こども本の森 中之島は、大阪市の中之島公園内に建設される図書施設で、建築家の安藤忠雄氏が2017年9月に「施設を設計・建設し、市に寄付したい」と吉村洋文市長に申し入れた事で具体化しました。こども本の森中之島は、本の楽しさや芸術文化の魅力を発見する「知の森」として位置づけ、主に乳幼児から中学生の利用を想定。蔵書は2万5千冊で、作家や著名人が幼少期に影響を受けた本のコーナーも設けられます。
大阪市は27日、建築家の安藤忠雄氏が同市北区の中之島公園内に建設する図書施設「こども本の森 中之島(仮称)」の基本方針案をまとめた。本の楽しさや芸術文化の魅力を発見する「知の森」として位置づけ、主に乳幼児から中学生の利用を想定する。蔵書は2万5千冊で、作家や著名人が幼少期に影響を受けた本のコーナーも設ける。2019年秋の開館予定。
出典元:日経新聞>こども本の森 計画案まとまる 大阪市、蔵書2万5千冊
【過去記事】
→大阪市「(仮称)こども本の森 中之島」の建設状況 19.11
→大阪市「(仮称)こども本の森 中之島」の建設状況 19.09
→大阪市「(仮称)こども本の森 中之島」の建設状況 19.08
→大阪市「(仮称)こども本の森 中之島」の建設状況 19.03
→大阪市「(仮称)こども本の森 中之島」の建設状況 19.02
→大阪市「(仮称)こども本の森 中之島」は2019年秋の開館予定。建築家の安藤忠雄氏が建設し大阪市に寄付する意向!
施設は3階建てで延べ床面積は約800㎡です。壁一面に本棚を設置し、子供が絵本や伝記、科学、芸術などの本を自由に手に取り、公園内など好きな場所で読めるようになります。入場は無料ですが本の貸し出しは行われません。
2020年3月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2020年1月だったので、約2ヶ月振りの取材です。2020年3月1日に開館する予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大をうけ、当面の間の延期になりました。
南東側から見た様子です。施設は既に竣工しており2020年2月29日に報道機関向けの内覧会が開かれました。
北東側から見た様子です。
北西側から見た様子です。
敷地西側にあるスロープの様子です。
撮影ポイントを変えて、難波橋から見た様子です。
巨大な青いりんごのオブジェが置かれていました!青いリンゴのオブジェは、兵庫県立美術館にも設置されています。
このオブジェは安藤氏が、近代米国の詩人サミュエル・ウルマンが70代で作った「青春の詩」から着想しデザインされました。詩は「青春とは人生のある期間ではない。心のありようなのだ」「希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる」などとつづられています。安藤さんは「目指すは甘く実った赤リンゴではない。未熟で酸っぱくとも明日への希望へ満ち溢れた青りんごの精神」との言葉を寄せ、『挑戦心にあふれる青春のシンボルとして多くの人に触れてほしい』と語っています。
青いリンゴのオブジェが建物のガラスに映り込んで不思議な光景を作り出していました。
さらに撮影ポイントを変えて、北側対岸がら見た様子です。
最後は、こども本の森 中之島と周辺の様子です。
中之島公園に「地球の体温計」/アートコーポレーションが寄贈/安藤忠雄氏がデザイン(建設通信新聞)
https://www.kensetsunews.com/archives/594566