JR桜井線ー京終(きょうばて)駅は、奈良市南京終町 211 番地、平城京の南の外れに位置する小駅です。この駅は難読駅として有名ですが、今回ご紹介するのは木造の駅舎。
この駅舎は1898(明治31)年の駅開業に合わせて建てたもので、木造平屋建て広さ約145平米。何度か改修され、屋根がふき替えられるなどしてきましたが、2017年夏に待合室(広さ約68平米)、秋には駅務室(約77平米)が奈良市に無償譲渡され、開業時の姿を復元するリニューアル工事が行われました。
復元は開業の頃の写真などを参考に、窓枠をアルミ製から木製に戻し、外壁の板の張り方を元通りに一部縦張りに変えられました。
待合室のようです。小規模ですが、趣のある室内となっています。
照明はシャンデリア調で、レトロ感を醸し出しています。
プラットフォームから見た様子です。
行き交う電車は105系が多いですが、春から最新鋭227系への置き換えが始まります。
和歌山線・桜井線に新型車両227系の導入が決定!JR西日本が同線の105系・117系を227系の2両編成28本、計56両で置き換えると発表
役務室の様子です。小さなイベントスペースになっている様子でした。
開業当時の姿が甦った、桜井線ー京終駅。今後は、観光トイレ及び京終駅前広場緑地整備工事(第3期)が進められる計画です。
ずいぶんと気合いの入ったリニューアルをしたのですね。桜井線はふだん利用しないため、初めて知りました。
和風の駅がもっと増えてほしいです