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ダブルツリーbyヒルトン京都駅 宿泊記Part1~客室 プレミアムルーム(キングベッド)、駐車場、レセプション編



ダブルツリーbyヒルトン京都駅は、JR京都駅八条口より徒歩5分ほどの八条通り沿いに所在する、米:ヒルトン系のホテルです。

ダブルツリーbyヒルトンは、米:ヒルトン・ホテルズ&リゾーツが展開するアップスケール(中価格帯)のホテルブランドで、世界56の国と地域で680軒(155,000室)以上を展開、国内では7施設が営業しています。(那覇、那覇首里城、沖縄北谷リゾート、富山、京都東山、京都駅、大阪城)

ヒルトン系の中では比較的低価格、かつヒルトンの高品質なサービスが受けられる安心感が売りで、チェックイン時にゲストに温かいチョコチップクッキーを手渡しするなど、ユニークなサービスを提供しています。

 



ダブルツリーbyヒルトン京都駅は、2018年6月に開業し、2023年5月に閉館した「ダイワロイネットホテル京都グランデ」をリブランドし、2024年3月29日に「ダブルツリーbyヒルトン京都駅」としてオープンしました。



ホテルは鉄骨造、地上9階建(一部6階)て、延床面積:約12,700m2、客室数は266室。オールデイダイニング、カフェ&バー、フィットネスセンター、ミーティングルームを備えるほか、ダブルツリーブランドとしては国内初となる「エグゼクティブラウンジ」が設けられました。大浴場やプールはありません。

2~6階と7階以上で内装デザインが異なる


出展:ダブルツリーbyヒルトン京都駅 公式HP
画像上段からゲストルーム、プレミアムルーム、エグゼクティブルーム。

客室は2階~9階に16タイプを展開。2~6階と7階以上で内装デザインが異なります。2階〜6階は一般客室で、古都・京都を感じるレトロモダンなスタイル。カーペットに和柄のテキスタイルを採用した、華やかなデザインが特徴です。7階以上は「エグゼクティブルーム」と「スイートルーム」で、エグゼクティブルームは「紫:を基調としたクラシックなデザイン。落ち着いた寛ぎの空間を演出しています。「スイートルーム」は3室あり、うち1室は日本文化を感じられる和スタイルの「畳スイートルーム」となっています。

各部屋のバスルームは「ゲストルーム」「アクセシブルルーム」「デラックスルーム」が洗い場無しの3点式バス、「プレミアムルーム」「エグゼクティブルーム」「スイートルーム」は洗い場付きのセパレートバスとなっています。3点式バスはビジホ感が強いので、プレミアムルーム以上がお勧めです。

ブランド国内初『エグゼクティブラウンジ』



国内のダブルツリーブランドとて初となる『エグゼクティブラウンジ』は、最上階9階にあります。ヒルトンオーナーズ・ダイヤモンド会員、エグゼクティブルーム、スイートルームの宿泊客が利用可能。チェックイン・チェックアウト、朝食、リフレッシュメント、イブニングカクテルなどのサービスを提供。

※詳しくは、宿泊記Part2でご紹介します。

駐車場は平面25台で先着順。宿泊者は24時間1000円


ホテルの駐車場は敷地南側にあります。ごく普通のコインパーキングで平面25台分を確保。宿泊者以外の一般客も利用で、宿泊者の事前予約は不可です。


宿泊者は24時間1000円で利用可。チェックアウト時にフロントに駐車場利用を伝えると割引券がもらえます。

エントランス〜レセプション



それでは館内の様子を見ていきましょう!こちらは京都駅の反対側、駐車場側にあるエントランス付近の様子です。ヒルトン系としては異色の「和風」デザインのエントランスです。

 


風除室の様子です。かなり高級感があります。



こちらがメインロビーの様子です!

ホテルの内装は「A Touch of Kyoto Essence -京都の伝統に触れる-」をコンセプトに、伝統の技法と現代美術が融合する空間を演出。エントランスロビーには、華道「生花」から着想した花器のモニュメント、天井には迫力あるアートを設置。清水焼などの工芸品がロビーエリアに点在、継承者が文化を発信できる場として未来へつなぐための工夫を施しています。

 


レセプションエリアはこんな感じです。北山杉を染め編みした壁アートなど、京都の伝統産業・資源を使用したインテリアが空間に調和をもたらしています。天井が高くて広々としています。ダイワロイネットホテル時代の売りの1つだった、壁際にある巨大LEDビジョンは未稼働でした。

