大阪メトロは2020年11月19日付けのニュースリリースで御堂筋線梅田駅の地下空間世界最大のLEDモニター「Umeda Metro Vision」が「デジタルサイネージアワード2020」グランプリを受賞したと発表しました。
デジタルサイネージアワードは、デジタルサイネージコンソーシアムが主催し、公募したデジタルサイネージ作品の中から優秀な作品を選出・表彰することでデジタルサイネージ市場の活性化を目指す事を目的としています。
作品募集は、2020年7月13日(月)~2020年8月31日(月)にデジタルサイネージコンソーシアムサイト上で行われ、9月~10月にかけてWEB上で行った審査会でグランプリ1点と優秀賞10点が選出され、大阪メトロの「Umeda Metro Vision」がグランプリに選ばれました。
【出展元】
→御堂筋線梅田駅の地下空間世界最大のLEDモニター「Umeda Metro Vision」が「デジタルサイネージアワード2020」グランプリを受賞しました→デジタルサイネージアワード2020受賞作品
「Umeda Metro Vision」は駅のプラットフォーム上に、地下空間における世界一のサイズ(ギネス世界記録認定)の縦4m×横40m(解像度 縦1,080×横11,520)のベゼルの無いファインピッチLEDを設置したことで、圧倒的なインパクトと話題性を生みました。新しい目的を持ったクリエイティブ、エンターテインメント、ライブビューイング、インバウンド向けの映像情報の発信などの可能性が期待されるメディアです。
「Umeda Metro Visionは壁面上部に設置されていることから通行人が多い場合でも放映が遮られる心配がなく、クオリティの高いコンテンツを心置きなく訴求することが可能です。
最大の特徴は、幅40mのワイドビジョンを活用した1ビジュアルでの迫力のある圧倒的な放映や32:1で3分割した放映が可能な事です。静止画と動画を組み合わせることで、フレキシブルにクリエイティブを展開することもできます。商品告知をはじめ、ブランディング展開を見据えたプロモーションにおいても非常に効果的なデジタル媒体となっています。
今年の「デジタルサイネージアワード2020」ではTwitter Japanの『2020 NewYearキャンペーン』やサッポロビールが行った『世界初の電車内ダイナミックDOOH展開 属性別素材放映』、報道写真の新しい見せ方『ラグビーW杯デジタル報道写真展』、
ビズライト・テクノロジー・宍倉の『三密回避AIビジョン』などが優秀賞を受賞しています。
本年度のエントリー作品からはディスプレイの効果的な「大型化」、最新のAI・テクノロジーの実装という2つの流れが見えました。2020年に予定されていたオリンピック・パラリンピックに合わせた設備投資とLEDのローコスト化の後押しもあって、自由なサイズのシームレスで高精細な画面が次々に出現しています。媒体そのものも話題になりましたが、クリエイティブの可能性も大きく広がりました。また、最新のAI・テクノロジーの実装が「やれるからやってみる」という段階から、「必要だから実装する」という段階に進み、ダイナミックDOOHが実現されてきました。
今後は、LEDの低価格化が進み、ベゼルレスで、自由な大きさ、カタチを作成できる高精細LEDビジョンの普及がさらに進むと予想されます。DOOHの進化を合わせて国内のデジタルサイネージは今まで考え付かなかった箇所や、カタチ、用途に向けて展開が進むと予想できます。
日々の技術進歩に、私みたいな者はなかなか付いてゆけずでお恥ずかしい限りですが…これは素直にうれしい結果です!