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竣工した『関電不動産高麗橋ビル』を見学してきました! 21.05


関電不動産高麗橋ビル、計画名称:(仮称)高麗橋3丁目プロジェクト新築工事は、大阪市中央区高麗橋3丁目にあった、いちよし証券大阪支店跡に建設されたミッドサイズのオフィスビルです。規模は、地上9階、高さ37.85m、延べ床面積4204.24㎡で、建築主は関電不動産開発、設計・施工は大和ハウス工業が担当。2020年2月に着工し、2021年2月に竣工しました。すでにテナント入居が始まっています。

【出展元】
関電プロパティーズ>(仮称)高麗橋3丁目ビル(関電不動産高麗橋ビル)

 

 

 

【スペック】
名称:関電不動産高麗橋ビル
計画名称:(仮称)高麗橋3丁目プロジェクト新築工事
所在地:大阪市中央区高麗橋3-6ほか(地名地番)
階数:地上9階、地下0階
高さ:37.85m
構造:鉄骨造
杭・基礎 :
主用途:事務所
客室数:
敷地面積:734.25㎡
建築面積:502.21㎡
延床面積:4204.24㎡
建築主:関電不動産開発
設計者:大和ハウス工業
施工者:大和ハウス工業
着工:202002
竣工:202102

 

所在地:大阪市中央区高麗橋3丁目1番6号

 

 

2021年5月の様子


現地の様子です。今回は関電プロパティーズ様にお招きいただき、ビルの内部を取材させて頂きました!

 

 

 


1階〜4階に「いちよし証券大阪支店」が入居しています。

 

 

 

 


いちよし証券大阪支店を真正面から見た様子です。三休橋筋沿いにありますが、ここだけ路面店の様な雰囲気です。

 

 

 


オフィスフロアのメインエントランスは、いちよし証券の左手にあります。

 

 

共有部の様子


エレベーターホールの様子です。まるで高級ホテルの様な質感でビックリしました。

 


ミッドサイズのオフィスでも使える素材が年々進化しており、それに許ない質感もドンドン向上している印象です。

 

 


エレベーターでオフィスフロアに上がりました。廊下はカーペット張りです。

 

 

 

 

 


木質感ある壁はヘリンボーン貼りになっていてお洒落な感じです。

 

 

 

 


廊下を見通すとこんな感じです。

 

 

 

 


トイレの姿見付近の様子です。

 

 

 

 


女子トイレには最近の流行を取り入れ、いわゆる「女優ミラー」が設置されていました。

 

 

 


トイレもホテル並みの美しさです。

 


給湯室はこんな感じです。最新鋭のビルなので天井が高くて広々としています。

 

オフィス内部



こちはら4階の様子です。1フロア104.53坪(345.56㎡)の広さがあり、用途に応じて3区画(A:35.96坪/B:29.56坪、C:38.98坪)に分ける事が出来ます。

 

 


貸室を通すとこんな感じです。天井高が2,650mmあるのでとても広々としています。

 

 


窓側は三休橋筋と高麗橋通りに面しており、1フロアを3分割しても全ての部屋で採光が良い環境です。

 

 


天井は600mmスパンのグリッド式システム天井。正面はフルLED照明です。

 

 

 

 

 


600mスパンに対応した空調を採用しており、天井を解体する事なく間仕切りに合わせた空調機器の移設が行えます。

 

 

 


フリーアクセスフロアは40mm対応。

 

 


こちらは9階の様子です。9階だけ防火壁があり、A号室(45.08坪)とB号室(59.45坪)に分かれています。上の写真はA号室の様子です。

 

 

 

貸室からの眺め


関電不動産高麗橋ビルの売りの1つが貸室からの眺望です。有名な近代建築物が複数立地する三休橋筋を見下ろす事ができます!

 


目の前には、日本基督教団浪花教会とオペラ・ドメーヌ高麗橋(旧大阪教育生命保険ビル)が!9階から見下ろしたアングルは、かなり新鮮でした。

 

 


4階からみるとこんな感じです。手前の赤レンガの建物は、旧大阪教育生命保険ビルで「中之島公会堂」や「東京駅(中央停車場)」を手掛けた辰野金吾の設計です。右となりは日本基督教団浪花教会で大丸心斎橋店本館をけが桁ヴォーリズの設計指導のもと竹中工務店が設計施工を行いました。入居テナントはこの眺めを毎日楽しみむ事ができます。

 

 

立体駐車場ほか


撮影ポイントを変えて、ビルの東側の様子です。

 

 

 

 


三休橋筋側に駐車場入口があります。車路の幅は5mありすれ違いが可能です。

 

 


奥に機械式駐車場があり20台を収容する事ができます。

 

 

 

 



最後はビルの裏手側の様子です。三休橋側は近隣の近代建築物との文脈を考慮した縦長の窓を採用するなど、現代と近代を結びつける様なデザインとなっていますが、裏手は意外にサイバーパンクな感じで面白かったです。

大規模な超高層オフィスビルだと貸室までのアクセス時間がかかり過ぎて非効率に感じる事がありますが、今回取材した「関電不動産高麗橋ビル」のサイズ感であれば非常に実用性が高いと思います。使い勝手が良いミッドサイズで、高品質なオフィスビルは、今後も根強い人気を集めそうです。

 

■物件の問い合わせ先

関電不動産高麗橋ビル 公式サイト

関電プロパティーズ株式会社 営業推進部
リーシンググループ

TEL:06-6947-1145
受付 9:00~17:00(土日・祝除く)

お問い合わせはこちら

 

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4 COMMENTS

OSAKAMANIA

賃料もそれほど高くなさそうで、中小企業にも優しいですね。
仰る通り超高層ビルは移動に時間がかかります。維持費もかかります。
小さくても意匠を凝らしたビルが建つのは嬉しいですね。船場ももっと活性化して欲しいです。

ぽり

オペラ・ドメーヌ高麗橋の高麗橋ビルは太閤園は運営権だけでビル所有者は別です。

koko

オペラ・ドメーヌ高麗橋は創価学会に売られました。
創価学会がどう活用するのか不明ですが、一般人にも何らかの形で開放されることを願っております

ぽり

オペラ・ドメーヌ高麗橋が来月営業終了されてしまいますね。心斎橋のフレンチ屋さん→四国の土建屋→北関東の紡績屋から太閤園と運営が変わり、一昨年内装リニューアルの際、再度見学させていただき、工事中の関電不動産高麗橋ビルを見下ろしていましたが、逆の構図で見下されるとは!
関電不動産高麗橋ビルの工事に99.9%使われていたであろう工事用仮設金物を販売している国元商会が(旧:ニッセイ信用ビル、カルボ高麗橋ビル)国元高麗橋ビルとして又隣に昨年9月に都心に戻って来ました。その隣の老朽化した関電の変電所ビルとスライドして内包移転して変電所を建替え商業化出来なかったのでしょうか?

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