【再都市化ナレッジデータベース】←新規情報やタレコミはこちらのコメント欄にお願いします!

ロク京都(ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts)宿泊記 Part2〜サーマルプール、TENJINでの朝食、ダイヤモンド特典の1万円クレジットでインルームダイニング!


出典:ROKU KYOTO

ロク京都(ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts)宿泊記前回のPart1では、レセプション、水盤、客室(デラックスルーム・ツイン(50㎡))をご紹介しましたが、Part2となる今回は、サーマルプール、TENJINでの朝食を中心にご紹介したいと思います。また、ヒルトンオーナーズのダイヤモンド特典として付与された、エクスペリエンスクレジット10000円分でインルームダイニングを頼んでみました。それでは早速見てゆきましょう!

▼一番ニーズがありそうな客室レポートは下記の記事をを御覧ください!

ロク京都(ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts)宿泊記 Part1〜デラックスルーム・ツイン(50㎡)客室編、ヒルトン最上位ブランドの実力は?



 

天然温泉を利用したサーマルプール



ROKU京都のサーマルプールは、風景を楽しみながら1年を通じて利用できる屋外プールで、天然温泉を使用した温泉プールです。宿泊者は無料で利用できます。

プールの大きさは長さ25m(実際に泳げる範囲は約22M)、幅8m、深さは深さ1.2Mです。営業時間は8:00~21:00(サーマルプール・サーマルルーム)で、1日1回まで、60分制の事前予約制。4歳以上〜16歳未満のお子様は保護者同伴で平日10時~17時、土日祝9時~18時の利用となります。それ以外の時間帯は大人の時間となるので、ファミリープール感が苦手は夜を狙うのが良いです。


場所は、ホテル正面左端にあるTHE ROKU SPA内。客室棟の北側(正面から見て左側)に直通エレベーターがあり客室階からスムーズにアクセス出来ます。エレベータが目立たないので注意が必要です。



スパエリアの様子です。サーマルプールの利用者は、THE ROKU SPAのフロントに「◯時から予約している◯◯号室の◯◯です」と伝えるとスムーズに案内してくれます。サーマルエリアはルームキーでは入場不可で、スパフロントで専用のICタグ入りのリストバンドを受け取り、それをかざして入場します。



それにしても。このスパエリア、ROKU京都のどの場所よりもラグジュアリー感があって、いろんな意味で驚きました。この感じをレセプションやEVホールなどで再現してほしいです(笑)


出典:ROKU KYOTO

公式からお借りしたサーマルプールの俯瞰写真です。プールの奥にある客室は、ホテルに4室しかないプールサイドデラックス。THE ROKU SPA に一番近い位置にあり、客室のプライベートテラスからサーマルプールへ直接アクセスが可能です。


ROKU京都のサーマルプールは、隣接するしょうざんリゾートから湧き出る天然温泉を使用しています。しかし、温泉特有の硫黄臭などは全く皆無なので、温泉の臭いが苦手な方でも安心して利用する事が出来ます。

 


スマホ画像なので写りは最悪ですが、サーマルプールの全景です。実物は公式サイトの写真そのモノで想像以上に良い感じでした。



サーマルプールに入ると・・!「あったかい、なにコレ!?メチャ気持ちいいやん!」となりメチャクチャ気に入りました。チグハグな印象を受けていたROKU京都の僕の中の評価が爆上がりしました(単純)。最近、屋内プールしか入ってなかったので、空を見ながら浮かんでいるだけで・・・

最高に「ハイ!」ってやつだアアアアアアハハハハハハハハハハーッ!!!
ROKU京都に宿泊した際は、ぜひともサーマルプールを体験してみてください。

フィットネス(24時間営業)はルームキーで利用可能!


