋で、一番ニーズがあると思います。エントランスやレセプションの様子と共に、こちらに詳しく纏めていますのでご参照下さい。
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デラックスコーナーツイン(41㎡)は、定員: 1名~3名で9階~19階に配されている、2面採光の角部屋です。 ベッドは幅120cm × 長さ203cm × 高さ60cmのセミダブルベッドが2台置かれていました。公式では、2ダブルと表示されていますが、幅120cmはセミダブルベッドですね。
窓側から客室を見た様子です。基本的なデザインは、デラックスキング等と同じですが、こちらは水廻りがクローズなので個室感が強いです。
窓際のソファーから居室を見た様子です。写真真ん中奥が客室入り口、右がウエットエリアです。
入り口とウエットエリアのドアを閉めるとこんな感じです。デラックスキングよりも、トラディショナルな雰囲気で自宅の様な安心感がありました。
クローゼットはベッドの横にあります。マンションの寝室みたいな感じですね。
クローゼットと入口のドアを閉めるとこんな感じです。ますます自宅の寝室・・
ベッドボードはこんな感じです。シェラトングランド広島のベッドのデザインは結構気に入りました。
ナイトテーブルの様子です。後付のUSB充電ポートやコンセントがあります。
タワマンの様な「パノラミック・ウィンドウ」
続いて、リビングスペースを見て行きましょう!部屋の奥には2人掛けのソファーにワークデスク、テレビボードが置かれています。小さいながらもリビングルームと呼べるスペースがありました。
ソファーとコーヒーテーブルの様子です。少し気になったのが空気清浄機とゴミ箱。空気清浄機はかなり古くボディも黄ばんでいて、せっかく高級感のある居室の雰囲気が台無しになってる気がしました。ゴミ箱もホームセンターに売っている様なプラスチック製で、こちらも考えて欲しい所です。
しかし!デラックスコーナーツイン(41㎡)の良いとことは、この2面採光の巨大ば窓ガラス!カーテンを開けると、そこはタワーマンションの様な高級感のある空間になります。
これは凄い!広島駅を眼下に見下ろすパノラマビュー。素晴らしいの一言で、この眺めだけで、この部屋に泊まる価値があると思いました。
ちなみにこの角は、外装のガラスカーテンウォールの内側に客室の窓ガラスがある「ダブルススキン構造」となっており、映り込みが激しくその対策も不可能です。なので肉眼で眺めるにはOKですが、夜景撮影には全く向きません。
ウエットエリア
続いてウエットエリアを見て行きましょう!水廻りがオープン設計のデラックスキング(35㎡)とは異なり、居室とは完全に独立したエリアで、プライバシーを保つ事が出来ます。
ドレッサー付近の様子です。デラックスキングと基本的には同じですね。
アメニティはこんな感じです。
そして!コーナーツイン、最大の見せ場は、このバスルームです!!ユニットバスではない、在来工法を用いた大理石張りのバスルームは洗い場付きで、バスタブも大きく快適そのものです。また、小さいながらも窓ガラスがあるビューバスとなっています。
バスタブと窓ガラスはこんな感じです。正直、バスタブに浸かりながら外を眺めるには小さすぎますが、日中の採光窓として考えると嬉しい窓だと思います。
二日目に泊まった「デラックスコーナーツイン(41㎡)」は、「デラックスキング(35㎡)」よりも6㎡広く、各所に扉があってプライバシーを保てるのが良かったです。嫁さんはデラックスコーナーがかなり気に入った様子でした。ちなみに僕は、初日にとまったデラックスキングの方が気に入っています。
20階:シェラトンクラブラウンジ
シェラトンクラブラウンジは、シェラトンクラブフロアの宿泊者、またはマリオットボンヴォイのプラチナエリート会員以上が利用できる専用ラウンジです。
20階に位置するクラブラウンジでは、広島の街を眺めながら、カフェタイムにはスイーツやソフトドリンク、夕刻のカクテルタイムからは、軽食やアルコールをフリーフローで楽しむ事が出来ます。フードプレゼンテーション
カフェタイム:10:00~17:00
カクテルタイム:17:00~20:00 ※時間制限無し、混雑時は待ち行列あり
バータイム:20:00~22:00
※スケジュールは随時変更されますので、気になる方は事前に確認された方が良いです。
こちらがクラブラウンジの様子です。比較的、小さなラウンジですが、非常に洗練された空間で居心地が良かったです。
ソフトドリンクですが、ネスプレッソ各種が飲み放題、高級紅茶の代名詞TWGも飲み放題!様々な種類のコーヒー、紅茶を飲み比べる事が出来ました。
ティータイム
クラブラウンジのフードプレゼンテーションを簡単に見て行きます。まずはティータイム。ご覧の通り、ミニドーナツやケーキ、菓子パンにチョコレート等が提供されていました。
