OsakaMetro(大阪メトロ)は、2018年12月20日に『地下空間の大規模改革及び 夢洲開発への参画について』の発表を行いました。駅のリニューアルについては、以前のニュースリリースで『御堂筋線9駅、中央線6駅のリニューアルを2024年度までに完了する』と発表しました。
一昨年に発表されたデザイン案はかなりぶっ飛んだ内容だった為、多くの批判的な意見が意見が集まり大炎上する事態となりました。そのため、同社に寄せられた多くの意見を踏まえつつ、多様性を大事にし「各駅の地域性や歴史性を活かす」という方向性をより深掘りし、奥山CDOの監修のもとデザインコンセプトやデザインをブラッシュアップしたデザインを新たに発表する事となりました。
【過去記事】→御堂筋線ー心斎橋駅グランドリニューアル工事の状況20.01(ホーム編)
→御堂筋線ー心斎橋駅グランドリニューアル工事の状況20.01(改札口編)
→御堂筋線ー心斎橋駅グランドリニューアル工事の状況 19.09
→御堂筋線ー心斎橋駅グランドリニューアル工事の状況 19.06
→御堂筋線ー心斎橋駅グランドリニューアル工事の状況 19.01
2023年4月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2023年3月だったので、約1ヶ月振りの取材です。
長らく追跡取材を行ってきた御堂筋線ー心斎橋駅グランドリニューアルですが、2023年4月、ついに工事が完成しました!!
天井付近の様子です。アーチ型の間接照明が点灯し、ホームのイメージが一変しました。メチャクチャ高級感があります。
ホーム側壁面の様子です。
アーチ型照明の基壇部の様子です。「心斎橋」をイメージしたクラシックな印象を与えるデザインに仕上がってます。
換気塔にはデジタルサイネージが設置されました。足下が光っており浮遊感があります。駅のホームとは思えないほど高級感があります。
デジタルサイネージに映し出された化粧品のCM映像。まるで駅構内が百貨店の『大丸』の一部の様に感じる一瞬です。
改札階に向かうエスカレーター付近の様子です。
ドーム空間以外のリニューアルも手抜かり無しです。
エレベーターもご覧の通りの美しさ。
小ぶりなベンチもお洒落なデザインです。
階段からホームを見通した様子です。
以前の心斎橋駅も結構イケてると思っていましたが、リニューアル後の駅と見比べると、もう古い駅には戻れないと思いました。
ついにグランドリニューアルが完成した心斎橋駅。駅に着いた時から『百貨店』の中、といった感じでメチャクチャ高級感があり、最高の出来映えだと思います。心斎橋は高級ブランドが集積する、世界的な『ハイストリート』ですが、その地に相応しい駅空間が誕生した事が本当に喜ばしいです。
2023年3月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2023年2月だったので、約1ヶ月振りの取材です。
ホームを見通した様子です。天井、壁面、床面の美装化がほぼ完了しました。
さらに、ホーム上の換気塔の周りに化粧パネルが取り付けられ、デジタルサイネージが設置されました。
発車票はホーム上に建てられた「T字」型の支柱に取り付けられました。
発車票はフルカラーLEDが採用されました。情報量的にはLCD(液晶モニタ)の方が格段に多いですが、視覚障害者への配慮として、より高輝度なLEDが採用されました。
改札階に繋がるエスカレーター、階段付近の様子です。こちらにも支柱が建てられ案内サインが取り付けられました。
このあたりの雰囲気はかなり良いですね!
最後は高倍率のズームレンズでホームを見通した様子です。
2023年2月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2022年10月だったので、約4月振りの取材です。
全体を見通した様子です。ホーム中央部にあった資材置き場が撤去され床材の美装化がほぼ完了していました!
もう、メチャクチャ高級感があります。ラグジュアリーブランドが集積する世界的な『ハイストリート』である心斎橋に相応しい駅に生まれ変わりました。
ホーム上にある換気塔の様子です。デジタルサイネージの設置に向けて換気塔を囲む形で装飾パネルが設置されました。サイネージモニタは枕木方向に設置されます。
ホーム上に設置された椅子の様子です。日中でも4分ヘッド、最短約2分ヘッドで電車がやってくるので簡易的なベンチとなりました。
さらに!発車票がフルカラーLEDの新型に更新されていました。これは見やすいですね。
アップで見た様子です。発車時刻が追加されているのが嬉しいです。
さらに、さらに!アーチ天井に設置された装飾パネルの一部が光っており、間接照明の試験点灯が行われていました!!
