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「ライフサイエンスハブウエスト」を設置し「LINK-J WEST」が活動開始!三井不動産が大阪にライフサイエンスの新拠点を開設



三井不動産は2020年9月7日付けのニュースリリースで、大阪市内にライフサイエンス領域の交流や連携を促す新拠点「ライフサイエンスハブウエスト」と「LINK-J WEST」を開設したと発表しました。

東京・日本橋にある同様の拠点に次ぐ施設で、関西の大学や企業が持つ創薬の【シード】などを事業化しやすくし、産学官連携のイノベーション創出につなげる狙いがあります。新拠点は「コミュニティの構築」と「場の整備」の両輪でイノベーション創出支援を行い、LINK-J WESTが「コミュニティの構築」を、ライフサイエンスハブウエストは「場の整備」の役割を担います。

【出展元】
LINK-J 関西でライフサイエンス領域の交流・連携促進を本格始動 三井不動産 大阪に新拠点「ライフサイエンスハブウエスト」を開設 

 

LINK-Jとは?

 



LINK-Jは、三井不動産が中心となって設立された組織でライフサイエンス領域の更なるイノベーションを目指した、人と情報の交流プラットフォームです。2016年の設立で、製薬会社など法人や研究者ら個人の会員が計441、開催イベント数は518回/年に上ります。

LINK-Jは、分野を超えて、人と人とのリアルな交流を生み出し、刺激しあうことで、新たな価値創造を目指しています。差し詰めライフサイエンス領域の「赤ちょうちん」といった所でしょうか。また、コミュニティの醸成にあたっては、アメリカに数多くある人や企業をつなげるネットワーキング組織の取り組みを参考にして、日本に馴染むようにアレンジしながら実施しています。

機会と場の創出により、資金調達による事業拡大や、大手企業との事業取引など様々なスタートアップ企業が活躍の場を広げています。東京にある9か所の拠点には、ベンチャー企業や大学などのテナントが 126集積し、産官学の交流が促進されるなど、イノベーションの創出・育成に繋がるエコシステムが拡大しています。

 

「コミュニティを構築する」LINK-J WEST



 

大阪・関西には日本を代表する多くの製薬企業のルーツがあり、ライフサイエンス関連の優れた大学、研究機関等が多数立地しています。また2025年に開催される大阪万博は『いのち輝く未来社会のデザイン』がテーマであり、ライフサイエンス領域の研究開発の発展について、世界から注目が集まる機会が用意されています。

LINK-Jと三井不動産は、これまで東京日本橋で培った「交流・連携」「育成・支援」の取組を大阪・関西エリアでも行う為に「LINK-J West」を始動させました。LINK-Jは、国内外の様々なライフサイエンス団体・企業・アカデミア・自治体と連携しており、各アカデミアが持つ『シーズ』を発信し、協業先を探すイベント等を実施します。

今後は、大阪でイベント・プログラムを開催する他、大阪道修町・東京日本橋連携プロジェクトとして大阪と東京のイベントを双方向で繋ぎ、最先端のライフサイエンス領域の情報をリアルタイムに共有。関西アカデミア発のシーズや製薬企業の新しい試みなど、最先端の情報を東京とリアルタイム共有し、大阪-東京間のコミュニケーションを促進します。

 

 

「場を提供する」ライフサイエンスハブ・ウエスト



新拠点「ライフサイエンスハブウエスト」は、道修町近くの御堂筋三井ビルディングの4階の開設された交流拠点で、リアルとオンライン共に“ひとが集まる仕掛け”が導入されており、LINK-J WESTの活動の拠点となる他、大阪と東京をつなぐ場として機能します。

延床面積は約1000㎡で、イベント開催がしやすいカンファレンスルームや、交流の場としてのラウンジ、医療系のスタートアップなどが入居するサテライトオフィスなどが設けられました。

 

 



1:カンファレンスルーム
・東京・大阪を双方向で同時中継することができ、情報発信の場として機能
・LINK-J 会員は東京、大阪のどちらも利用可能

 

2:コミュニケーションラウンジ
・ライフサイエンス業界関係者の交流の場として機能
・短時間の打ち合わせや休憩場所としても利用可能
・オープンなイベントスペースとしても利用可能。カンファレンスルーム同様、東京・大阪間の同時中継機能有り

 

3:サービスオフィス
・関西のベンチャー企業や東京の企業のサテライトオフィスとして、オフィ
ス家具や機器、Wi-Fi などのビジネスに必要な機能を完備
・1名用から7名用まで、必要に応じた広さの選択が可能で、ベンチャー企業の需要に応じたオフィスを提供

 

このニュースを深掘りする



三井不動産が東京で展開するライフサイエンス領域の「赤ちょうちん」を大阪・関西に展開。大阪には、製薬企業、バイオベンチャーなどのライフサイエンス関連産業や、大阪大学、医薬基盤研究所、国立循環器研究センターなどの優れた研究機関が集積しており、東京で得たノウハウを関西に展開する事で「LINK-J」の事業拡大を目指す構想です。

ここ最近のトピックスを見ると、コロナ禍により政府の方針が変化した様に見られます。インバウンド需要を切っ掛けに国際観光都市のポジションを獲得した大阪の次のステージ、次世代産業を育成し、インバウンドに続く第2の成長エンジンを獲得する。その実現に向けて、様々な分野での動きが一気に加速しています。

1:三菱UFJ銀、大阪にスタートアップ支援拠点を開設
2:SBIがデジタル証券の取引所を新設
3:大阪取引所が国内初の『総合取引所』として始動
4:スタートアップエコシステム拠点形成「グローバル拠点都市」に選定
5:大阪と福岡に国際金融拠点、政府が外資金融機関の誘致強化

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三刀流

SBIの北尾社長は年度内にも香港撤退を表明しました。香港には証券業務や医薬品研究開発などの拠点を置おいており、関西への移転がありそうです。https://news.yahoo.co.jp/articles/a672b15507bdcc1f4b7ae3042160818a48a6b375

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