
青の交響曲(シンフォニー) Blue Symphony は、近鉄南大阪線・吉野線を走る観光特急です。216年9月10日にデビューしました。青の交響曲(シンフォニー) Blue Symphony は「ゆったりとした時間を楽しむ、上質な大人旅へ」をコンセプトに、「あべのハルカス」が立地する大阪阿部野橋駅と、桜の名所吉野山の玄関口で ある吉野駅を結んでいます。青の交響曲は、この沿線を「青色の列車」が走り、魅力的な観光資源と調和し 響きあうことをイメージして命名しました。
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革張りのソファが配置されたラウンジ車の座席数は20席ほど。四人掛けの丸テーブルが2箇所、テーブル席が6箇所ほどとなっています。室内はLEDの間接照明とクリスタルガラスを用いた照明装置により上質な空間が演出されています。

ラウンジ車の妻面付近の様子です。桜をモチーフにしたアイアンワークなど調度品の随所に「桜」を見て取る事が出来ます。


ラウンジ車の壁面の様子です。本当に贅沢で高級感があり関心しました。

天井の様子です。造形も非常に凝っておりLEDを使用した間接照明も雰囲気バツグンです。

この小さなシャンデリアもオシャレですね。

BOSEのスピーカーから小粋なBGMが流れてきて車内の雰囲気を盛り上げていました。

ラウンジ車のにあるライブラリーの様子です。奈良の歴史にまつわる本や写真集などが置かれており。車内で自由に閲覧できます。

吉野寄りに設置されたバーカウンターの様子です。近鉄南大阪線・吉野線の沿線は、あすかルビ-や河内ぶどう、いちじく、みかんなど、フルーツの栽培が盛んな所です。沿線にはワイナリーや酒蔵も数多く立地しており、味わい豊かなエリアです。車内では、このような地元の素材・特色を活かしたスイーツやワイン、地酒などの販売が行われます。また、専属のアテンダントさんが乗車していて、沿線の名所やビュースポットの案内放送など、心を込めたサービスが提供されています。

バーカウンターで販売されている商品は品数も豊富で、売れ行きも好調でした。ビールサーバーが設置されていますね。阿倍野橋駅を発車した直後には行列が出来るほどの盛況振りでした。

このような、いわゆるビッフェ車に乗車したのは本当に久しぶりです。スーパー雷鳥のラウンジ車や新幹線100系のビッフェ以来かもしれません・・・。この効率化が重視される時代の中、電車の中にバーカウンターがあり、スイーツやアルコールを購入して楽しめるのは本当に贅沢だな、と思いました。


○柿の専門いしい 「西吉野の柿スイーツセット」 ・・・650円(税込み)
柿にこだわり様々な商品を開発している、西吉野の名店「柿の専門いしい」の柿スイーツとドリンクのセットです。(時期により商品を変更予定)。朴な味わいを持つ西吉野特産の法蓮坊柿を丁寧に干し、 甘さ控えめの国産渋皮入りの栗あんをいっぱいに詰め込んだ逸品です。ほっこり懐かしい甘さに干し柿のわずかな渋味が 重なり「郷愁」を感じます。2013 年には観光庁が選ぶ「旅のきっかけになる究極のお土産」に選ばれているそうです。

コーヒーも柿のスイーツもかなり美味しくて驚きました!特に柿のスイーツはもう一度食べてみたいと思えるほどの特筆すべき美味しさです。

また、ラウンジ車では青の交響曲記念乗車証を配布しており、この乗車証を吉野エリアのタイアップ店舗で提示すると、記念品が守られ得たり、割引が受けられたりするキャンペーンを実施しているそうです。ちなみにこの記念乗車証は吉野杉をつかっているそうです。

快適なデラックスシートやラウンジ車を行ったり来たりしていると、大阪阿部野橋駅から吉野駅までの約73分はあっという間過ぎて時間が足りないほどでした。

予想を超える盛況の振りの青の交響曲(シンフォニー) Blue Symphony 。1時間強のショート・トリップですが、国内でもトップクラスのハイクオリティなクルージング列車に乗車する体験をリーズナブルな価格で体験出来る、素晴らしい特急電車で感動しました。皆様も機会があれば是非一度「青の交響曲」に乗車してみて下さい!