天井を見上げた様子です。写真ではチョット解りにくいですが、左半分の間接照明が点灯しています。
点灯箇所をアップで見た様子です。もう感動的な美しさです!!早く完全体を見てみたい。。
縦アングルで見た様子です。基壇部の照明は未点灯でした。
撮影ポイントを変えて、北側の天井付近の様子です。以前はむき出しだった間接照明が化粧パネルで美装化され完成形となりました。
いよいよ完成に近づいてきた心斎橋駅のグランドリニューアル。かなり凝った照明が用意されているので、完成形を見るのが本当に楽しみです!
2022年10月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2022年9月だったので、約1ヶ月振りの取材です。
ホームを見通した様子です。線路側の化粧板の取り付けが更に進みました。
アーチ型のアクセントパネルと、基壇部の石材風の化粧パネル。この1ヶ月間で取り付けがかなり進みました。
ホーム上にはインフォメーションボードの筐体が設置されました。
壮大なドーム空間を見通した様子です。
線路側の化粧板はかなり高級感がある仕上がりです。
最後はズームレンズで引き寄せて見たドーム空間の様子です。
2022年9月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2022年5月だったので、約4ヶ月振りの取材です。
久しぶりの現地取材です。ジックリみるとかなり雰囲気が変わっている事がわかりました。
雰囲気が変わった要因の1つは床材の張り替えが行われた為です。
さらに線路側の化粧パネルの取り付けが進んでました。焦げ茶色のシックな色合いです。
さらに壁面の一部は石材風の一層高級感のあるパネルが取り付けられていました!
アーチ型のアクセントパネルと、基壇部の石材風の化粧パネルは、今回のリニューアルのハイライトの1つと言えるものです。
ホーム端の様子です。
エレベーターもご覧の通りの高級さ。
さらにホーム北側は天井がメチャクチャ変わっていました!
ドーム空間にあしらわれたアーチ状のアクセントパネルと同じデザインです。ライトアップされるとこんな感じになるんですね。
ドーム空間を見通した様子です。ホーム端と同様にライトアップされるのでしょうか・・・?
着々と工事が進む心斎橋駅のグランドリニューアル。国内有数のハイブランドストーリーとである心斎橋エリアに相応しい、高級感のある駅に生まれ変わります。
落ち着いているけど明るく華やかな感じになりましたね
天井を見上げている人も結構いました
ホームを歩いていると床中央の麻葉文様が角度によって表情を変えて格好良かったです
>奥山CDOの監修
その奥山氏ですが、例の事件の後、CDOを辞任されたようですね。
今後またリニューアル計画が迷走することになりはしないかと心配してしまいます。
そうめん鉢、復活嬉しいな。今度は和傘のように渋いですね!やっぱり御堂筋線は「大・大阪」の歴史を語る重厚感が必要と思います。
待ちに待った天井がやっと姿を現しましたね
シャンデリアも以前の形を継承しながらもよりセンスのいいものになってます
対向壁のピンクのパネルは大国町と同じ鋼板にガラスを焼付た琺瑯(ホーロー)板です。施工された当時と違って新しい完成イメージのような細かいデティールや大理石の風合いが再現出来るようになりましたが、製造拠点が大阪から神奈川に奪われてしまいました。
最近のメトロの大理石調パネルはOBPに本社がある会社が輸入している中国製磁器パネルを使うことが多くなりましたが、心斎橋駅はどうなるんでしょうか?
階段やエスカレーター廻りの防火区画は法にのっとって両面2枚ずつ強化石膏ボード21ミリ貼施工されていますが、エレベーターは強化石膏ボード21ミリ片面3枚貼以上のはずですが、メトロの他の駅と同じくここも2枚しか貼られていないのですが、OKなの?
駅の雰囲気が激変する当初案は大きな物議を醸し、肯定派、否定派が持論を展開しましたね。私は肯定派だったのですが、結果的には当初案よりも良いものになったと思います。あの物議があったからこそでしょう。この間、大阪も賛成・反対でいろいろ大変でした。賛成票を投じた私がこの結果でよかったといつの日か思えるように…大阪が発展していってほしいと願っています。
初期案と比べて本当に上品になりましたね
せっかくなら蛍光灯シャンデリアじゃなくて本物に変えてもいいのに
実際に形になると良い雰囲気ですよね。
最初に提示されたデザインはどう考えても心斎橋の雰囲気ではありませんでした。
動物園前駅・・とか。
やはり心斎橋は高級感が必要です。