南海堺東ビルは、 南海高野線の堺東駅直結の駅ビルで1964年に南館が、1984年に北館が竣工しました。古参のビルである南海堺東ビルでは耐震補強工事及びリニューアル工事が行われ、2016年3月に新規5店舗を含む12店舗がオープンし新たな駅ナカ商業エリアが誕生。南海堺東ビルは髙島屋堺店とその専門店、駅ナカ商業施設を合わせて約60店舗の専門店を有するビルとして生まれ変わりました。
南海堺東ビル施設概要
■所 在 地:堺市堺区三国ヶ丘御幸通59番地
■歴 史:昭和39年 南館竣工・昭和59年 北館竣工
■店舗面積:髙島屋堺店 約19,507㎡ 駅ナカ商業施設 約1,200㎡
■店 舗 数:髙島屋堺店 約50店舗(髙島屋及び専門店合計) 駅ナカ商業施設 12店舗(新規開業:5店舗 リニューアル:7店舗)
リニューアルコンセプト
駅ナカ商業施設を新たに誕生させることで、駅と隣接する「髙島屋堺店」との回遊性を向上させる。ビル全体の一体感を創出することで、堺市の玄関口である堺東駅の魅力を向上させ、街の集客力を高めることを目的とする。また、日常的な利便性を向上させ駅のにぎわいを創出することで、20~30歳代の女性を中心に若い世代を呼び込み、活気があふれ、ふと立ち寄りたくなるような駅ビルを目指す。
それではリニューアルされた「南海堺東ビル」を見て行きましょう。まずはメインエントランスの階段付近の様子です。美装化されて見違える様に美しくなりました。ただ、竣工後54年以上が経過している古参ビルの為、階段の急角度や天井の低さから設計の古さを感じます。
階段、エスカレーターを横から見た様子です。
改札外コンコースの様子です。久々に堺東駅を利用しましたが、あまりの変わりように驚きました。
改札口付近の様子です。
改札内部のよ数です。ペンキの塗り直しなど美装化はされていますが、改札外に比べると以前の雰囲気がそのまま残っています。
撮影ポイントを変えて、堺市役所から見た様子です。
美装化と耐震化が行われた「南海堺東ビル」。南海高野線の連続立体交差事業が具体化しない中、竣工50年以上の古参の駅ビルは、まだまだ現役で使われる事になりました。