
来年春の全線開業を目指して工事が終盤戦に差し掛かっているJR西日本の「おおさか東線」。JR西日本は2018年11月13日付けのニュースリリースで、全線開業時の運行体系の概要を発表しました。
運転体系は、久宝寺駅から大和路線を経由し、新大阪駅~奈良駅間を直通で結ぶ快速タイプの「直通快速」、新大阪駅~久宝寺駅間の各駅に停車する「普通」が設定されます。また「直通快速」は大阪メトロ中央線と結節する「高井田中央駅」、近鉄奈良線と結節する「JR河内永和駅」が新たに停車します。これにより、大阪東部地域・奈良方面から、新幹線の拠点駅である新大阪駅および大阪都心部への鉄道の利便性が高まる、としています。
【出典元】
→JR西日本>おおさか東線の運行体系などの概要について
おおさか東線全線開業時の運転体系

【直通快速】
新大阪~奈良間を運転。途中の停車駅は「放出」「高井田中央駅」JR河内永和駅」「久宝寺」王寺~奈良の各駅で、同区間の所要時間は約60分です。また「直通快速」は尼崎~放出駅間の運転を取りやめます。
平日
朝:奈良→新大阪 4本
夕:新大阪→奈良 4本
土日祝
朝:奈良→新大阪 2本 新大阪→奈良 2本
夕:奈良→新大阪 2本 新大阪→奈良 2本
【普通】
新大阪~久宝寺間を運転。全駅に停車。所要時間は、同区間約35分(新大阪~放出間約20分)です。
1時間あたり 4本(早朝深夜を除く)

発表された運転体系は現在の15分ヘッドの普通をそのまま新大阪まで延長し、朝夕に設定されている直通快速の行き先を尼崎方面から新大阪に変更する、といった予想の範囲内の妥当な計画だと思います。新大阪まで直通した「おおさか東線」がどの程度利用されるのか?今から楽しみになってきました。

