大阪市交通局では市営地下鉄のさらなる安全性の向上を図るため、可動式ホーム柵(ホームドア)の設置を進めており、今里線、長堀鶴見緑地線、千日前線、南港ポートタウン線の4路線全駅で可動式ホーム柵の設置が完了しています。2014年度の計画では御堂筋線の心斎橋駅と天王寺駅への設置が計画されていましたが、2015年3月1日から心斎橋駅の可動式ホーム柵の供用が始まりました。
【過去記事】
→御堂筋線ー心斎橋駅の可動式ホーム柵(ホームドア)は2015年3月1日から共用開始!
→御堂筋線心斎橋駅でも可動式ホーム柵の設置工事が進んでいます
→千日前線で設置工事が進む可動式ホーム柵がドンドン西側に進行。日本橋駅でも共用が始まる
→千日前線南巽駅で設置工事が行われている可動式ホーム柵(ホームドア)
→大阪市営地下鉄-千日前線全駅にホームドア設置、御堂筋線-心斎橋駅、天王寺駅にも導入!
→大阪市交通局-千日前線 新20系リフレッシュ車
さっそく御堂筋線心斎橋のホームの様子を見てゆきましょう!北行、南行きの双方にホーム柵が設置されましたが、元のホーム幅が広いために島式ホームの割には狭さを感じさせない仕上がりです。
ホーム柵の様子です。地下鉄の他路線に設置されたモノと同じタイプとなっています。
開閉部分はステンレスの枠にガラスが嵌め込まれた透明感のある造りになっています。
乗車位置とホーム柵可動部との位置関係はこんな感じです。
電車がやってきました。
心斎橋駅でも一番狭い、ホーム北側付近の様子です。
ドアが締まりました。ホーム柵の設置はちょっと厳しいかな?と思っていましたが案外余裕がありますね。
ついに供用が始まった御堂筋線心斎橋の可動式ホーム柵。可動式ホーム柵を円滑に運用するには、ホームに設置されたドアと車両のドアの位置を正確に合わせる必要があり、先に全駅にホーム柵が導入された、千日前線の全車両に自動列車運転装置(ATO)、定位置停止装置(TASC)が設置されました。可動式ホーム柵導入後の千日前線の電車は乗務員が乗車していますが、電車の運転に伴う一連の動作(加速→走行→停車)は自動化され、タイムロスが極小化されています(それでも到達時刻がびましたが)。
今回導入された心斎橋駅と天王寺駅の可動式ホーム柵はパイロットケース的な意味合いが強く、自動列車運転装置(ATO)、地上施設側の対応「定位置停止装置(TASC)は導入されずに、フルマニュアルでの運用となっています。その為、2015年3月1日から朝ラッシュ時の最初運転間が2分15秒毎→2分30秒毎に伸びています。全駅へのホーム柵を進めるためには、先のATC/TASCを導入する事はもちろん、全列車を高加減速車両で統一し、到達時分の増加を最小限にとどめる必要がありそうです。30000系の増備が一気に進まない理由はこの辺りにもある気がしてきました。
今回導入された心斎橋駅と天王寺駅の可動式ホーム柵はパイロットケース的な意味合いが強く、自動列車運転装置(ATO)、地上施設側の対応「定位置停止装置(TASC)は導入されずに、フルマニュアルでの運用となっています。その為、2015年3月1日から朝ラッシュ時の最初運転間が2分15秒毎→2分30秒毎に伸びています。全駅へのホーム柵を進めるためには、先のATC/TASCを導入する事はもちろん、全列車を高加減速車両で統一し、到達時分の増加を最小限にとどめる必要がありそうです。30000系の増備が一気に進まない理由はこの辺りにもある気がしてきました。
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可動式ホール柵に、路線カラーの線を入れてほしいと個人的には思います。
全線設置を早急にしてほしいですね。