東横堀川リバーテラス2025春、水辺の新たな活用へ
大阪市は「東横堀川リバーテラス2025春」を開催し、水辺空間の利活用を探る社会実験を実施します。耐震護岸工事の一部完了に伴い、川沿いの遊歩道と東横堀公園を暫定開放し、市民とともに新たな活用法を模索します。期間は2025年4月13日(日)から5月11日(日)まで。本町橋から農人橋周辺が対象です。東横堀川はかつて大阪城の外堀として築かれ、物流の拠点として栄えていました。しかし、高度経済成長期以降、水質の悪化や都市開発により、川と街のつながりが薄れてしまいました。近年では水辺の価値が再評価され、人が集う場としての再生が進んでいます。
水辺を楽しむ多彩なプログラム
「東横堀川リバーテラス2025春」では、開放された遊歩道や橋の下空間を活用し、音楽、ダンス、リラックス、アート、ナイトイベントなど、多様なプログラムが展開されます。カテゴリー | イベント名 | 開催日 | 内容 |
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音楽とダンス | 本町橋Under Bridge Fes Vol.2 | 4月13日 | 音楽ライブ、マルシェ、飲食ブースが並ぶイベント |
はしのしたサルサパーティ | 4月18日 | ラテンダンスショーやDJイベントを橋の下で開催 | |
リラックス&文化 | 本町橋の下でリラックスフリーyoga体験&Bookマルシェ | 4月13日~5月11日 | ヨガ体験と書籍販売を通じたリラックス空間の提供 |
夜の幻想的な演出 | Waterside Projection Mapping | 4月29日~5月11日 | 高架下に幻想的なプロジェクションマッピングを投影 |
本町橋ライトアップ実験 | 4月13日~ | 歴史ある橋の夜間景観向上を目的としたライティング演出 | |
橋を巡る水と光のモニタークルーズ | 5月9日~11日 | クルーズ船でライトアップやプロジェクションマッピングを鑑賞 | |
水辺アクティビティ | 夜の水上さんぽガイドツアー | 4月18日~10月13日 | イルミネーションを施したシティサップボートでのナイトツアー |
βのMorning & Market | 4月20日 | 朝食イベントと手作り品のマーケットを開催 |
大阪・関西万博との相乗効果
2025年に開催される大阪・関西万博は、世界中から多くの観光客が訪れる一大イベントです。「東横堀川リバーテラス2025春」は、この万博と連携し、大阪の水辺文化を広く発信する絶好の機会となります。万博を契機に訪日外国人や国内旅行者の動きが活発になることが見込まれ、東横堀川エリアは新たな観光ルートとしての役割を担います。水上交通を活用した観光の可能性も広がり、市内回遊の活性化が期待されます。
また、万博終了後もこのエリアの活用を継続し、持続可能な都市開発のモデルとして発展させることが可能です。水辺空間を活かしたイベントやナイトアクティビティは、地域経済の活性化にも寄与し、東横堀川のブランド価値を向上させます。
さらに、万博に合わせて実施される「大阪リバーファンタジー」では、大型噴水ショーや阪神高速橋脚を活用した大規模なプロジェクションマッピングが予定されています。「東横堀川リバーテラス2025春」との相乗効果により、ナイトエンターテイメントの魅力が高まり、多くの来訪者を惹きつける都市空間が創出されるでしょう。
社会実験としての狙いと展望
このイベントは、市民や観光客に東横堀川の魅力を再発見してもらい、水辺空間の持続的な利活用を推進することを目的としています。今回の社会実験を通じて得られた知見をもとに、東横堀川全体の活用を検討。より広範な水辺再生と管理体制の確立を目指します。2025年の大阪・関西万博に向け、新たな観光名所としての整備を進め、大阪の水辺の魅力を国内外へ発信します。
「東横堀川リバーテラス2025春」を通じて、水辺の進化をぜひ体験してください。