サーマルプールを堪能した帰りに、少しだけフィットネスジムを見てきました。


フィットネスはサーマルプールよりも1フロア上階に位置しています。階段で上がるのが手っ取り早いです。


フィットネス前の様子です。このあたりもラグジュアリー感があります。この感じをレセプション棟やEVホール・・以下略。


内部はこんな感じで、サーマルプールを見ながらランニングマシンで走る事が出来ます。


フィットネスジムはかなり広くて、ヨガマットを引いてヨガを楽しんでいる人を見かけました。

水盤の夜景は幻想的


ROKU京都の最大の魅力が大きな水盤を中心としたランドスケープデザイン。夜の水盤は幻想的な雰囲気に包まれます。

ROKU京都は、鷹峯三山の麓に位置しており、水盤は、周辺の自然とホテルを一体化させる役割があります。

ROKU京都の水盤は、周囲の風景や灯りを映しこむ水鏡として存在してます。

参考:ホテルザ三井京都の中庭。植えられた木々が主役の日本庭園です。


ROKU京都の水盤。このあたりは日本庭園感が強いですが、水盤全体で見るとオブジェクトが少なく、三井京都とは方向性が異なっていると思いました。ホテルの立地環境が異なるので、両方ともアリだと思います。

夜のティーハウスで気分転換


散歩がてら、水盤を眺めたあとはティーハウスに寄るのが良いです。


チェックインのピークが過ぎたティーハウスは、利用者が少なくとても静かでした。


小さな盆栽が少しだけリッツカールトン京都を連想させました。

ダイヤ特典のホテルクレジットでインルームダイニングを楽しむ!


MEMBER SILVER GOLD DIAMOND
客室のアップグレード
(スイートは除く)
ワンランク上のカテゴリー プレミアデラックスまで
朝食無料
エクスペリエンス
クレジット
●(10,000円)
小腹が空いてきたので夕食をどうしようか考えました。

ロク京都でのヒルトン・オナーズ特典は上記の通りで、ダイヤモンド会員は、館内のレストランやスパ、様々なアクティビティやサービスに利用できる、エクスペリエンスクレジットが1泊目は10,000円分、2泊目以降は1泊につき5,000円分を加算した総額が1滞在ごとに提供されます。使い方は簡単で、インルームダイニングやサービスを、部屋付にするだけでチェックアウト時に差し引かれる、というものです。

僕はヒルトンオーナーズのダイヤモンド会員なので、10,000円分のエクスペリエンスクレジットが付与されました。さらにHPCJ会員はルームサービスも20%割引になるので、今回はインルームダイニングを頼んでみました!


僕は、京都産和牛パテ・チーズバーガー(¥4,807)を頼みました。人生で過去一高額なバーガーを頼んだ気がします(笑)
しかし、HPCJ会員割引があるので繁忙期でも、ここから20%OFFになります。


中々のボリュームで、これ1個で十分満腹になるレベルでした。


肉肉しい感じで満足感高し。味はめちゃウマ!まではいきませんが十分に美味しかったです。


嫁さんは国産牛リブロースのステーキ重 味噌汁と京都の漬物(¥4,807)をチョイス。若干量が少なめに見えましたが・・。


これがめちゃ・・
( ゚д゚)ウマー( ゚д゚)ウマー( ゚д゚)ウマー!!!

次回は100%ステーキ重を注文すると思います。今回はこの2アイテムを頼みましたが、10,000円分のホテルクレジットがもらえる事や、HPCJ割20%OFFを考えると、少し足が出ても良いので1品3,000円程度のパスタ等を頼んでのでシェアするのも良いかな?と思いました。

朝食会場はレストラン「TENJIN」



朝食会場はレストラン「TENJIN」です。シェフズテーブル、オールデイダイニング、バーと3つのエリアに分かれていますが、朝食時は全てのエリアが朝食会場になります。朝食の営業時間は:7:00~11:00(最終入店10:00)

混雑を避けるために、ピークをずらして9:30頃に会場に行きましたが12組待ちと言われ、客室で内線連絡を待つ事になりました。その後、連絡が来たのが10:20で、会場に着いたのは10:25となりました。

