HOTEL THE MITSUI KYOTO(ホテル ザ 三井 京都)は、京都市中京区の二条城の東側、堀川通り沿いに所在する、17世紀末頃から250年以上にわたり三井の統轄機関であった大元方(おおもとかた)が置かれていた『三井ゆかり地』に建設されたラグジュアリーホテルです。
三井の新たなフラッグシップホテルとして、グループの総力を結集して日本最高峰のホテルブランドを目指すことから、「HOTEL THE MITSUI」というホテル名称が与えられました。
【出展元】
→(仮称)京都二条ホテルプロジェクト>ホテル名称を『HOTEL THE MITSUI KYOTO』に決定
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▼ホテル外観や建設中の様子は下記の記事に纏めています
竣工した『HOTEL THE MITSUI KYOTO(ホテル ザ 三井京都)』の状況 21.12【2020年11月3日開業済】
三井グループの総力を結集して日本最高峰のホテルブランドを目指したという、ホテルザ三井。以前から「ぜひとも泊まって見たい!」と思っていましたが、今回、いろいろな記念日を纏める意味で、思い切って宿泊してきました。
※掲載写真は、なるべく混雑を避けて空いている時に撮影しました。その為、記事の構成上、撮影時間が異なる写真を続けて使用する事があります。予めご了承下さい。
ホテルの象徴である、登録有形文化財(建造物)の「梶井宮御門」をくぐり抜けエントランスに向かいます。早くもテンションが上がってきました。
エントランス付近の様子です。
HOTEL THE MITSUI KYOTOの銘板です。同ホテルは、マリオット・インターナショナルのラグジュアリーブランド「ラグジュアリーコレクション」と提携しています。
レセプション・メインロビー
エントランスロビーの様子です。ロビーの中心には優美に敷き詰められた細石の上には、彫刻家の泉田之也氏による陶の彫像が設えられています。
ロビーは京都の竹林をイメージした白木の壁面で構成されています。正面右側にもレセプションがあります。おもにチェックインに使用されている感じでした。
正面左側にはレセプションがあり、主にチェックアウトに用いられている感じでした。写真左奥はクロークになっています。
続いてメインロビーの様子です。客室やロビー等のパブリックエリアのインテリアデザインは、香港出身のデザイナー、アンドレ・フー氏が手がけています。「Heritage Re/Invented(伝統再生)」をテーマに、古都京都における日本の美に独自の視点から新たな価値を加え、日本のみならず海外からのゲストにも感銘を与えるデザインを追求しました。
メインロビーの中心にあったクリスマスツリーの様子です。和を感じる松の木のツリーです。
メインロビーを見通すとこんな感じです。僕が訪れた時はチェックインのピークを迎えており、ここで座ってチェックインしました。
ウエルカムドリンクは、ほうじ茶でした!
メインロビーの大きな窓ガラスの向こうには、このホテル最大の見所である「中庭」が広がっています!
庭屋一如(ていおくいちにょ)の精神を重んじた「中庭」
ホテルの中心に位置する約1,300m2の中庭は、ランドスケープデザイナーの宮城俊作氏が手がけました。庭園と建物を一体のもとと考える「庭屋一如」の精神を重んじた三井家の時代から受け継がれてきた庭を現代風に再現しており、室内から庭園への眺めが楽しめるように随所に工夫が成されています。
ホテルザ三井京都は、ロビーエントランスからラウンジ、中庭の水盤までが一体となった空間、当時の書院造による建物の一部をレストランの離れとして総檜造で再現した迎賓の間などに庭屋一如の精神が根づいています。
数々の灯篭や景石を新たな意味とともに再配置した中庭は、息を呑む美しさで何時までも見ていたい気持ちになりました。これから月日を重ねる毎に、季節を彩る草花、花の香、風や水の音、虫の音を感じることが出来そうです。
中庭からメインロビーを見た様子です。
水盤の底面の一部がガラス張りになっていますが、この地下にはフィットネスジムがあり、明かり窓となっています。
水盤を上から見た様子です。
パブリックスペース・四季の間
パブリックスペースも見どころてんこ盛りです。こちらはロビーとイタリアンレストランを結ぶ廊下の様子です。ズラリと並んだ木組みが美しい。
この装飾は綺麗でしたが、もしかするとクリスマス限定かもしれません。
メインロビーの正面右側にある「茶居(CHAKYO)」。
武者小路千家の茶道家の先生より手ほどきを受けたアンバサダーが立礼式のお点前を披露してくれます。
メインロビー正面左側にあるライブラリーの様子です。
京都の文化に関連した書籍が集められていました。
かつてこの地に存在した三井総領家の邸宅の⼀部を総檜造で現代に再現した「四季の間」の様子。お茶会や⾷事会の開催や、2 つのレストランの別室としても利⽤できるほか、様々なご要望に応える特別な空間となっています。
「四季の間」の畳には炉が切られ、格調高き一間(いっけん)奥行きの床(とこ)は、三千家の一つである武者小路千家家元後嗣・千宗屋(せん・そうおく)氏監修による京の歳時記や三井家に因んだ月ごとの室礼(しつらい)で飾られます。
次回、客室編に続きます!
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