名鉄3300系電車(3代)は、2004年に登場した名古屋鉄道の通勤形電車で、日本車輌製造のブロック工法によるステンレス車体で、19m級3ドア車です。写真の3308編成は2016年6月に投入された4次車で、名鉄では最新の通勤型電車です。
前面デザインはブラックマスクでスマートなデザインです。また行き先・種別表示一体型のフルカラーLED表示機が搭載され従来の名鉄のイメージを一新するデザインとなっています。
前照灯はHIDで標識灯はLED。大胆に赤色に塗られたスカートも従来のイメージを覆すものです。
先頭車両のサイドビューです。ビードの無いステンレス車体が最新形式である事を物語っています。側面の行き先・種別表示器もフルカラーLEDが採用されています。
ホームから見た停車中の名鉄3300系電車 (3代)4次車の様子です。
側面窓の様子です。濃いグリーンガラスはJR東日本のE233系などを彷彿とさせます。また、E233系と同様に車内のロールカーテンが省略されています。
ただ、側面に取り付けられた車両番号のフォントからは名鉄のコダワリが伝わってきました。
続いては車内の様子です。名鉄3300系電車 (3代)の4次車はオールロングシートとなっており、最近の通勤電車の標準的な仕様となっています。
座席の様子です。カンチレバー方式の片持ち式で座席下部がスッキリとしています。
座席面のアップです。シートはセミバケットシートで比較的モッチリとした掛け心地でした。
乗降ドアー間の座席にはスタンションポールが2箇所配置されています。
連結面付近の様子です。優先座席となっており、シートもローズピンクに色分けされてい他、床面のカラーも他の箇所と色分けされています。また、つり革も黄色になっています。
天井付近の様子です。照明器具は蛍光灯でLEDではありませんでした。
つり革は三角型で枕木方向に向いています。
乗降ドアーの様子です。両開きで化粧パネル付き、床面には黄色の計画色が配置されています。またドアー上部には17インチワイド型のLCD(液晶)タイプの情報案内装置が千鳥配置で設置されています。
LCD画面のアップです。
もう一度車内を見通してみました。
名鉄3300系電車 (3代)4次車。大胆に変更された前面デザインや最近のトレンドを取り入れたそつのない造りの車内など名鉄の最新型車両に相応しい近代的な車両に仕上がっていました。特に特徴的なフロントマスクのデザインは在来車にも取り入れられ、カラーリングの変更が行われいる為、この顔が名鉄の新しい通勤電車のイメージを作ってゆく事になりそうです。