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『キャノピーbyヒルトン 大阪梅田』 宿泊記 Part1〜レセプション、キャノピーコーナースイート編〜

 



キャノピーbyヒルトン 大阪梅田は、大阪駅北側にあった貨物基地跡の再開発「グラングリーン大阪」内に所在する、外資系高級ホテルです。「キャノピーbyヒルトン」ブランドとして日本初進出となりました。

キャノピーbyヒルトンは、ヒルトンが2014年にスタートさせたライフスタイルブランドで、地元の魅力を最大限に引き出したワンランク上のブティックホテルです。「Neighborhood(近所・近隣・地域)」をブランドコンセプトに、その土地に根差し、まちの特性を生かしたデザインやサービスを提供。世界で40軒以上展開し、18の国と地域で40軒の開業を予定しています。国内では、大阪梅田に続き、2026年春に「キャノピーbyヒルトン沖縄宮古島リゾート」が開業する予定です。

 

 



キャノピー大阪は、グラングリーン大阪の北街区・ノースタワーの10階〜25階の高層部分に、53のスイートルーム、19のコネクティングルームを含む全308室を展開。うめきた公園に面したカフェや、ルーフトップバーを含む3つのレストラン、3つのミーティング施設、フィットネスセンター等を備えています。プールやエグゼクティブラウンジはありません。

祝!グラングリーン大阪 先行まちびらき!Part2 完璧なランドスケープデザインと公園で寛ぐ人々の姿に感動!





大阪のクールな文化とローカルな要素を取り入れたライフスタイルホテルで、大阪の歴史や文化にインスパイアされたユニークなコミュニティスペースや、刺激的なダイニング体験を提供します。館内各所に大阪をモチーフにしたデザインが散りばめられているので、それを見つけるのも面白いかもしれません。

ホテルまでのアクセス方法

ホテルの住所:〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町6-38 グラングリーン大阪 北館

 


キャノピー大阪は、グラングリーン大阪の北街区・ノースタワーの10階〜25階の高層部分入居しています。



キャノピー大阪までの徒歩ルートはこんな感じです。JR大阪駅や地下鉄各線からは、大阪駅の「アトリウム広場」を経由して「グランフロント大阪」の館内を抜けていくのが最も簡単です。フラットな歩行者専用導線で信号機もないので安全快適です。

 


JR大阪駅のアトリウム広場はこちらです。大きな吹き抜け空間は特徴があり、行けば直ぐにわかると思います。

 


アトリウム広場からは「グランフロント大阪(グリーンじゃない、以前からある方)」の館内を通って、GFO北館まで行きます。

 


グランフロント大阪(北館)と、グラングリーン大阪(ノースタワー)は2階レベルで、歩行者デッキで接続されています。

 


グラングリーン大阪:北街区「ノースタワー」到着しました!

 


1階には、エントランスと、カフェ(Bean there, UMEDA)があります。


レセプションは11階にありますが、1階から専用エレベーターでアクセスします。

 


たこ焼きの鉄板をイメージした天井が印象的です。

レセプション

11階のレセプションに到着しました!エレベーターを降りると、大きなウォールアートと「シーソーのオブジェ」が現れました!

 


シーソーのオブジェは実際に乗って遊ぶ事ができます。

 


レセプションの様子です。アイランド型のチェクインカウンターは、『ふとん太鼓』をモチーフにしています。

 


出展:堺観光ガイド (sakai-tcb.or.jp)

『ふとん太鼓』は、大阪府河内・泉州地方や、兵庫県播磨・淡路島などで見られる、祭りの飾り山車の一種で、布団だんじり、布団神輿、布団屋台などとも呼ばれています。

 


キャノピー大阪のレセプションの様子です。アップで見ると、確かに布団ですね・・!

 


レセプションの奥までロビーが続いています。


ロビー奥からレセプション側を見た様子です


飾り棚には、ホテルの所在地に関連するオブジェが置かれていました。


黄金の「8」はどんな意味があるのかなぁ・・。



ロビーの奥は吹き抜け。10階のミーティングスペースが見下ろせました。窓の外は、うめきた公園の「ノースパーク」で、こちらは2027年春に滝や川、池が配された森林公園がオープンします。

 


ロビーの奥には、うめきた公園を一望する特等席がありました。


これは贅沢な眺めですね・・・!


さえにネスプレッソマシンが置かれており、宿泊者は無料で利用する事ができました。


最高の景色と美味いコーヒー。至福の時間ですね。


特等席の左側にはミーティングスペースがありました。


ミーティングスペースの様子です。

いよいよ客室へ!


