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『ダブルツリーbyヒルトン大阪城』(仮称)大手前一丁目プロジェクト 建設工事の最新状況 23.08

天満橋駅周辺地域の大手前一丁目地区は都市再生緊急整備地域に指定されています。先に再開発が行われるA地区の敷地面積は約0.5haで容積率の最高限度800%。建物の最高限度は、高層部:100m、中層部:45m、低層部:25mとなっています。

計画では、大阪城を望むリバーフロントの立地を活用し、観光拠点機能を充実させる方針でテレビ大阪の放送局の機能に加え、国際競争力の強化に資する宿泊施設が設けられる予定です。新ビルは地上21階建て、高さ97.93m、延べ床面積は約3.9万㎡の規模です。建築主は日本経済新聞社と大和ハウス工業、設計施工は竹中工務店が担当。、2021年8月上旬に着工し、2023年年12月末に竣工する予定です。

【出展元】

都市再生特別地区(大手前一丁目地区)の変更

 

メディアと観光の複合拠点を形成するランドマークが出現

  新施設の建設地は「大手前地区 地区計画」が定められており、情報発信、業務、宿泊等の多様な機能導入により、都市魅力の充実と大阪城公園の玄関口としての観光拠点機能の強化を図り、天満橋駅と大阪城公園を結ぶ歩行者空間を創出し、快適で魅力ある複合拠点の形成を目標としています。水と緑が豊かで交通至便な立地条件にある大手前地区にメディアと観光の複合拠点を形成するランドマークとなる施設を開発し、地域に貢献できる空間整備が行われます。

1:テレビ大阪の本社が入居

日本経済新聞社は、新ビルの1~4階を区分所有しており、ここに日経グループの『テレビ大阪』本社が入居します。防災性の高いビルへの移転により放送機能の更新と放送の継続性を一層強化し、イベントの開催、天神祭りの生中継など、賑わいを演出し、地域の活性化を図ります。

2:ダブルツリーbyヒルトン大阪城

大和ハウス工業が区分所有する6~20階には、ヒルトンにとって関西初のブランドとなる「ダブルツリーbyヒルトン大阪城」がオープンします。総客室377室を要する他、レストラン、カフェバー、ロビーラウンジ、フィットネス・プール、エグゼクティブラウンジ、宴会・会議室などを備える予定です。

3:リバーサイドにテラス空間を設置

新ビルは、周辺環境との調和、エリアの回遊性向上や防災面にも配慮。外観デザインは「和模様」をコンセプトとし、隣接する大阪城の白壁や石垣、日本古来の市松模様など日本的な要素を取り入れています。また、寝屋川沿いには水辺に桜を配した、大阪城公園へと続くテラス空間を設置・敷地の東西には憩いと賑わいの空間となる多目的広場を整備し一般に開放します。災害時には、デジタルサイネージによる情報発信を行い一階エントランスを一時避難スペースとして開放するなど、防災面での地域配慮も行います。

これまでの経緯

大阪市は2020827日に京阪天満橋駅近くにある日本経済新聞社 旧・大阪本社やテレビ大阪本社などを含む「大手前地区地区計画」の地区計画原案を公表しました。日本経済新聞大手前別館は解体工事が行われており以前から再開発が噂されていました。敷地面積は約4000㎡で、解体工事は清水建設が担当、工期は201912月~20215月の期間に解体工事が行われました。

 

【出展元】 大阪市>地区計画原案の公衆縦覧及び意見書の受付を実施します              

日本経済新聞社 旧・大阪本社等の再開発が始動。大阪市が「大手前地区地区計画」の地区計画原案を公表!

