阪神電鉄 住吉・芦屋間連続立体交差事業は、 阪神電鉄の住吉駅から芦屋市境まで の約4kmの区間を連続的に高架化し、交差道路や側道の整備を行い、踏切の解消 と都市環境の改善を図る連続立体化事業です。この区間の高架化が完成すると11カ所の踏切が除却され、33カ所の交差道路で南北に分断されていた市街地が 一体化されます。この工事に伴い「青木駅」と「深江駅」の2駅が高架化されますが、今回は青木駅ご紹介します。こちらは現地に掲示されていた完成イメージパースです。青木駅は2面4線の立派な高架駅に生まれ変わる予定です。
【資料引用元】→神戸市HP
【事業概要】
○事業区間:阪神電鉄 住吉・芦屋間約4km
○除去する踏切: 11箇所
○整備する道路
・交差道路: 33路線(魚崎幹線、青木幹線、商船学校線、深江幹線など)
・側 道: 3路線(阪神沿北側線など)
○高架になる駅: 2駅(青木駅、深江駅)
※現地に掲示されていたパネルを撮影しました
続いて高架化工事の施工順序をご紹介します。多くの高架化工事の順序と同じく、用地買収で確保した土地に仮設線路を敷設し、上下線の順序で移設、元の線路跡に高架を構築し、上、下線の順で高架に切り替え、最後は仮設線を撤去して完成といった順番で工事は進められます。
阪神本線の住吉・芦屋間連続立体交差事業は、2006年11月に事業に着手、2011年04月から下り線(三宮方面行き)の高架工事が行われてきましたが、2015年12月12日の始発列車から、魚崎駅~芦屋駅間の下り線が、高架に切り替えられました!
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今回も撮影枚数が多いので、2回に分けてご紹介して行きます。1回目の今回は駅舎の外観などのち地上部〜改札階にかけて、です。
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まずは、高架化された新しい下り線の様子です。真新しい高架橋のコンクリートがツヤツヤしています。
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こちらは役割を終えた下り線仮設ホームの様子です。
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これから、この仮設ホームや線路を撤去し、その跡地に新しい上り線が構築されます。
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続いて、新しい高架駅舎の様子を見て行きます。
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青木駅は完成時には2面4線構造の高架駅になる為、下り線部分だけでも、かなりの規模の駅に見えます。
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ホーム階から地上部を見下ろした様子です。上り方向のエスカレータと階段が設置されています。
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高架橋の下部を見通した様子です。駅付近の柱には化粧板が取り付けられています。
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こちらは地上階と改札階を結ぶエレベーターの様子です。
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改札外コンコースの様子です。
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自動券売機は2台のみ設置されています。
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自動改札機は3通路分が設置されています。
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改札内コンコースの様子です。真ん中にはホーム階に繋がるエレベーターが設置されています。青木駅のアクセントカラーはメタリック・グリーンで、エレベーターと高架橋脚は同じ色となっています。
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こちらは改札階とホーム階を結ぶエスカレータの様子です。上下方向2機が設置されています。
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下り方向のエスカレータがあると、大きなカバンを持った旅行客や、足の不自由な人は本当に助かります。
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一部の柱は青色のモザイクタイルが貼られていました。
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最後は、改札階に繋がる階段の様子です。
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関西の私鉄も地下鉄も頑張ってますね。環状線プロジェクトは、基本50年前の駅舎の躯体に塗装するリニューアル。全国、全世界からの観光客が見てるのだからもうちょっと頑張ってほしいな。
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最近阪神電車の駅は、気合の入ったリニューアルや改築がされてますね。神戸三宮のような拠点駅だけでなく、青木や深江のような日中普通しか止まらない駅にも、きちんとお金をかけていることがわかります。同じ高架駅でも、他社においては安く作ったのがまるわかりの駅も多いですから、阪神電車が「駅」の価値向上に着眼していることがうかがえます。これは駅周辺のイメージアップにもつながり、長期的に見たら阪神電車の収益にもつながることでしょう。