チェックインを済ませて、いよいよ客室に向かいます。こちらは客室階のエレベーターホールの様子です。


フロアを飾るオブジェやサイン類も洒落てますね・・。


客室階の廊下の様子です。

コーナースイート(63㎡)


今回アサインされたお部屋は・・・
キャノピーコーナースイート(キングベッド)63㎡!

ヒルトンオーナーズ、ダイヤモンド会員特典のおかげで、超絶アップグレードしていただきました。コーナーイートは、ホテル各階の角部屋に位置するお部屋で、ゆったりと寛げるソファーを配したリビングエリアと、コーナーウィンドウを備えたベッドルームがあり、十分過ぎる広さがあります。

キャノピー大阪の客室数は308室ですが、コーナースイート(63㎡)51室、さらにキャノピー大阪スイート(95㎡)、キャノピーパノラマビュースイートルーム(127㎡)の2室を加えた、53室がスイートルームで、スイートの比率が非常に高くなっています。今回のアップグレードは、スイートルーム比率の高さが大きく影響しているのだと思います。

サービス案内とウェルカムギフト


2024年9月時点の館内案内です。朝食は6:30〜10:30、ヒルトン「ゴールド、ダイヤモンド会員」向けのゴールデンアワーは16:30〜18:00です。



ウェルカムギフトは「法善寺あられ」「たこ焼きソース味の柿の種」「キャノピー靴下」。各アイテムに一貫して『オレンジ色』の差し色が入っています。ギフトに靴下があって、びっくりしました。履き心地はかなり良いです。

 


ルームキーはこんな感じです。普通のクレジットカードサイズを半分にした、初めて見るタイプでした。

リビングエリア


リビングエリアの様子です。大阪が栄えた1600年頃の当時の地図をモチーフにしたアート作品や、千利休が作った現存する唯一の茶室・国宝「待庵(たいあん)」にて、秀吉が通った時に衣の袖が触れたことから名付けられた「豊公袖摺松(ほうこうそですりまつ)」にインスピレーションを受けたインテリアなどが楽しめます。

 


窓が大きくて明るい雰囲気です。W大阪のマーベラスキングスイート(80㎡)に比べると、一回り狭いですが、それでも充分以上の広さがあります。大型のソファーは掛け心地が良く快適でした。W大阪に比べると落ち着いたデザインなので、そこまでの派手さはありません。居心地はかなり良いです!

 


テーブルは背が高い造りで、インルームダイニングでの利用を想定していると思われます。


窓際から見た様子です。大阪の伝統工芸品にちなんだオブジェなど、ユーモアを忍ばせた居心地のよい空間を演出。脈々と受け継がれる商人魂や大阪の陽気で明るいバイブスを表現した印象的なデザインが、非日常感を盛り上がてくれます。

 


ウォールアートはこんな感じで、1600年頃の大阪の地図をモチーフにしています。

ベッドルーム


続いてベッドルームの様子を見ていきましょう!


コーナールーム、2面採光なので、メチャクチャ明るいです。エアコンのパワーを上げないと、メチャクチャ暑くなります。


ベッドボード付近の様子です。リビングルームとの間は、スライドスクリーンで仕切る事ができます。

 


スライドスクリーンを閉じるとこんな感じです。プライベート感が出てきますね。


ウォールアートの様子です。ウォールアートは、縁起の良いシンボルとして知られる豊臣秀吉の馬印「千成瓢箪(せんなりびょうたん)」をモチーフにしています。

 


ホテル名称の「天蓋(キャノピー)」を配したベッドボード。

 


ナイトテーブルの様子です。丸い照明器具は「たこ焼き」モチーフ?

 


電話機とBluetoothスピーカーの様子です。


ベッドルームは天井から床付近まで広がる大きな窓が特徴です。


カーテンを開けると、この開放感!
もう、「素晴らしい」という言葉しか出てこない・・・


客室からの眺めはこんな感じです。先日、先行街開きが行われたグラングリーン大阪が一望できます。

 



ベッドの様子です。コーナースイートの特徴がベッド付近の「小上がり」。デザイン的なアクセントを狙ったのだと思いますが、これがメチャクチャ危険です。まず、段差に引っかかって何回も転けそうになりました。特に夜間は危険過ぎる。さらにベッドがから起き上がる時、ベッドの高さが低すぎて上手く立ち上がれない。腰をいわしそうになる。ホンマにデメリット以外無いので、大きな不満点となりました。

 