お皿に盛り付けるとこんな感じです。シェラトングランド広島のスイーツ類はどれも美味しくて満足する事が出来ました。クラブラウンジは食べ放題なので、欲望のままにスイーツを食べ続ける事が出来ます(笑)
カクテルタイム
カクテルタイムは軽食が提供されます。種類は少ないですが、夕食代わりになる内容のフードが提供されていました。今回の宿泊時には、チジミ、おふのグラタン、シーフード冷静パスタ、親子煮(親子丼の具だけ)等がありました。
盛り付けるとこんな感じです。それなりに腹持ちする内容なので、ギリギリ夕食代わりになりそうな感じた。今回は2泊しましたが、初日の夕食はラウンジで済ませて、2日目は外食に切り替えました。
朝食会場:ブリッジ(Bridges)
朝食会場はレセプションがあるロビー階の西側にある、レストラン「 ブリッジ(Bridges)」。瀬戸内の海を連想させる青の差し色が効いた爽やかな空間が広がっていました。
朝食ブッフェはこんな感じです。正直にお話しするとシェラトングランド広島の『食』については、スイーツはそこそこ美味しいのですがフード類の味は普通で、以前に泊まった神戸ベイシェラトン(飛び抜けて旨い)にはかなり劣る印象、シェラトン都ホテル大阪の少し下といった感じでした。
窓際には横並びで座れるカップルシートがありました。レストランからの眺めは最高ですね。
フィットネスルーム
フィットネスルームはこんな感じです。このジムは、ヨーロッパフィットネス機器メーカー最大手であるテクノジム社製の最新のトレッドミルを、四国、中国地方で最初に完備したジムとの事です。
広島の街を見下ろしながらランニングする事が出来ます。これは気持ちよさそう!
まとめ
今回宿泊したシェラトングランドホテル広島ですが、まず広島駅直結というロケーションは本当に素晴らしく、荷物の預かり含め、旅の基地としては最高に便利でした。
水をテーマに設計し、瀬戸内海の海産物をモチーフにした装飾を施すなど、コンテンポラリーなデザインの館内、客室は高級感がありホテルスティにはかかせない「非日常感」を盛り上げてくれました。
今回は「デラックスキング」と「デラックスコーナーツイン」の2タイプの客室に泊まりましたが、最もベーシックなデラックスキングでも充分以上の広さがあり、使い勝手が良く快適に過ごす事が出来ました。ただし、ウエットエリアを仕切るスライドスクリーンが無いのは大きなウィークポイントですね。デラックスコーナーツインはさらに快適でプライベート感のある客は、自宅の様な安心感がありました。シェラトングランドホテル広島は、2011年3月28日のオープンで開業から12年ほど経過しており、若干の経年劣化が見られました。このあたりは、ソフトリノベーションを実施してキッチリメンテナンスして欲しいですね。
フード類は「感動的な美味しさ」には至りませんが、普通以上のクオリティを提供しており普通に満足出来るレベルだと思います。ただし、シェラトングランドホテル広島は、広島市を代表する高級ホテルのポジショニングなので、もう一段のレベルアップを期待したい所です。
最後に価格面ですが、今回は20,000ポイント+現金10,000円で、1泊30,000円で宿泊できました。2泊中1泊はコーナールームにUPGして頂いた事もあり、年末の繁忙期としては相当な破格でお得に泊まれたと思います。
トータルして考えると、快適で利便性が高く、非常にコスパの良いホテル、という事になります。今後も広島旅行に行く際は、先日オープンしたヒルトン広島と並んで、最優先候補になる事は確実です。
良いところ
・広島駅直結の最高の交通利便性
・非日常感のあるコンテンポラリーなデザインの館内、客室
・35㎡でも広々とした機能性の高い客室レイアウト
・ユックリと寛げる洗い場付きのバスルーム
・ホスピタリティを感じるスタッフの対応
・コストパフォーマンスが高い安価な宿泊料金
悪いところ
・若干の経年劣化を感じる客室
・居室から丸見えでプライバシーが保てないウエットエリア(通常客室)
・そこそこ美味しいが感動的なレベルではない食事
施設概要
名称:シェラトングランドホテル広島(旧:シェラトンホテル広島から改称)
計画名称:若草町地区第一種市街地再開発事業 第一地区(ホテル・ビジネス棟)
所在地:広島市東区若草町12番1号 アクティブインターシティー内
交通:JR「広島」駅 徒歩1分
階数:地上21階、塔屋1階、地下1階
高さ:96.5m
構造:CFT、鉄骨造
主用途:ホテル(238室)、店舗、業務、駐車場、市営駐輪場
敷地面積:6,468.28㎡
建築面積:5,245.95㎡
延床面積:48,362.80㎡
建築主:若草シティ合同会社
設計者:竹中工務店
施工者:竹中工務店・広成建設・砂原組JV
着工:2008年04月
竣工:2010年08月
開業:2011年03月