キャノピーbyヒルトン 大阪梅田は、大阪駅北側にあった貨物基地跡の再開発「グラングリーン大阪」内に所在する、外資系高級ホテルです。
「キャノピーbyヒルトン」ブランドとして日本初進出となりました。グラングリーン大阪の北街区・ノースタワーの10階〜25階の高層部分に、53のスイートルーム、19のコネクティングルームを含む全308室を展開。うめきた公園に面したカフェや、ルーフトップバーを含む3つのレストラン、3つのミーティング施設、フィットネスセンター等を備えています。プールやエグゼクティブラウンジはありません。
宿泊記Part2は、!JaJa!Bar(ジャジャバー)で開催される「ゴールデン・アワー」、CC:CARBON COPY(シーシー カーボンコピー)での「朝食」、「ジム」編です。
◆客室やレセプションは以下の記事を御覧ください!
!JaJa!Bar(ジャジャバー)「ゴールデン・アワー」
最初にご紹介するのは、11階:「!JaJa!Bar(ジャジャバー)」で開催される「ゴールデン・アワー」の様子です。
キャノピー大阪にはエグゼクティブラウンジがありませんが、その代わりに、16:30〜18:00の時間帯に、ヒルトン・オナーズの「ゴールド・ダイヤモンド」会員を対象に、スペシャルドリンク(2杯まで)とカナッペ(1皿)が無料で振る舞われています。
「!JaJa!Bar(ジャジャバー)」の店内に入って最初に目に付くのが「スマートボール台」。椅子があるのでテーブルとして使えますし、実際にスマートボールを楽しむ事もできます。
OSAKAとKANSAIの2つのデザインがありました。
「!JaJa!Bar(ジャジャバー)」の店内は、こんな感じです。
さっそくドリンクをオーダーしました!ゴールデンアワーでは下記5種類のドリンクの中から2杯をいただく事ができます。1杯目は「出汁ジントニック」と「モクテル」を頼んでみました。また、チェックインのときに、ゴールデンアワーのチケットとして、写真中央の絵葉書がもらえます。これを掲示している卓は「ゴールデンアワー」対象者だと認識してもらえます。
<スペシャルドリンク>
・赤ワイン
・白ワイン
・スパークリングワイン
・出汁ジントニック(写真左)
・モクテル(写真右)
カンパーイ!さてさてお味の方は・・・。
!?げげっつ!不味い、マズ過ぎる!!!
ジントニックに魚粉を入れてシェイクしたカクテル、超絶マズくて気絶しそうになりました!!!よく見るとグラスの底面に魚粉が溜まってる。インパクト重視のおもしろ体験アクティビティだと思って挑戦するはアリです。でも、セントレジス大阪の「ショーグンマリー」の様なストーリー性や地元に対するリスペクトは感じられなかったなぁ・・。ちなみにオリジナルモクテルも不味かったです(笑)
※個人の感想です
カナッペは「揚餃子」でした。こちらは、まあまあの味でした。出汁ジントニックのインパクトが強烈過ぎて記憶が飛びそうです。
ジャージャーバーは、パンチパーマのタイガーヘッドガラのオバハン、タコ、あめちゃんなど、いわする「ステレオタイプのコテコテな大阪」が多くて、小馬鹿にされている気がしました。似たようなコンセプトの「W大阪」や「アロフト大阪堂島」では感じなかったのですが、なぜでしょうね・・。
出汁ジントニックの呪縛から逃れるために、ルーフトップテラスに出てみました。訪問時は見学のみで利用不可でした。
小洒落た空間が広がっています。ソファーの掛け心地は中々良かったです。
水盤越しにみた、梅田スカイビル。ルーフトップテラスは西側の眺望なので、グラングリーン大阪は見えません。
客室を見上げるとこんな感じです。貸し切りパーティなどをすると楽しそうですね!
朝食会場はCC:CARBON COPY(シーシー カーボンコピー)
一夜明けて、朝食会場の「CC:CARBON COPY(シーシー カーボンコピー)」にやってきました!昨日、ゴールデンアワーで訪問した「!JaJa!Bar(ジャジャバー)」の隣にあります。
レストランの最奥部にあるソファー席。シートが鉄板、照明の傘はタコ焼きだと思います。
レストランからの眺めは最高&最高でした!
早速フード類を見ていきましょう。トマト、ポテト、マッシュルーム、ベーコン・・。
ソーセージ、スクランブルエッグ、シューマイ、焼き鮭。
お味噌汁、釜炊きのご飯。
サラダ類はこんな感じです。
パンとソフトドリンクはこんな感じです。パンの種類が少ないですね・・。
盛り付けてみました!写真上のパンケーキとエッグベネディクトは、テーブルでオーダーする事ができます。おかわりもできます。
サラダ類。こちらは可もなく不可もなく、普通に美味しかったです。
ソーセージ、焼売は、美味しくなくてビックリ。ソーセージは皮が妙に厚くて、食べ進めると変な味がしました。古い??
シューマイはスーパーの焼売の方が全然美味しいと思います。温泉卵とポテトは美味しかった。
テーブルオーダした牛すじ煮込みエッグベネディクト。ダイヤモンド会員向けのスペシャルメニュー。こちらはメチャ美味しくて2皿食べました!