   


天満橋駅周辺地域の大手前一丁目地区は都市再生緊急整備地域に指定されています。先に再開発が行われるA地区の敷地面積は約0.5haで容積率の最高限度800%。建物の最高限度は、高層部:100m、中層部:45m、低層部:25mとなっています。

計画では、大阪城を望むリバーフロントの立地を活用し、観光拠点機能を充実させる方針でテレビ大阪の放送局の機能に加え、国際競争力の強化に資する宿泊施設が設けられる予定です。新ビルは地上21階建て、高さ97.93m、延べ床面積は約3.9万㎡の規模です。建築主は日本経済新聞社と大和ハウス工業、設計施工は竹中工務店が担当。、2021年8月上旬に着工し、2023年年12月末に竣工する予定です。

【出展元】

都市再生特別地区(大手前一丁目地区)の変更

 

計画概要



大阪市のHPからお借りした説明図です。計画地は日経新聞大阪本社跡の「A地区」とテレビ大阪本社や大手前センタービルがある「B地区」に分かれており、地区合計約8000㎡ほどの広さがあります。都市計画によると、A地区は大阪城公園の玄関口のランドマークとなるメディアと観光の 複合拠点を形成するため、情報発信・業務機能の更新と宿泊機能等の導入を図る。B地区は、A地区とともに大阪城公園の玄関口にふさわしい質の高い景観形成や、にぎわいの連続性、周辺の地域環境を考慮した計画とし、業務、居住、商業等の機能を適切に導入する、となっています。

また、天満橋駅と大阪城公園の回遊性の向上に資する安全で快適な歩行者空間を創出し、水と緑豊かでうるおいのある良好な市街地環境の形成を図るため、敷地内に水辺のオープンスペースの確保や緑化等に努め、地域の防災性向上や環境への負荷軽減に配慮したまちづくりを行う、との記載があります。

 

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日本経済新聞社は2015年5月に大阪本社を高麗橋に新築した「日本経済新聞社大阪本社ビル」に移転しています。

 

A敷地:(仮称)大手前一丁目プロジェクト


計画名称 (仮称)大手前一丁目プロジェクト
所在地 大阪市中央区大手前一丁目1番1の一部他
交通 京阪本線 天満橋駅 大阪メトロ谷町線 天満橋駅
階数 地上21階・地下1階
高さ 97.93m
構造 鉄骨造
杭・基礎
主用途 ホテル、事務所、テレビスタジオ
客室数
敷地面積 4372.56㎡
建築面積 2760.16㎡
延床面積 38809.55㎡
容積対象面積 34195.49㎡
建築主 日本経済新聞社 大和ハウス工業
設計者 竹中工務店
施工者 竹中工務店
着工 2021年08月1日(予定)
竣工 2023年12月31日(予定)
備考 日本経済新聞社 旧・大阪本社跡を中心とする再開発計画。A,B地区の二区画に分かれており、先にA地区に新ビルを建設し、B地区のテレビ大阪を移転。その以後B地区の再開発を行う二段階の開発計画。A地区は大阪城公園の玄関口のランドマークとなるメディアと観光の複合拠点を形成するため、情報発信・業務機能の更新と宿泊機能等の導入を図る。

立面図・配置図


建築計画のお知らせに掲載されていた立面図です。低層部がテレビスタジオと事務所、高層部がホテルとなります。

 

 


建築計画のお知らせに掲載されていた立面図です。

 

2023年8月の様子


現地の様子です。前回の取材が2023年5月だったので、約3ヶ月ぶりの撮影です。


北側から見た様子です。基壇部を覆っていた足場がかなり撤去されており、外観は完成状態に近づきました。



高層部の様子です。DoubleTree by Hilton(ダブルツリーbyヒルトン)のロゴマークが取り付けられました!