※食事が終わってから閉店時間が近づいたタイミングで撮影

今回はJWマリオット奈良の様なフードファイトをするつもりはありませんでしたが、35分で試合終了となるスプリント・ファイトで全力疾走する事になりました(T_T)


店内のインテリアは「竹」をテーマにアートワークが施されています。天井が高く開放感があります。空間に対して席数が少ないので、比較的ゆったりとしている印象です。


TENJINの館内から見た水盤の様子です。


こちらは先程の反対側で、サンルームになっている「Engawa」の様子です。


オープンエアの「テラス席」の様子です。過ごしやすい季節であれば、非常に魅力的な場所になると思います。

メインが選べるハーフブッフェスタイル



ROKU京都の朝食は、メイン1品と、前菜を中心としたブッフェを組み合わせたハーフブッフェスタイルとなっています。宿泊時点(2023年8月)でのメニューは下記の通りです。

ROKU BREAKFAST(ロク ブレックファスト)¥5,692

下記、A+Bのハーフブッフェスタイル

 

<A:選べるメインディッシュ>

1:イエローオムレツ (プレーン または チーズ)
2:レッドスパイシーオムレツ (パプリカパウダー、一味唐辛子、トマト)
3:グリーンベジタブルオムレツ (ほうれん草、小松菜、春菊)
4:季節のエッグ ベネディクト
5:京鴨卵のフライドエッグ
*1〜5は、厚切りベーコン、骨付きソーセージ付

 

6:モーニングリブステーキ (グリル野菜) ※別途追加料金(+¥1,265)が発生
7:ベジタリアンプレート(グリル野菜、豆腐ステーキ)
8:ジャパニーズプレート (出汁巻き卵、九条葱ちりめん山椒、辛子明太子、御飯、味噌汁)

 

<B:ビュッフェカウンターの前菜、果物、ドリンク類>

 


ブッフェ台のフード類はこんな感じです。若干数、京都っぽいフードが用意されています。塩の種類が多かったのですが使い方がよくわかりませんでした。

 


ドリンクの中で良かったのが自家製グリーンベジタブル・ジュース。これ、めちゃウマでした!是非とも試してほしいです。

 


選べるメイン、季節のエッグ ベネディクトはこんな感じ。厚切りベーコン、骨付きソーセージが良い感じです。

 



選べるメイン、僕はジャパニーズプレート (出汁巻き卵、九条葱ちりめん山椒、辛子明太子、御飯、味噌汁)をチョイスしました!サバの塩焼きと味噌汁が美味しかった。前日に宿泊したJWマリオット奈良のラウンジでフードファイト(笑)してきたので、優しい和食が体に染みました。

 


ブッフェのフード(写真左)とジャパニーズプレートを合わせるとこんな感じになります。十分満足できる内容ですね。味は感動レベルではありませんが、そこそこ美味しいと思いました。

 

まとめ



ホテルの評価を考える時、人それぞれ「何に重点を置くか?」が異なると思います。また、ホテルステイに求めるモノも人それぞれで、ホテルの価格帯や目的によっても、評価軸がコロコロ変わると思います。

その上で僕の感想を書きます。僕は建物が好きなので、主にハード側を重視し、それに食事、サービスが続きます。高級ホテルには、普段の暮らしでは味わえない高揚感「非日常体験」を期待しています。

 



ROKU京都は、ヒルトン最上位ブランドで客室単価10万円以上のホテルです。ホテルの位置づけは、リッツカールトン、パークハイアット、フォーシーズンズ、三井京都など、各社のフラッグシップホテルとガチンコ勝負するポジションです。



その前提でROKU京都に泊まりましたが、最初に感じたのは館内のチープさです。まずホテルの顔というべきレセプションエリアがショボい。他のホテルで感じた特別感や高級感は全く感じませんでした。侘び寂びの解らん奴め!と言われるかもしれませんが、最高級ホテルに来た・・!という高揚感を求めていたので正直ガッカリしました。

 



