おおさか東線北区間は、城東貨物線の施設や用地を活用しながら複線化・電化を行い、新大阪駅から大阪東部地域を経て大和路線の久宝寺駅にいたる旅客線を整備する貨物線の旅客化工事です。2008年3月に放出から久宝寺までの南区間(9.2㎞)が先行開業しました。残る北区間11.1㎞の工事が行われてきましたが、2019年3月16日、ついに新大阪〜久宝寺間(11.1㎞)が開通し、全区間20.3kmの外環状線が開通しました!
おおさか東線全線開業特集。2駅目は新大阪駅から1駅目に出来た新駅「南吹田駅」のホームの様子をお伝えします。南吹田駅は、対式ホーム2面2線の高架駅で、8両編成対応。各ホームにエレベーターが1基、エスカレーターは各ホーム2基ずつ(上下)の計4基が設置されています。駅のデザインコンセプトは「神崎川と水路の風景」。おおさか東線は電車内から駅を識別しやすくするため各駅毎にテーマ色が決められています。南吹田駅は「オレンジ色」です。
さっそく新大阪方面行きの電車がやってきました。JR難波・天王寺〜奈良・王寺方面を結ぶ鶯色の201系を吹田市で見ると違和感が凄いです。
ホーム上の設備を見て行きます。最近のJR西日本の高架駅や新駅と同じコストミニマムな造りです。
エレベーターの様子です。JR西日本テクノス製の鉄道駅用エレベータ(J-Slim)が設置されています。
待合室の様子です。昨年開業した新駅「衣摺加美北駅」や「JR総持寺駅」と同じですね。
ホームの床材は全面アスファルト舗装で、ホーム中央付近はペンキでタイル状の模様が描かています。
エスカレーターの様子です。
発車標は3色LED2段。路線記号や駅ナンバリング、多言語対応など、近年発車標に求められる情報は増えています。JR西日本もそろそろハーフワイド液晶の発車標を採用して欲しいですね。
照明はLEDユニット照明。TOAのバレット型防犯カメラとワイドホーンスピーカーが設置されています。
久宝寺側からホームを見通した様子です。おおさか東線の新駅はホームドアが未設置です。推測ですが、現在使用されている4ドアの201系を数年後に3ドアの新型車両に置き換える為、あえてホームドアを設置しなかったのではないでしょうか。
こちらは新大阪側の線路の様子です。新線らしく「弾性枕木直結軌道」が採用されています。
南吹田駅は外環状線らしく大きなカーブを描いています。
最後は神崎川橋梁と201系の様子です。
可動式ホーム柵は、いずれ設置されると思いますよ。
確かに「外環状線」ですね。新大阪から東海道線支線、大阪環状線西側、関西線を通り、新加美駅手前のジャンクション線を使えば外回り大阪一周環状運行ができすね。イベント電車を走らせたら人気が出そうです。なんと言っても、地下を通らないので、窓外の景色を楽しめるのがよいです。
御金もかかるし、ホームドアを付ける事で開業が遅れるので付けなかったと思いますが
開業とセットで付けて欲しかったですね。
新設駅なのに、ホームドアは未設置なんですね。