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ザ・サウザンド京都(THE THOUSAND KYOTO)宿泊記 Part2 〜客室編〜


ザ・サウザンド京都(THE THOUSAND KYOTOは、2019129日に京都駅前にオープンした、京阪グループのフラッグシップホテルです。ホテル名は、「京都=千年の都」の知恵から生まれたホテルとして「THE THOUSAND KYOTO」名付けられ、ロゴデザインは「1000」のフォルムをモチーフに、無限大より円が一つ多い形で、永く心に残るサービスを届けたいという思いを表現しています。

デザインコンセプトは「コンフォート・ミニマリズム」。日本の伝統・禅に通じる、引き算の思想から生まれるシンプルなデザインをベースに、光・風・緑・アートで艶を添える考え方で、京都の知恵と日本の美学が息づく、研ぎ澄まされた心地よい空間と体験を、建築・内装としてデザインされました。「庭の体験」「光の体験」「おもてなしの体験」の3つの体験を柱に、空間づくりが行われています。その優れた建築デザインは高く評価されており、2019年度グッドデザイン賞を受賞しました。

【出展元】
公式サイト>THE THOUSAND KYOTO
東畑建築事務所>THE THOUSAND KYOTO
POOL inc.THE THOUSAND KYOTO

▼エントランスロビーの様子はこちら!

ザ・サウザンド京都(THE THOUSAND KYOTO)宿泊記 Part1 〜エントランス・ロビー・大階段編〜



 

 



ザ・サウザンド京都 宿泊記、特集2回目は客室編です!こちらは吹き抜け空間側にある廊下で、格子越しに大空間を愛でながら客室に向かいます。

 

 

 

スーペリア・ツイン(37㎡)



今回宿泊したのはスーペリア・ツイン(37㎡)。サウザンド京都では、最もベーシックな客室ですがご覧の通りのクオリティの高さで驚きました。

 

 



 

公式サイトからお借りした客室レイアウトです。入口側ウエットエリアと収納・ミニバーを集中配置し「居室スペースを最大化」する、非常にメリハリのある施設配置となっています。

 

 


入口から居室側を見るとこんな感じです。ウエットエリア側の床面は石材、居室はカーペット敷き。バゲージスラックやクローゼット・ミニバーが右手側に収納されています。

 

 

 


こちらが居室の様子です。京阪グループのフラッグシップホテルに相応しい高級のある客室だと思います。また、メリハリを持たせたレイアウトのおかげで、面積37㎡とは思えない広々した空間が広がっています。

 

 

 


余計なものをそぎ落としたミニマライズされた客室は、シンプルで美しいデザインとなっています。

 

 


リビングスペースから入口側を見るとこんな感じです。

 

 


調度品は日本家屋を意識した低めの配置となっており、TVボードなどの視覚デザインから室内を広々と感じさせる工夫が見られます。テレビはスマートTVではなく、スマホからyotubeなどをCASTする事はできません。また、TV単体でネット動画を見る事もできませんでした。

 

 

 

リビングエリア


続いてリビングエリアを見て行きます。近年のホテルはベッド以外で、日中寛げるリビングエリアに注目が集まりつつあります。

 


大型の丸テーブルに曲線を多用したチェアが1脚。チェアから高級感がヒシヒシと伝わってきます。

 

 


大人一人が余裕で寝転べる大きさがあるソファー。大きなクッションが気持ちいい。近くにある京都伊勢丹で食材を買い込んできて客室でミニパーティするのも楽勝な広さです。

 

 


窓側にあるすだれ。京町家を連想させるアイテムです。

 

 


窓際壁面は鏡張りになっており広々感を効果的に演出していました。

 

 

ベッドサイド


ベッドは、W1,200×H2,030mm×2台がハリウッドスタイル置かれています。最近のホテルのベッドは何処も寝心地が良いのですが、サウザンド京都のベッドは特に気持ちよく感じました。レンタルでテンピュールピローをリクエストしたので、さらに快眠快適!