『レセプションエリアはホテルの哲学があって、意図的に簡素なのかも。館内は凄いに違いない!』と思って宿泊棟に入ると、ビジホの様なEVホールが現れました。「これはヤバいのでは・・」。そう思い始めました。

 



しかし、客室はそれなりの水準だったので、ここは安心しました。細かく見てゆくと、縁側コーナーの木質パネルの素材が賃貸アパートのそれと変わらないビジホレベルだったり、洗面台の質感もエクセル東急レベルだったり、所々にコストダウンが見え隠れして、リッツ京都や三井京都に比べると質感という意味では劣るいう印象です。

チンチンに暑くなって持てないティーハウスの湯呑、デカすぎて使いづらい洗面所のコップ、垂直に取り付けられたシャワーヘッド、Type-Cしかないナイトパネル等、ユーザー本意ではない部分も見え隠れしました。9月からバスアメニティがポンプ式に変更になります。

 



一方、ホテルの良い点も沢山ありました。まず客室からの鷹峯三山の眺め。京都市内の外れとはいえ、このリゾート感は別格で素晴らしいです。そして、それらの風景を取り込む意図を持った美しい水盤。最初は寒々しいと思いましたが、色々な角度から見ていると、水盤の意図が感覚的にわかってきました。さらにサーマルプール。リッツ京都や三井京都のプールにも行きましたが、屋外天然温泉プールという唯一無二の存在は本当に凄い事ですし、気持ちが良かったです。質感は少し低いですが、広々とした客室は使い勝手がよく、デイベッドはメチャクチャ大きくて寛ぐ事ができました。石造りのお風呂も最高です。

 



最後にサービス面ですが、人によってばらつきがあり、素晴らしい接客をしてくれるスタッフと、昔ながらの日本のホテルマン的な印象が強い人がいました。車寄せでチェックインをアシストしてくれた女性は、ものすごくテキパキしているにも関わらず丁寧で良くしてくださりました。夜間もどこかでお見かけして、さらに朝食会場でも活躍されていたので「この人は一体いつ休んでいるだろう?」と心配になり、思わず声を掛けてしまったほどです。

また、妻が肩と腕が痛くなったので湿布がほしい、といった時に、ホテルに湿布があるとは思えずに『買い出しに行こう』としましたが、だめ目元でフロントに内線すると、数分で湿布を持ってきてくれました。感動です。そのほか、気配り目配りするスタッフも多くいて頑張ってる感は伝わってきました。



まとめると、最高級ホテルを目指しているが、チグハグさが目立つホテルで価格と内容が釣り合っていない、となります。現時点では、ヒルトンAMEXカードの決済で貯めたポイントや無料宿泊特典で泊まると最大のお得を発揮するホテルだと思います。僕も今回はヒルトンAMEXカード入会特典でもらった11万ポイントを使って泊まりました。現金直予約で12万円はとても払えません。

今後は、接客面の良い所や、チェックイン・朝食時のオペレーションを工夫する、湯呑、USBポート、シャワーなど細かい不満点を1つ1つ潰し込んで解消する、など地道な密重ねを続けて行けば、いつかはリッツや三井京都と並び立つ存在になれる思います。少なくとも、その可能性を秘めた器は持っているのですから。

施設概要



名称:ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts
計画名称:(仮称)京都鏡石ホテルプロジェクト
所在地:〒603-8451 京都府京都市北区衣笠鏡石町44−1外
交通:JR「京都」駅から約30分、京都市営地下鉄「北大路」駅から車で約15分
構造:RC造(一部木造及び鉄骨造)
階数:地上4階、地下1階
主用途:ホテル、レストラン、バー、ティーラウンジ、サーマルプール、スパ、ジム
客室数:114室 ※平均客室面積:50 ㎡以上
敷地面積:40,360.72m
延床面積:12,408
建築主:東急不動産
フランチャイザー:ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ
運営会社:東急リゾーツ&ステイ
設計者:東急設計コンサルタント
着工:2019年12月
竣工:2021年05月
開業:2021年09月

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です