ダブルツリーbyヒルトンは、ヒルトンが展開するホテルブランドの一つで、外資系ではマリオットのコートヤード、国内では三井ガーデンホテルやロイヤルパーク・アイコニック、エクセル東急、都シティといった高級ビジネスホテルと競合する位置づけです。

 


北西側から見た様子です。基壇部のシックな色合いが加わった事で、かなり高級感が増しました。

 


基壇部と川辺の様子です。

 

 


南東側から見た様子です。このアングルが一番ビルが「薄く」見えます。

 


南西側から見た様子です。

 


外観がかなり出来上がってきた『ダブルツリーbyヒルトン大阪城』(仮称)大手前一丁目プロジェクト 。何度か書いていますが、ホテル高層階からの大阪城ビューや、ギリギリ見えるであろう、中之島・梅田ビューが本当に楽しみです。開業しらたら、必ず泊まると思います。

2023年5月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2023年4月だったので、約1ヶ月振りの取材です。


北側から見た様子です。基壇部を覆ってい足場が取り払われ、外観は完成状態にかなり近づきました!

 


基壇部の様子です。

 


リバーフロントの様子です。このあたりには水辺の景観が楽しめるテラスが設けられます。京阪電車が丸見えなので絶好のトレインビュースポットになりそうです。

 


南東側から見た様子です。この角度で見るとメチャクチャ薄い建物に見えます。

 


「テレビ大阪」のロゴマークが取り付けられました。

 


少しはなれて見た様子です。

 


ダブルツリー・byヒルトンのアップです。

 


ロゴマークが取り付けられました。

 


近くで見上げた様子です。

 


基壇部の様子です。

 


最後は南西側から見た様子です。

 

2023年4月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2022年3月だったので、約1ヶ月振りの取材です。

 


北側から見た様子です。カーテンウォールの取り付けが進み、外観は完成状態に近づきました。

 


東側から見上げた様子です。基壇部の足場の解体が始まりました。

 

 


UPで見た様子です。テレビ大阪のロゴマークが取り付けられました!

 


南側から見た様子です。

 


撮影ポイントを変えて、東側から見た様子です。見る角度によって印象が大きく異なるビルです。

 


最後は北側から見た様子です。

 

2023年3月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2023年2月だったので、約1ヶ月振りの取材です。

 

 


既に計画上の最高部まで到達しており、棟屋の構築が行われていました!!

 

 


頂部をアップで見た様子です。外装カーテンウォールの取り付けもかなり進みました。

 

 


南東側から見た様子です。

 


南西側から見た様子です。

 


北西側から見た様子です。基壇部の壁面が姿を現し始めました!!

 


新ビルの1~4階は日本経済新聞社が区分所有しており、ここに日経グループの『テレビ大阪』本社が入居します。

 


リバーフロントの様子です。

 


最後は北側から見た様子です。

 

2023年2月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2022年12月だったので、約2ヶ月振りの取材です。

 


南側から見た様子です。高層部の外装カーテンウォールの取り付けが進んでいます。

 

 


頂部付近の様子です。おそらく棟屋だと思いますが、しっかりとした鉄骨で組まれていました。TV局の局舎があるのでヘリポートになるのかもしれません。

 


南東側から見た様子です。

 


東側から見上げた様子です。

 


近くで見上げた様子です。

 


北側から見た様子です。スッキリとした南側とは異なり、かなりメカメカしい形状をしています。

 


最後は真正面から見た様子です。

2022年12月の様子


地の様子です。前回の撮影が2022年9月だったので、約3ヶ月振りの取材です。

 

 


この数ヶ月間で鉄骨建方が一気に進み、ホテル階の構築がかなり進んでいました!

 

 


アップで見た様子です。TV大阪が入居する低層部とは角度が異なっており、大阪城ビューが楽しめる様になっています。

 

 


真正面から見た様子です。

 


南東側から見た様子です。

 

 


南側から見上げた様子です。できる限り大阪城ビューが楽しめる部屋を増やすレイアウトとなっています。

 

 


最後は南西側から見た様子です。

 

 

2022年9月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2022年8月だったので、約1ヶ月振りの取材です。

 

 


頂部付近の様子です。新しい分節の構築が始まっていました。

 

 


東側から見た様子です。

 

 


近くで見上げた様子です。

 


撮影ポイントを変えて、北側から見た様子です。テレビ大阪との境目はこんな感じです。

 

 


さらに撮影ポイントを変えて、大川越しに見た現地付近の様子です。

 

 

2022年8月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2022年5月だったので、約3ヶ月振りの取材です。

 


久々に現地を取材すると2機のタワークレーンが稼働しており、躯体が上に向かって伸び始めていました!