カフェラウンジ 「グローブ ラウンジ」


1階レセプションエリアの対面にあるカフェラウンジ「グローブ ラウンジ」。カフェ利用者以外も利用できるオープンスペースです。


コーヒーの他、「日本酒の飲み比べセット」や世界各国のリキュールなどが楽しめます。


京瓦を使用したカフェラウンジのカウンター。洒落てますね。



グローブ ラウンジ」では、ホテルメイドのスイーツが楽しめる他、盆栽にインスパイアされた、1日10食限定のダブルツリーbyヒルトン京都駅限定スイーツ「盆栽ティラミス」もあるみたいです。ケーキ類はかなり小さいものでも1個1000円もするので、中々敷居が高いです。



チェックインを済ませて客室に向かいます。エレベーターホールは館内の南北に分かれて2箇所あります。エグゼクティブフロアやクラブは、高層階7〜9階にあり、ホテル北側のエレベーターでアクセスできます。南側のエレベーターは一般客室の6階まで繋がっており7〜9階には行けません。

 


客室階に到着しました!月夜を感じさせるシックなデザイン。


客室前の廊下の様子です。町家を連想させるデザインが随所に散りばめられています。

プレミアムルーム(キングベッド)33㎡



そして!こちらが!!
ダブルツリーbyヒルトン京都駅の客室です!!!


今回は「プレミアムルーム(キングベッド)33㎡」を予約していましたが、ヒルトンオーナーズダイヤモンド特典で1ランクUPの「キングエグゼクティブルーム(33㎡)」にアップグレードされました。


ヘッドはシモンズ製で寝心地は上々。リネン類の肌触りも良くて好印象です。

 


ベッドを真正面から見た様子です。


ヘッドボードの上部にあるウォールアートの様子です。紫色のウォールアートが客室全体に和の高級感をプラスしています。


ナイトテーブルとナイトパネル。ACコンセント、USB-TypeA端子があります。


窓側から客室全体を見た様子です。ウエットエリアが比較的コンパクトなので、33㎡の客室面積の割に、居室はかなり広く感じます。


角度を変えて客室全体を見た様子です。

リビングエリア


テレビボードとワークデスク、ミニバーコーナーが一体化した造り。このあたりは、リブランド前の「ダイワロイネットホテル」が得意とする造りで、そのイメージが強いです。旧ホテルが通常のダイワロイネットホテルよりも高級ラインのホテルだったので、全体的な高級感は1ランク上に感じます。

 


33㎡のゆとりを活かして、チェアセットがありました。最近流行りのデイベッドは未設置です。

 


この赤紫のチェア、色味がいい感じで落ち着きます。

チョコチップクッキーが美味しい!


チェアに座って、ダブルツリー名物の「チョコチップクッキー」をいただきました。世界中のダブルツリーで同じレシピで作られているそうです。

 


クッキーはこんな感じです。かなりの大きさのアメリカンサイズ。1個でもかなりお腹が満たされます。ほんのりと温かく、しっとりとした美味しいクッキーでした。

 


ルームキーはこんな感じです。いつもはダイヤモンド会員用の紫のカードホルダーに入れてくれるのですが、今回はなぜか水色のホルダーでした。

レストラン・エグゼクティブラウンジの営業時間


注目の館内サービスの一覧です!この紙が一番貴重な情報で、読者様が一番知りたい内容だと思います。

1階レストラン「ハーベストキッチン」の朝食は、朝7:00〜10:00(LO9時半)です。ホールスタッフが足りておらず、下げ膳が遅く回転は悪いです。その為、結構な行列に並ぶ事になります。

エグゼクティブラウンジの営業時間は8:00〜20:00まで。全時間帯でソフトドリンクやクッキーなどのおツマミが提供されています。
ダイヤモンド会員はエグゼクティブラウンジでも朝食がいただけます。朝食は7:00〜10:00。イブニングカクテルサービスは17:00〜19:00で、アルコール類やホットミール等が追加されます。詳しいレポートは宿泊記Part2でご紹介します。

サイドボード&ミニバー


客室レポートに戻ります。サイドボードの様子を見ていきます。


左端はドレッサーになっており、ここにも椅子が1脚あります。


電話やメモ帳、ACコンセントがありました。


エグゼクティブルームにはネスプレッソマシンがありました。分かりづらいですが、ネスプレッソマシンの後ろにUSB給電ポートがありました。



ビックリしたのが「水」。ダブルツリーは通常、廊下にある給水器に汲みにいくパターンなのですが、京都駅ではこのピッチャーに活性炭を入れて、水道水を飲む方式となっていました。味は結構まろやかで水道水感はありませんでした。また、ホテルの水道水を飲むのがどうしても嫌な方は、ホテルの隣にセブンイレブンがあるので、そこでミネラルウォーターを仕入れるのが良いです。

