北陸新幹線は、全国新幹線鉄道整備法に基づき、東京~大阪までの整備計画が定められている整備新幹線です。1997年10月1日に高崎から長野までの117kmが開業、その後2015年3月14日に長野から金沢までの240kmが開業しました。金沢から敦賀間の125km(工事区間:白山車両基地~敦賀間113km)については、2012年6月に用地・土木構造物関係の工事実施計画の認可が得られ、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構が建設主体として2022年度末の完成をめざし、工事が進められています。
【出展元】→「北陸新幹線がつなぐ『北陸』の未来
出展:http://info.pref.fukui.jp/sokou/s-hinkansen/3-1.html
北陸新幹線が敦賀まで延伸されると乗り換えが必要になりますが、金沢・富山と大阪・名古屋間の所要時間が相当短縮されます。上の図は福井県からお借りしたものですが、これによると大阪ー金沢間は28分短縮、大阪ー富山間は40分と劇的な時間短縮が図られます。
北陸新幹線は敦賀延伸に際し、フリーゲージトレインによる新在直通を構想していましたが、開発の遅れや経済性の問題から導入が断念されました。現在は敦賀から先の新大阪延伸を見据えつつ、新幹線ホームの直下に在来線特急ホームを設置し、上下移動で5分程度の乗り換え接続が想定されています。
新幹線:敦賀駅のデザイン
駅舎デザインは敦賀湾の波の煌めきを表現し、豊かな自然を感じられる駅をイメージしています。
ホームの床は船の甲板をイメージした木調 タイルで仕上げで、待合室は船をモ チーフとしたデザインです。
敦賀駅の新幹線ホームは2面4線で、在来線特急と上下移動で乗り換えが可能な構造です。
2020年6月の様子
現地の様子です。姿を現し始めた新幹線ホームがあまりの巨大なので、遠近感がおかしくなりました。
金沢側の様子です。新幹線の軌道は地上7階建てのビルに相当する高さ23mに位置しています。
既存の地形を無視するかの如く一直線に突き進む新幹線の軌道が凄いです。
反対側、京都方面の様子です。
この先の新大阪に向けて建設工事が始まるのはいつ頃でしょうか。
コロナ禍で仕方ない面もあるとはいえ、さすがに2年延期では苦しいでしょうね。何とか1年延期で収まらないでしょうか。
一方、矛盾したことを言っているようですが、トンネルで追加工事が必要になったというのがかなり気になります。工期を意識しすぎて丁寧さを欠いたという可能性はないでしょうか。工期を意識しすぎると、ミスが増えたりして逆に遅くなるとすれば皮肉です。
とかく我が国は柔軟性に欠けるように感じます。何事もある程度の遅延を前提とした社会のほうが伸びしろが大きいように感じるのは私だけでしょうか。
北陸新幹線、工事に遅れが生じているようで予定より1~2年ほど延期が見込まれるそうですね…
いつも拝見させていただいております。
新幹線の真下に特急ホーム。ということは、普通列車は第三セクターになるのかな?
敦賀以南のルートが、心配な所であります。