阪急電鉄は2019年5月31日付けのニュースリリースで、神戸本線の神戸三宮駅に可動式ホーム柵(ホームドア)を設置すると発表しました。阪急のホームドア設置は十三駅に次いで2駅目となります。ホームドアはスタンダードな腰高タイプで、一部のドアは透明なタイプを採用します。設置工事は2021年春ごろまでに完了する予定です。工事は段階的に進められ2.3番ホームは設置済み。さらに「2020年12月26日(土)初発列車から1番ホームのホームドアの使用が始まりました。
出展:2020年12月26日(土)初発列車から、 神戸三宮駅 1 番ホームの可動式ホーム柵の供用を開始します
阪急神戸三宮駅は2面3線の構造ですがホームドアは線路に面した4面全てに取り付けられます。神戸三宮駅に設置されたホームドアは一部透過型の腰高式で、高さは約1.3m(柵本体)、開口幅は約3.2m、厚み約200mm(柵本体)。十三駅に設置している可動式ホーム柵よりも約100mmの薄型化を行い、安できる限りホーム幅を確保するよう努めています。
2021年1月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2020年1月だったので、約1年振りの取材です。
ホームを見通した様子です。ホームドアの設置に合わせて床面の美装化が行われ見違える様に美しくなりました。
2020年12月26日から使用が始まった1番ホームのホームドアの様子です。
ホームドアの開口部の様子です。開口幅は約3.2mとなっています。
可動部のアップです。阪急のホームドアも上品さを感じるデザインですが、その秘密は可動部の仕上げです。消し墨色の可動部は美しくカットされ洗練された印象です。透過部を押させる型枠は車両のアルミの型枠を思わせるシルバーとなっています。非常に細かい所ですが、この少しのこだわりの積み重ねが全体のイメージアップに繋がっています。
ドアが開くとこんな感じになります。
ホームの一番狭い箇所はこんな感じです。三宮駅のホームドアは、十三駅よりも約100mmの薄型化を行い少しですがホーム幅が広くなりました。
阪急神戸三宮駅には2021年1月時点で3ホームにホームドアが設置されています。
ズラリと並んだホームドアは中々壮観です。梅田駅にホームドアが設置されたら、どんな眺めになるのでしょうか・・・。
最後に残る4番ホームの様子です。こちらも設置準備工事が進んでいます。
最後はズームレンズで圧縮したホームドアの様子です。
2020年1月の様子
現地の様子です。ホームドアを設置する為の準備が進んでいます。
年季の入った床材が一部新しくなりました。
ホームを見通した様子です。ユニットの設置箇所が良く解ります。
ホームドアを設置する為、床下が補強されています。
最後はホーム全体を見通した様子です。
ホーム柵の設置が私鉄でもどんどん進んで欲しいです。
阪急は特に特急の通過が多いので、全駅設置してほしいところです。