 

 


ベッドボード付近の様子です。壁面は和紙をイメージした壁紙となっています。このあたりはシンプルですね。

 

 


ナイトテーブル付近の様子です。照明は和を感じさせるデザインです。

 

 



ナイトパネルは「iPadミニ」。タブレット端末で、客室照明をシーン別に切り替えたり、空調制御、カーテンの開閉も操作可能です。さらに、ルームサービスやレンタルリクエスト、電子版の新聞やWeb検索なども出来、Youtubeの再生も出来ました(一定時間でホーム画面に戻り途切れますが)。また、ナイトーブル付近には、iPadとは別に照明をオンオフする物理ボタンがあり、タブレット操作なにに照明のオンオフが出来ます。寝るときにタブレットを操作して照明を切るのは面倒くさいので、物理ボタンがあると便利ですね。

 

 


電話機はこんな感じ。

 


ベッドサイドにあるUSB給電ポートとコンセント。USBは3A の高出力タイプで高速充電が可能です。

 

 

 


客室内のアートパネル。石材風の壁面と合わさって高級感と上質感を醸し出しています。

 

 

ミニバーとクローゼット


居室側から入口側を見るとこんな感じです。ミニバーは大きな引き戸で隠されています。

 

 

 


引き戸を上げるとミニバーが現れます。客室内は「隠す収納」が徹底されておりシンプルそのものです。

 

 


ミネラルウォーターが4本、コービーメーカーに急須セット。この湯飲み、かわいくてオシャレなのですがお茶を注ぐとメチャクチャ熱くなるので要注意です。

 

 


食器類はこんな感じです。伊勢丹のデパ地下で買い込んできた和菓子をお皿に載せると雰囲気抜群です。

 

 

 


冷蔵庫はこんな感じ。空きスペースが結構あり、仕入れてきた飲み物などを色々収納できそうです。

 

 


クローゼットはこんな感じ。ミニバーとは排他仕様となっており、同時に使う事はできません。

 

 

 

 

 


入口側にあるバゲージラックの様子です。

 

ウエットエリア


ドレッサーの様子です。広さはそれなりですが上質感があります。洗面ボウルが浅くて水はねが若干きになりました。

 

 


トイレはこんな感じです。清潔感があります。

 

 


バスルームの様子です。石張りの浴室はかなり高級感があります。

 

 


湯船はこんな感じです。サイズは1418サイズぐらいでしょうか?大人1人がはいるには十分過ぎる広さがありました。

 

 


壁面の様子です。ユニットバスとは段違いの質感の高さです。バスルームの注意点として、湯温調整がシャワー側の1箇所のみで、バスタブ側では出来ない事、泊まった部屋の問題なのか?シャワヘッドの角度が固定出来ない、レインシャワーの湯の落ち方がランダム(真下ではなく他方向落ちる)でちょっと変わっている、などがありました。

 

 

 


バスアメニティはこんな感じです。ホテルオリジナルの物が置かれていました。

 

 

まとめ


今回宿泊したザ・サウザンド京都。まず京都駅至近の利便性は最高でメチャクチャ便利でした。駅チカと引き換えに周囲がビルに囲まれており眺望は望めませんが、それを逆手にとった館内の吹き抜け空間の演出も素晴らしものでした。館内から客室に至るまで、計算されつくした余計なものをそぎ落とした洗練のデザインは本当に心地よく見ていて気持ちが良かったです。訪問時には若いスタッフが多かったですがホスピタリティが高く接客面でも満足する事ができました。

ハード面ではデザインは美しく素晴らしいのですが、バスルームやミニバーなど、細かい所での実際の使い勝手や使い心地(ユーザーインターフェース的な意味で)はあと一歩・・というのが正直な感想です。もちろん並みのホテルに比べればレベルが高いです。

サウザンド京都の宿泊料は、一休comで検索すると、素泊まり2名1泊2万円弱、朝食付き2.5万円程度となっています。京都に所在する他の外資系最高級ホテルとは価格帯が異なっているので単純比較は無意味ですが『京都駅前で上質なホテルに泊まりたい』と考えた時、このサウザンド京都は最有力候補になるもは間違いなさそうです。

 

ザ・サウザンド京都(THE THOUSAND KYOTO)宿泊記 Part1 〜エントランス・ロビー・大階段編〜

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