新規航空会社ジェイ・キャス 富山・関空間の就航計画|NNNニュース https://t.co/TjJGeQqGPF
— ロング@再都市化 (@saitoshika_west) October 23, 2019
2018年10月に設立された新エアラインとなるJcas(ジェイキャス)は、2021年秋以降に富山~関西・能登~関西の開設を計画している事が明らかになりました。新エアライン「ジェイ・キャス」は、関西、中部地域と北陸を結ぶ航空路線網は不十分で、地方創生や観光立県のためには必要なインフラであるとして、新たに富山・能登空港と関西国際空港や中部国際空港を結ぶ航空路線の就航に向け準備しているとしています。就航は2021年の秋を目指していて、70~80席程度の機体を使用し、JR並みの運賃にしたいとしています。将来的には富山空港をハブとする路線の展開を目指すと言うことです。ジェイ・キャスは去年10月に設立された新しい航空会社で、計画の詳細について今月28日に富山市で説明会を開く予定です。
Jcas(ジェイキャス)の経営戦略
– 運航コストが安いターボプロップ機を使用する– 関西・中部空港と地方空港を結ぶ近距離路線網を構築し地方空港の活性化を図る
– JRに比肩する運賃を提供し、時間的に優位な交通手段を提供する
– 多頻度運航による利便性向上と採算性の確保を実現する
– 人・物・情報の新たな流れを創造し新たな雇用を創出する
– インバウンド旅客を地方に誘引し観光立国に寄与する
インバウンド客を小型機で地方に送客する
関西空港ー能登線や関西空港ー富山線が計画されている事に驚きましたが、Jcas(ジェイキャス)は低コストの小型機を用いて大都市圏から有力な観光資源がある地方にインバウンド客を送客するビジネスモデルを考えている様です。ジェイキャスは新たに設立されたエアラインで本当に関西ー能登・富山便が実現するか、まだ解りませんが、このビスネスモデルが成り立てば羽田一極集中の国内路線網に地殻変動を及ぼすかもしれませんね。
・応援したいですね。ただ、この手の会社が就航に至らなかった例(エアリージョナルジャパン等)もあるので実現には幾重にも存在するハードルをどう超えるか見ものです(北陸新幹線開業や価格設定、需要の掘り起こし等)
・フルサービスキャリアではなくLCCならやり方次第ではいけるかもしれません。会社の意向次第ですが、LCC空白地帯(特に仙台以外の東北)にも視野を広げてもよいかもしれません。
富山空港を中心に据えたのは、旅客数が少なくても、空港使用料が低いという利点に目を着けたんでしょうね。
ただ富山空港は河川敷にある空港なんですよねぇ…。安いにも理由があります。
雨量がちょっと多く降ればすぐに空港使用が停止になるので、定時運行率の低くなりがちです。
高頻度運行を支えるためには高い定時運効率の維持が必須ですし、河川敷空港なので、ハブアンドスポークを行うための数の駐機もできません。
実際エプロンはとても小さいですし。
近場の能登空港を駐機場として使うつもりなんでしょうけど、回送便の運行が経費を圧迫しないか、正直不安でしかないです。
北陸新幹線が当分、大阪まで延伸されないと見越してのことでしょうね。
本当にJR並みの運賃で関空ー富山、能登を結ぶのなら北陸新幹線延伸の必要性が半減しそうです。