JR西日本は大阪環状線で自動運転の実験を始めました。試験期間や実用化の時期は未定ですが、運転士レス走行を視野に入れ走行性能を確認します。 試験は踏切のない大阪環状線で営業運転終了後の夜間に実施され、関連装置の性能などを確かめ、技術面の課題を洗い出しが行われます。自動運転が実現できれば、安全性の向上や人手不足の緩和に繋がります。 【出展元】 →技術で切り拓く交通の進化~ JR西日本 技術ビジョン ~
JR西、鉄道自動運転の試験 大阪環状線で: 日本経済新聞 https://t.co/DtAB7CBu6M
— ロング@再都市化 (@saitoshika_west) February 6, 2020
自動運転の走行試験は走行中の電車と駅との距離に応じて自動的に加速や減速をする装置を使うとの事なので、自動列車運転装置(ATO)、定位置停止装置(TASC)を用いた自動化に向けた試験だと思われます。ATOが装備されれば、電車の運転に伴う一連の動作(加速→走行→停車)は自動化される事になり運転士は原則、ブレーキ操作などを行う必要がありません。
鉄道の自動運転については新交通システムの先駆者であるポートライナーやニュートラムが1980年代前半から無人運転を実現している他、大阪メトロ千日前線がATOによる半自動運転を実施しています。
今後予想される少子高齢化による利用客の減少、運転士の人手不足、高まる労働環境改善に対する圧力。その環境下でサービスレベルを維持向上させる為にはテクノロジーを駆使した省力化、自動化は必須となります。
JR西日本の試験走行が何所までのレベルを見据えた試験かは不明ですが、案外、ローカル線など運転本数が少ない路線から、自動運転から実用化されるかもしれませんね。
実用化するとなったら、乗り入れる他路線の車両が問題になりますね。
221系は当然対応できないでしょうから、置換えは必須です。
223系も駄目でしょう。
実用化=他路線を含めた大掛かりな車両置換え計画に発展しそうです