かつやま恐竜の森に「リゾナーレ福井」誕生へ
星野リゾートが北陸初進出、2027年秋に開業予定
星野リゾートは、福井県勝山市の「かつやま恐竜の森(長尾山総合公園)」内に、新たな宿泊施設「リゾナーレ福井」を開業すると発表しました。2027年秋の開業を予定しており、2025年3月31日には現地で起工式が行われました。
福井県初進出となる本施設は、星野リゾートのリゾナーレブランドとしても北陸初の展開となります。恐竜博物館に隣接した立地を活かし、滞在型観光による地域経済の活性化を目指します。
自然と調和する建築、豊かな体験を提供

施設は地上8階・地下1階、延床面積は約12,684㎡、全100室で構成され、最大400人の宿泊が可能です。建物外観は、周囲に群生するアカマツと調和するよう、「松ぼっくり」をモチーフにした円柱形デザインが採用されています。
館内には約180席のレストランや物販エリアが設けられ、快適な滞在環境を提供。屋外にはアスレチック、ピクニック場、ハイキングコース、屋根付き広場などを整備予定です。恐竜をテーマとしたコンテンツや周辺施設との連携により、宿泊者はじっくりと恐竜文化と自然を体感できる仕掛けとなっています。
官民連携で実現するPark-PFI活用プロジェクト

本事業は、勝山市が管理する都市公園における再整備を目的に、国の「Park-PFI(公募設置管理制度)」を活用した官民連携プロジェクトです。2021年に実施された公募型プロポーザルにおいて、星野リゾートの子会社「勝山ホテルマネジメント」を代表とする企業グループが選定されました。
また、2022年には福井県と「リゾートホテル整備運営に関する協定」を締結しており、「リゾナーレ福井」はその第一号案件として位置づけられています。星野リゾートは、ホテルの運営にとどまらず、公園全体の魅力向上とにぎわい創出にも寄与していく方針です。
地域の魅力を体験に昇華するリゾナーレブランド

リゾナーレは、自然や文化、地域資源を体験型コンテンツに昇華させるリゾートブランドとして、国内外で7施設を展開中。山口県下関でも新施設の開業が予定されており、福井は9施設目となります。
本施設では、恐竜文化を軸としながらも、自然体験、食文化、地域交流といった多様な魅力を織り交ぜた滞在体験が提供されます。観光客だけでなく、地域住民も利用可能な場として整備され、地域と観光の新たな接点を創出します。
起工式開催、期待を集める地域拠点に

起工式には水上実喜夫勝山市長や熊谷組の上田真社長ら約60人が出席し、くわ入れの儀が執り行われました。水上市長は「恐竜博物館とともに、多くの来訪者を迎える福井県活性化の核になることを期待している」と述べました。星野リゾート国内企画開発グループの瀬尾光教ディレクターは、「恐竜と自然を活かした福井ならではの魅力を体験として提供し、地域にも喜ばれる施設を目指す」と語りました。
「リゾナーレ福井」施設概要
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施設名称:リゾナーレ福井
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所在地:福井県勝山市村岡町寺尾51-11(かつやま恐竜の森〈長尾山総合公園〉内)
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延床面積:12,684.28㎡
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客室数:100室
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階数:地上8階・地下1階
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施工者:熊谷組・大北久保建設・ダイド建設・大野建設工業 共同企業体
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建築設計:熊谷組一級建築士事務所/黒川紀章建築都市設計事務所
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デザイン・ブランド監修:クライン ダイサム アーキテクツ(KDa)
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ランドスケープ設計:オンサイト計画設計事務所(studio on site)
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開業時期:2027年秋(予定)