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西九州新幹線ー嬉野温泉駅(西九州では唯一の新幹線単独駅)



JR九州-嬉野温泉駅(うれしのおんせん)は、佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿に所在する西九州新幹線の新駅です。同市唯一の鉄道駅で、西九州新幹線の停車駅の中では唯一の新幹線単独駅となっています。駅施設は、全長160mの相対式ホーム2面2線を有する高架駅で、6両編成の新幹線車両に対応しています。温泉街からは北東に約1.5 km、嬉野温泉バスセンターからは約2.2 km離れており、新駅を中心とした街づくりが行われています。

 

 



西九州新幹線は現在の所、長崎から武雄温泉駅までの区間が部分開通しています。今回ご紹介するのは「嬉野温泉駅(うれしのおんせん)」。武雄温泉駅から10.9 kmの位置にあります。

 

 

嬉野温泉駅


〒843-0301 佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿甲

 

駅舎外観(温泉口・西口)



駅舎は「湯どころの趣のある駅」をデザインコンセプトに据え、嬉野の山並みをイメージした三角屋根のデザインで、温泉宿の装いを洗練された和の構成で表現しています。

 

 



真正面から見た様子です。駅前にはロータリーが設けらました。結構広いです。ちなみに、写真の左側に見えている工事現場は、米ホテル大手のマリオット・インターナショナルと積水ハウスが各地に展開している道の駅プロジェクトのホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット・佐賀嬉野温泉」で、2023年夏に開業する予定です。

 

 


駅前ロータリーの側に嬉野温泉を引いた「手湯・足湯」がありました!!

 

 


湯所らしい演出ですね!今回は分刻みのスケジュールで撮影していたので足湯には入れませんでした。

 

 


南西側から見た様子です。本当に和風の駅舎で温泉地にピッタリのデザインだと思いました。

 

 



西口には、嬉野市が運営する道の駅「うれしの まるく」がオープンしました。道の駅には観光案内所が設けられ、温泉や茶畑など、嬉野市ならではの魅力や、周辺自治体の観光地を紹介し、情報発信に力を入れています。

 

 


ロータリーの上屋の様子です。

 

 


特徴的なデザインで思わず撮影してしまいました。

駅舎外観(塩田川口・東口)


駅の反対側、東口の様子です。こちらにも小規模なロータリーが設けられています。

 

 


南東側から見た駅舎の様子です。

 

 

 


北東側から見た様子です。

 


塩田川口(東口)ロータリーの様子です。新幹線の単独新駅で周りには本当に何もありません。

 

 


東口からは茶畑を貫くトンネルが見えました。地形を物ともせずに突き進む姿が、新幹線鉄道である事を実感させます。

 

コンコース


続いて駅の中を見て行きましょう!こちらは改札外コンコースの様子です。もうメチャクチャ質感が高くで驚きました。

 

 


改札口側を見通した様子です。

 

 



自動券売機の様子です。券売機は1台のみ、しかも自由席専用で当日券しか買えません。さらに現金のみでカードは不可。新幹線駅なので、せめて「みどりの券売機」を設置してほしい、と強く思いました。これ、有人窓口が閉まると詰む人がいるかもしれませんね・・。

 

 




改札口付近の様子です。自動改札は2通路、発車票は3色LEDです。

 


自動改札をぬけ、ラッチ内から見た様子です。待合室は常に人が居たので撮影できませんでした。

 

 



ラッチ内コンコースを見て行きましょう!なんだか完璧なデザインで美しいです。よく見るとコンコースの左右でカラーとマテリアルを変えているではありまでんか!写真左が木質の暖色系、右が金属の寒色系、となっています。

 

 


ホームに向かう階段の様子です。

 

 

 





この左右対称のデザイン、メチャクチャ気に入りました。そして既視感がありました。少し考えると、これは京都にあるホテル「ザ ロイヤルパーク キャンバス 京都二条」と同じ手法だと思いました。

 

 


参考までに、ザ ロイヤルパーク キャンバス 京都二条のロビーです。こちらは床まで徹底的に素材を変えています。

 


再び嬉野温泉駅に戻って、こちらはラッチ内コンコースの最奥部にあるトイレ前の衝立です。

 

 



市民がデザインしたタイルは、嬉野市内を流れる塩田川や温泉をコンセプトに、カニやカメ、魚などがデザインされおよそ2000枚の肥前吉田焼タイルが使われています。

 

ホーム


続いては、ホームの様子をご紹介します。改札から長いエスカレーターにのってホーム階に到着しました。

 


エスカレーター付近の様子です。案内サインは内照灯がない看板でコスト削減の跡が見られます。

 

 


ホームを見通した様子です。ホームドアの稼働部がメチャクチャ小さいです。

 

 


ホーム柵の大部分がガラス張りになっているので、実際の幅よりも広々とした印象を受けました。

 

 


ホームの幅はこんな感じです。

 


対面のホームを見た様子です。

 


駅名標と発車票の様子です。

 

 


ホームの発車票も3色LEDでした。嬉野温泉駅は1時間に1本程度の運転本数で、通過列車が結構あります。

 

 


エレベーターの様子です。

 

 


待合室の様子です。

 

 


待合室内部の様子です。

 

 


嬉野温泉駅からはトンネルから飛び出してくる新幹線「かもめ」を愛でる事が出来ます。

 


嬉野温泉駅に停車中の「かもめ」。何回見てもカッコイイです。

 



嬉野温泉駅は通過する「かもめ」が結構あって、この駅を入れて、かつ短時間に3駅を取材するスケジュールを組み立てるのに苦労しました。駅舎のデザインは温泉郷の玄関口に相応しい和のテイストのデザインに仕上がっており、とても気に入りました。特に改札内コンコースの左右対称のカラーリングは必見です。

次の停車駅は「新大村駅」です!!

西九州新幹線の各駅

西九州新幹線ー武雄温泉駅(新・在を対面乗り換えで繋ぐ拠点駅)



西九州新幹線ー新大村駅(在来線駅を併設、長崎空港行き乗り合いタクシー『おおむらかもめライナー』の実証運行開始)



 

 

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