JR西日本-201系リニューアル車

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201系電車
は、1979年に試作車が登場し、1981年から量産が開始された国鉄の直流通勤形電車です。国鉄として初の電機子チョッパ制御を採用し、電力回生ブレーキを装備した「省エネ電車」として設計・製造されました。中央線快速・中央・総武緩行線・JR神戸・京都線(京阪神緩行線)の3線区に合計1,018両の新製投入され、JR西日本には224両が継承されました。JR西日本の201系は、神戸・京都線に321系が投入されたタイミングで玉突き方式での転配属が行われ、大阪環状線と大和路線投入され、同時にに内外装の大規模リニューアル工事が行われました。














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大阪環状線改造プロジェクトが発表され、新型車両の投入がアナウンスされた為、急に201系リニューアル車を撮影したくなりました。環状線でのオレンジ色の201系の活躍も残り数年かも・・と思ったからです。















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フロントマスクの様子です。いつの間にか、行き先幕がLEDされていました。













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車内の様子です。基本的な造形はオリジナルの201系のままですが、天井を含めた化粧板が張り替えられており、比較的新しい印象を受けます。











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座席端の仕切り袖の様子です。207系に準じた模様になっています。











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座席の様子です。モケットを張り替えただけで、基本はオリジナルのままのフカフカシートです。












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一番大きく変わったのは側面窓です。従来の田の字窓から上下2段の窓割りに変更され、下段は横方向に長い1枚モノの固定窓になっています。これは腐食防止の効果を狙っているのですが、視覚的には新しい印象を与えており、今回のリニューアルで一番大きな変更点だと思います。












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ドアの様子です。ステンレスむき出しでオリジナルのままです。LED等の情報案内装置が無いのが寂しいですね・・・。










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天井の様子です。ラインデリアはオリジナル、化粧板が全面的に張り替えられています。













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車端部の様子です。







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朝日に染まる201系リニューアル車の車内の様子です。
















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芦原橋駅に進入する201系リニューアル車















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環状線で活躍が続く201系リニューアル車。大規模な更新が行われている為、古臭さはあまり感じませんが、最新鋭の321系や225系と比べるとやはり時代遅れ感は否めません。ドア上部にLED方式の情報案内装置を取り付ければ相当印象が変わるのではないでしょうか?環状線には新型車両の導入がアナウンスされているので、数年の間に新車が投入され、環状線の201系は他線区に残る103系を駆逐する為に(おそらく阪和線とおおさか東線、奈良線)玉突きになると思います。でも、予想の斜め上を行く転属を行うJR西日本なので、全く違う玉突き人事になるかもしれませんね。