阪神電気鉄道は、同社が運営する阪神甲子園球場について、観戦環境の更なる改善を目的に、銀傘(内野の一部座席を覆う屋根)をアルプススタンドまで拡張する『銀傘拡張構想』を推進すると発表しました!
構想では、グラウンドでプレーする選手と同様にアルプススタンドで熱戦を繰り広げる学校応援団の観戦環境を改善することにより、高校野球の聖地として、今後も阪神甲子園球場が進化を続けることで、高校野球文化の継承を図る、としています。
【出展元】
→阪神甲子園球場・銀傘拡張構想
銀傘(当時の呼称は「大鉄傘」)は、戦前にアルプススタンドまで覆覆っていましたが、太平洋戦争による金属供出のためすべて取り外されました。その後、徐々に復活、拡張されてきましたが、今回、完全復活させる事になりました。
着工・竣工時期含め、具体的な計画は未定ですが、現在、100年前の施工者でもある大林組に設計業務を委託し、構想の具現化にむけて検討を進められています。
エスコンフィールドではありませんが、球場内外で野球のない日でも立ち寄れる憩い施設として
門戸を広げていて欲しいところです。
阪神甲子園球場 開場 大正13年(1924年)
明治神宮球場 開場 大正15年(1926年)
阪神甲子園球場の方が古いにも関わらず時代に合わせて進化しつつ、かつての姿を取り戻しまだまだ更なる歴史を刻もうとしている。
明治神宮球場は中がボロボロで明治以来、数多の人々の想いを紡いで来た木を数百本切り倒して建て替えるという。
一体何なのだろう、この差は?