同じくテーブルオーダーのみたらし団子風パンケーキ。こちらも美味しかったです。
一番衝撃的だったのがクロワッサン。カリカリ感無し、ゴムの様な食感、旨味ゼロ。こんなに美味しくないクロワッサンは始めて食べました。古いのかなぁ・・。先程のソーセージとあわせて、メインとなるフードが超絶美味しくないのは、本当に謎です。※個人の感想です
海外から訪れた旅人が、美食の街大阪の評判を楽しみにしてキャノピー大阪に泊まると、本当にガッカリすると思います。同価格帯の「ヒルトン大阪」に完全に負けていますし、格下の「ダブルツリー大阪城」にコールド負けです。フードは早急な改善が求められます。
フィットネスジム
気を取り直して、フィットネスジムになってきました!
ジム内部の様子です。おおお!眺望が素晴らしい!
この風景を見ながらランニングすると気持ちよさそうです。
天井は、キャノピーのイメージカラーである『オレンジ色』でした。
トレーニング用品。
ウォーターサーバーに冷えたおしぼり、タオルがありました。
ジムの横にはロッカー、シャワーエリアがありました。シャワー、着替え場は男女に分かれていますが、ロッカーは男女兼用でジェンダーレス?な設計になっていました。嫁さんは「これは嫌かも・・」と拒否反応を示していました。普通に男女に分ければいいと思うのですが・・。
まとめ
始めて宿泊した、キャノピー大阪梅田。大阪駅からグランフロント大阪の館内を経由してアクセスできるので利便性は非常に高いです。また、グラングリーン大阪の『うめきた公園』を一望する眺望は本当に素晴らしく「大阪もついにここまで来たか!」と感無量でした。夜景も最高で、来年春の南街区の主要施設のオープンが本当に楽しみです。
客室デザインは他のホテルチェーンの同様なコンセプトのホテル『W大阪』や『アロフト大阪』に比べると落ち着きが感じられ居心地は良かったです。曲線的なデザインの家具類はかなり好みでした。最新鋭ホテルなので、ウェットエリアの使い勝手も良好です。バスタブが大きくて気持ちよかった。また、ホテルスタッフのホスピタリティはかなり高く、接客対応は素晴らしかったです。
一方、ネガティブな面も多数ありました。客室ではベッドまわりの小上がりが危険過ぎで、早晩、転んで怪我をする人が出てくるでしょう。あとは、いわゆるステレオタイプの大阪を全面に出しすぎて「こんなのがいいんでしょ?」的な印象を受けました。観光客向けなら良いと思いますが、もう少し地元へのリスペクトが欲しいですね。
さらにフード類は残念ながら期待外れでした。とくにソーセージとクロワッサンは早く種類を変えた方が良いです。テーブルオーダーするエッグベネディクトやパンケーキは美味しかったので、軌道修正は可能だと思ます。
それらを加味して考えると、標準客室面積32㎡で現在のプライスは、かなり割高だと言わざる得ません。実際、オープン2週間目の3連休初日にもかかわらず、稼働率はそれほど高くない様子でした。
まとめると、利便性が高く、眺望が良い、エンタメ感のあるブティックホテル、食のクオリティはイマイチ、総合的には割高、となります。キャノピー大阪は、ヒルトンよりも上位のブランドで、宿泊費もヒルトン大阪よりも高く設定されているので、朝食は早期の改善が必要になると思います。でも、僕はビルオタなので、客室からのグラングリーン大阪側の眺めが忘れられません。うめきた公園の未開業エリアがオープンするなど、再開発がさらに進めば、また泊まるかもしれません(笑)
良いところ
・大阪駅からグランフロント大阪を経由してデッキで直結!横断歩道無しでアクセス可能
・客室からの眺望、特に南側のパークビューの眺めは素晴らしい
・最新ホテルなので水廻りの快適性抜群
・W大阪やアロフトよりは落ち着いた室内
・ホスピタリティが高く気持ちの良い接客
イマイチな所
・安直なコテコテの大阪を売りにした装飾
・ベッド廻りの小上がりが転倒しそうになるので危険
・宿泊費の割に美味しくない朝食
・あり得ない不味さの出汁ジントニック
・上記を加味すると割高に感じる宿泊費
レストランからの眺めは海外の風景に見えますね。
立地は大切ですね。ごちゃごちゃしたビル街にあるのではなく、目の前には綺麗な公園。そして周りもそれなりに整っている。
ウォルドーフアストリアもきっと素晴らしい眺望を楽しめますね。
このうめきた公園の周りにホテルやタワマンが建つときっと人気を博すでしょう。
これが狙いですね。この地域の再開発に弾みがつきます。
キャノピーのスタッフさんがこのブログを見ていろいろ改善してくれることを望みます。
先日、グラングリーンにオープンしたCOCOHEADっていうハワイアンレストランにランチに行ったんですけど、いろいろイマイチでした。
高くて不味い。東京のスタンダードを大阪に持ってきても成功しないと思う。
大阪の奥深さを知ろうとせず考えもせず、安易に安直にがさつに大阪を表現しようとすると失敗するよ、という見本。
今は修正されたが心斎橋のユニクロと同じ失敗。
こういうブランディングを最終承認した責任者がいた訳ですから、企業としての姿勢が問われます。
目の前のグランフロント大阪&グラングリーン大阪は大阪色を出さずに大成功している訳ですから尚更です。