気を取り直して、スイートルームはターンダウンサービスがありました。こちらはターンダウン後のベッドの様子です。テンピュールの枕はルームサービスで頼んだものです。


ナイトテーブルの様子です。ミネラルウォーターとグラスが置かれていました。


クローゼットの中にあったパジャマがベッドの上に置かれていました。さらに、ウェルカムギフトでもらった靴下が、もう2足追加されました(笑)


クローゼットは扉がないオープンクローゼットでした。


オープンクローゼットの様子です。水都大阪を表現した青ベースのデザイン「リバーブルー」を配しています。


セーフティボックスはこんな感じです。


チェストの中には、パジャマがありました。


よく見ると「きゃのぴー」の文字が(笑)


壁掛けテレビは55インチ。ご覧の通り角度を変える事ができます。YouTubeや、Amazonプライムビデオに対応したスマートテレビでした。

ミニバーコーナー


再びリビングスペースに戻り、今度はミニバーコーナーを見ていきましょう!

 


関西が起源といわれる福徳招来の縁起物である福助人形を模した「キャノピー君」。よく見ると顔のパーツが「Canopy」になっています。



ミニバーコーナーはこんな感じです。ネスプレッソマシン、電気ケトル、ミネラルウォーターが2本。ヒルトン系に多い、ウォーターサーバーの水を汲みに行くピッチャーがありました。


冷蔵庫内のドリンク類はこんな感じでした。

 


最後はウェットエリアを見ていきましょう!ウェットエリアは、写真真中奥の右側に位置しています。

ウェットエリア


ウェットエリアの様子です。ドレッサーは2ボウルで広々としています。


長円を描いた鏡。巨大な女優ミラーといった感じでした。


洗面台の様子です。高級感はそこそこですが、使い勝手は良好です。


アメニティ類はこんな感じです。歯磨き粉が、最近じわじわ増えている「千切って使うヤツ」でした(笑)
これは本当に使いにくいので是非とも普通のチューブ型にしてほしい。蓋が閉められないので歯磨き粉をチビチビ使う事が難しく、ドバーッと使ってしまうので、結果的に環境に厳しいアイテムなのでは?と思ってしまいます。

 


ハンドウォッシュとボディーローションは「thankyou.」というブランドでした。香りは中々良かったです。ドライヤーは「SALONIA」でした。

 



バスルームの様子です。洗い場付きのジャパニーズスタイルで安心です。バスチェアは未設置で、ルームサービスでも「用意が無い」との事です。バスチェアの貸出が無いホテルは始めて、ちょっとビックリ。開業間もないので、リクエストが多ければ用意されるかもしれませんね。



バスタブはこんな感じです。広さ、深さともに充分あり、非常に快適でした。特筆点は、バスタブ内に「リミッター」が無いことです。洗い場の排水能力が高く、室内に溢れ出す可能性が低いのかな?リミッターが無いのでバスタブの高さギリギリまでお湯を張る事ができます。肩まで存分にお湯につかれるので、これはとても良かった!◎

 


バスアメニティも「thankyou.」でした。こちらのブランドは各国のキャノピーで採用されている様ですね。ウッディな香りがかなり好みでした。


トイレはこんな感じでした。窓ガラスにはフィルムが張られています。





Part1まとめ


始めて宿泊したキャノピー大阪。大阪の地域文化を取り入れた印象的なデザインが特徴ですが、マスコミが好んで伝える、いわゆるステレオタイプの大阪をそのまま表現したデザインが若干鼻につく事がありました。

似たコンセプトのホテル「W大阪」や「アロフト堂島」では感じなかったのですが、安直なモチーフが多くて地元に対するリスペクトが少ないのかもしれません。一方、来阪する他所の観光客目線で見ると、解りやすいアイコンを見ることで手軽に「大阪に来た!」という気分になれるのかもしれませんね。マーケティング的にはアリなのかなぁ・・。



一方、客室から見える景色は本当に最高でした。2024年9月6日に先行街開きしたグラングリーン大阪の『うめきた公園』が一望でき、新時代の大阪を実感する事ができました。ビルオタ的には、この眺めを堪能できただけて、かなり満足する事ができました。客室は全体的には快適でバスルームなどは申し分ないのですが、ベッド周辺の小上がりだけは、危ないと思いました。

例によって掲載写真が莫大になったので、次回、Part2:朝食、ゴールデンアワー編に続きます!

『キャノピーbyヒルトン 大阪梅田』宿泊記 Part2〜ジャジャバー「ゴールデン・アワー」、CC:CARBON COPYでの「朝食」、「ジム」編

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