名鉄名古屋駅地区再開発事業の原案が判明。東海地方ではダントツ、国内でもトップクラスの規模となるビッグプロジェクトが動き出します。
読売新聞は、2023年11月23日に、名古屋駅周辺の再開発計画の原案を報じました。再開発は名鉄百貨店や近鉄パッセなど一帯の計6棟を取り壊し、約28000㎡敷地を開発、高さ約180mの高層ビル3棟を一体的に建設し、二つのホテルと商業施設、オフィスなどを整備する計画です。また、地下にある名鉄名古屋駅を拡張。現在の3面2線の駅施設を4線に増やす駅改良工事を実施。再開発ビルの事業費は3500億円超、鉄道駅の拡張費用は2000億円前後で、合計5500億円超のビッグプロジェクトで、2030年頃の完成を目指します。
【出典元】→名古屋駅周辺の再開発、高さ180mの高層ビル3棟でホテル・商業施設・オフィスなど整備へ…名古屋鉄道の原案
出展:GoogleMAP、筆者加筆。名鉄再開発の施設配置のイメージ
原案は、高さ約180mの高層ビル3棟を一体的に建設。延床面積が40万㎡以上(駅部を除く)。高層部が北棟と中央、南棟の三つに分かれ、各ビルを中層階の空中回廊(スカイロビー)で接続。一部は幹線道路の太閤通の上空にかかる構造となります。
北側ビルと南側ビルの高層階にはホテルが入居。北側は近鉄GHDが出店、南側は名鉄が高級ホテル勧誘を計画。中央と南側の高層階にはオフィス、中央と北側の低層階は商業施設、低層階にバスターミナルといった施設配置となります。南棟の低層部一部は用途が不明です。
再開発対象のビル
1:名鉄百貨店本館
2:名古屋近鉄ビル
3:名鉄バスターミナルビル
4:大手町建物名古屋駅前ビル
5:名鉄レジャック
6:日本生命笹島ビル
ウォール名古屋からトリプルタワーに変更!
名鉄は2017年3月に高さ約180m、南北約400mの巨大な壁ビル(俗称:ウォール名古屋)を発表。当初は2022年度着工、リニア開業を見据え2027年度の開業予定していましたが、その後コロナ禍などの影響で延期されました。
また、当初の壁ビルからデザイン性やオフィス需要などを考慮し、新ビルの構造は大幅に変更されました。名鉄は30年頃の開業に向け、共同事業者の近鉄GHDや三井不動産、日本生命保険との協議を本格化させています。
おまけ
今回の原案の施設レイアウト、少しだけグランフロント大阪に似ている気がしました。
名駅通りの地下に名鉄名古屋駅が移転拡張したとして、近鉄名古屋駅も多少現名鉄駅側に拡張できないのかな、と思いますね。如何せん昭和13年の狭いトンネルと一つしかないクロスポイントのおかげで入線待ちの赤信号が多いのと、特急列車の折り返し回送が多いので(米野車庫に退避)これ以上の増発は難しそうです。あとは1番線は3両までしか入選できず。
名鉄との乗り換え利便性は維持しつつ、なんとか双方自由度のある駅を実現してほしいものです。
大阪よりも棟数は少ないが、ビルの高さとボリューム感は名古屋駅前のがあるんですよね。
やはり梅田界隈は高さ制限の影響がありますね。
伊丹空港を廃港にして副都心にするくらいの計画も見てみたい!
その時には神戸空港が拡張して国際空港化して、日本が道州制になってるかなー。
より詳細な情報を出せるようになる頃には更に規模縮小してそうですね
わざわざネチネチ他都市の記事にケチつけに来るとか陰湿なやつだな
みっともない
ある種の名古屋の人には不満足な再開発プランでしょうね。
ある種の名古屋の人は航空規制の関係で高さ200メートルの超高層を建てられない梅田のビル群をショボいとか言っていましたので今回の名古屋駅前でありながら高さが180メートル程のビルはショボくて仕方がないのでは。