大阪市交通局は2014年2月13日、野田阪神~南巽間の13.1kmを結ぶ地下鉄千日前線の全駅に可動式ホーム柵を設置すると発表し、設置工事は南巽駅から始まり、2014年3月15日の同駅の終電後から工事に着手、4月中に共用開始する予定です。その後はは南巽駅駅から西側に向かって順番に行われ、2015年2月までに千日前線の全駅に設置する計画です。
【出典元】
→大阪市交通局HP>千日前線に可動式ホーム柵を設置します ~さらなる安全をめざします~
4月下旬の南巽駅の1番線の様子です。未稼働ですが、可動式ホーム柵の設置および車両との段差と隙間を小さくする為、ホームの端のかさ上げ工事が完了しています。
可動式ホーム柵ユニットの様子です。先に可動式ホーム柵が導入された長堀鶴見緑地線と同様の物が設置されました。
可動式ホーム柵と電車の位置関係はこんな感じになります。
可動式ホーム柵の設置に合わせてホーム端を嵩上げするために小さなスロープが設置されました。車両との段差や隙間がほとんどなく、ドンピシャといった感じです。これで電車とホームの間に転落して挟まれる危険性はほとんど無くなりました。
可動式ホーム柵を円滑に運用するには、ホームに設置されたドアと車両のドアの位置を正確に合わせる必要があります。今回、可動式ホーム柵の導入に合わせて千日前線の全車両に自動列車運転装置(ATO)、定位置停止装置(TASC)が設置されました。可動式ホーム柵導入後の千日前線の電車は乗務員が乗車していますが、電車の運転に伴う一連の動作(加速→走行→停車)は自動化される事になります。こちらは停止位置直下の地上子の様子です。
※どこまでの動作が自動化されるかは不明です。発車指示とドアの開閉扱いは手動かもしれません。
ズラリとならんだユニットの様子です。地味ですが、可動式ホーム柵の設置に合わせて床材の一部が新しくなっており、駅全体が新しくなった印象を持ちました。
南巽駅の可動式ホーム柵は今月中に使用を開始する予定なので、もう間もなく稼働すると思います。
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>スタンバイ さま。
ホーム柵とホームドア(スクリーン)の違いは理解していましたが、本文のわかりやすさを優先して「ホームドア」の呼称でご紹介しました。
でも、逆にややこしくなりそうだったので、本文をホーム柵に統一しました。
ご指摘頂きましてありがとうごいました。
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いつも楽しく拝見しています。
少し指摘させてください。
厳密には、ホームドアは一般的には全面もしくはそれに近いものを指します。
なので、厳密には千日前線で施工しているものは「可動式ホーム柵」ですね。
(もちろん、一般的に「ホームドア」に「ホーム柵」を含めることが多いのは承知していますが、ご参考まで)