 

 


北東側から見た様子です。かなり大きな建物になりそうです。

 

 


さらに近づいて見た様子です。リバーフロントに親水空間が整備されるのですが、どんな感じになるのでしょうか。。

 

 

 


東側から見たタワークレーンの様子です。

 


南東側から見た様子です。

 


南西側から見た様子です。

 


最後は北西から見た様子です。

 

2022年5月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2022年4月だったので、約1ヶ月振りの取材です。

 

 


東側から見た様子です。先月に引き続き地下躯体の構築が行われていました。

 

 




敷地内をアップで見た様子です。この1ヶ月間でかなり工事が進みました。

 

 


東側から見た様子です。東西に細長い形状である事が良く解ります。

 

 


最後は南西側から見た様子です。

 

 

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13 COMMENTS

アリー my dear

低層階部分のテレビ大阪より上、ホテル部分へと構築が進んできましたね♪

アリー my dear

この現場にもタワークレーンが登場しました(^_^)

アリー my dear

おはようございます(^_^)
地下躯体の構築が順調に進んでいますね。ここが開業すればキャッスルビューは文句なしの極上の風景を堪能できそうです♪

なや

テレビ大阪のスタジオは何個設置されるか分かりますか?

アリー my dear

おはようございます、さっそく見に行かれたんですね。
あとは完成予想図と、入居するホテルブランドがどこなのかが気になります(^_^)

アリー my dear

おはようございます。
https://www.constnews.com/?p=97222

“ 日経旧大阪本社ビル跡地開発は8月上旬に着工/21階建て延べ約3・9万平方㍍/日経と大和ハウス工業 ” 
ビルの規模は21階建て延べ約3・9万平方㍍で、建物高さは97・93㍍。現在は先行工事を進めている。ビルの完成は2023年12月末を予定している。

ぽり

A地区の解体中の旧本館とB地区のテレビ大阪の入居しているビルのレンガ風タイルは、昔京都の陶器卸商だった平田タイルが自社でタイルを製作するようになってからの初の大型物件で、打込みタイルの様に見えますが現場貼りで、社長陣頭指揮のもと自社施工した記念物件だったようで、当時の建築論文に記載があります。
A地区
主要用途:ホテル、事務所B1F駐車場(機械2層式) 1〜4Fテレビ大阪、5F機械室、7Fホテルロビー 上層部客室
敷地面積:4,378.62m2
階  数:地上21階、地下1階
建物高さ:約100m
延床面積:約38,500m2
完成予定:2023年末竣工
多目的広場などに石垣が再利用されるようです。

アリー my dear

日経旧大阪本社ビル跡地の容積率を800%に引き上げ/大阪・天満橋の複合開発に向け/大阪市が都市再生特別地区を変更手続き
https://www.constnews.com/?p=88346

建築物高さの最高限度は高層部が100㍍。

ぷんぷい

敷地内に水辺のオープンスペースの確保ですかぁ。。。
前に流れる川が大川なら良いのですが、敷地前の第二寝屋川の水質は最悪です。冗談抜きでめっちゃ臭いです。。
大川も第二寝屋川と合流してから一気に水質が悪化するんじゃないですかね?

大阪には水質浄化技術を持った企業があるので、改善できればいいのですが、もともと水がよどむ低湿地の河内平野を流れてくる川の水質浄化は難しそうです。

コキカン

初めてコメントを書かせて頂きます。

旧日本経済新聞社大手前別館の解体作業が終わった後の再開発がどうなるのかは、確かに気になります。

特に、現社屋が隣接する、テレビ大阪の新社屋まで建設されるのかどうかが一番ですね。

テレビ大阪の現社屋も建設から結構、経っているので。

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