活性炭に入れ方は
1:上部の蓋をパカッと外す
2:その下部にある白い部分を回して外す ←ここが解りにくい。ノウハウ置いときます。
3:外したあと、その円筒形の先端(下部)にあるキャップを回す。そこに活性炭カートリッジを入れる。
4:戻して数分待つ。


サイドボード下部の様子です。冷蔵庫、電気ケトル、コーヒーカップなどがあります。


スリランカ紅茶の「ディルマ」。美味しいヤツがありました。


冷蔵庫はこんな感じです。


サイドボードの蝶番はこんな感じで和風デザインでした。


パジャマは華やかな柄の浴衣風でした。


セーフティボックス。


客室側から入口を見た様子です。外資系としてはかなり狭いですね。


クローゼットの様子です。こちらもかなり狭いです。大型のトランクは居室に置くことになりそうです。

ウエットエリア


ウェットエリアの様子です。石造りで高級感があります。


洗面台の様子です。備え付けのバスタオルが、メチャクチャ大きくて吸水性も良くて大変良かったです。大柄の僕としては本当にありがたいです。


ドライヤーはダイソン製でした。このドライヤー、メチャ風量が強くてあっという間に髪の毛が乾きますが、音が独特なので、掃除機で乾かしているよう気分になります(笑)


バスルームの様子です。洗い場付きのセパレートバス。最近のホテルはシャワーブースのみの所が多いので、これは嬉しいですね。


バスタブはこんな感じです。かなり小さいので足を伸ばして入るのは無理そうです。小柄な女性であれば十分な広さです。



シャワーはこんな感じで、レインとハンドの2Wayタイプです。水圧が若干弱いですが十分過ぎるぐらいのお湯はでます。ただし、ジャジャジャジャー!!というお湯の量は期待できまでん。


バスアメニティはポンプ式、ヒルトンではおなじみのクラブツリー&イヴリンでした。爽やかな香りが気にってます。

 


バスルームから洗面台を見た様子です。ガラス張りなので開放感があります。

 

トイレはこんな感じです。

 


トイレ内にUSB給電ポートがありました!これは初めて見たかもしれません・・・。

ダブルツリーbyヒルトン京都駅の中間まとめ



初めて宿泊したダブルツリーbyヒルトン京都駅。元:ダイワロイネットホテルをリブランドしたホテルなので、館内の造りは基本的にダイワロイネットホテルのままで、外資系ホテルっぽさが少ない感じでした。良く言えば「奇をてらったところがなく安心感がある」、反対の意見としては「非日常感が少ない」となります。今回アサインされたエグゼクティブルーム(33㎡)は落ち着いだデザインで居心地が良く、ウエットエリアとクローゼットを少し狭く作って、その分を居室に充てているため、平米数以上の広さを感じました。この割り切りは有りだと思います。

開業当初は、ヒルトン大阪や名古屋を凌ぐ5万円近いプライスタグが付いていたので、界隈では微妙な評判でしたが、最近は価格が熟れてきており、バスタブ有のプレミアルームでコミコミ3万円を切る日も出てきました。気になる接客も、今回の宿泊では大きなトラブルもなく不快な思いをする事は全くありませんでした。

京都駅から徒歩圏の交通利便性の高い立地で、ヒルトンの上級会員で朝食無料の特典があるか方なら、素泊まりでコミコミ2.3万円程度であれば中々良い選択肢になると思います。逆に、ハイシーズンになると、3万円後半〜の宿泊費となる為、価格が高い時は他のホテルが良いかもしれませんね。食事を含めたホテルの最終評価は、Part2のラストで書きたいと思います。

次回、Part2:エグゼクティブラウンジ、朝食、フィットネスジム編に続きます!

施設概要

名称:ダブルツリーbyヒルトン京都駅
所在地:〒601-8005 京都市南区東九条西岩本町15
交通アクセス:JR新幹線・東海道本線「京都駅」八条東口より徒歩5分
構造:鉄骨造
階数:地上9階建(一部6階)
客室数:266室
延床面積:約12,717.30m2
建築主:ケイエル・リース&エステート株式会社
設計・監理:大和ハウス工業株式会社
施工:大和ハウス工業株式会社
竣工:2018年
2018年06月(開業):ダイワロイヤルホテルグランデ京都
2021年10月(名称変更):ダイワロイネットホテル京都グランデ
2024年03月(リブランド開業):ダブルツリーbyヒルトン京都駅

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