静岡鉄道は先日発表のニュースリリースで、静岡清水線で使用されている鉄道車両1000形に新型車両を導入すると発表しました。同線に新型車両が投入されるのは約40年振りで、2016年春からの運行開始を目指し、8年計画で24両(2両編成12本)を導入する計画です。
エクステリアは都会的で魅力的な街並みをつくる車両とし、静岡市都心部の賑わいの核のひとつとなっている「新静岡セノバ」と親和性が高い都会的なイメージだけでなく、長く愛される親しみやすさを兼ね備え、魅力ある街づくり、さらなる賑わいを創る静鉄グループの新しい「顔」となるものを目指しています。
【出典元】
→静鉄電車>静鉄電車 新型車両導入計画について
車両内部の様子です。広く、明るく、清潔感のある快適な車内空間は、人に利用しやすい快適な空間を追求したユニバーサルデザインになっています。液晶画面の新設し多様な情報提供を行うほか、座席端部に仕切り板や使いやすい吊り手やポールの採用、ベビーカー、車いすスペースの新設し乗客の安心感を高めています。
基本的なデザインはJR東日本のE233系をベースに静鉄オリジナルテイストを加えた様な感じです。注目されるのが液晶モニタ。完成予想パースを見ると超横長の画面が描かれています。阪急1000系が採用している32インチハーフサイズが搭載されるかもしれません。
こちらは現在の主力車両である、静鉄1000系です。1000系は、1973年から1985年の間に12編成が投入されました。全て東急車両の製造され東急電鉄の7200系によく似た感じの車両となっています。
こちらは静岡鉄道のメインターミナル新静岡駅の様子です。櫛形 2面3線の頭端式の駅で、一日の乗降客数は約1万9千人。地方都市のローカル駅と雰囲気は全く無く、大都市圏の私鉄駅然とした都会的な雰囲気の駅です。新静岡駅には駅ビル型商業施設「新静岡セノバ」が併設されています。
40年ぶりに新型車両が投入される事になった静岡鉄道ー静岡清水線。約1年3ヶ月ほどで、一足先に装いを新たにした新静岡駅に相応しい新型車両が発着する事になります。