大阪城天守閣が築87年、数え年で88歳の米寿を迎える!

大阪のシンボルとして親しまれている大阪城天守閣。2018年10月7日に復興されてから築87年、数え年で88歳の「米寿」を迎え、訪れた観光客に記念の証明書が配られました。現在の大阪城の天守閣は3代目で、 陸軍用地となっていた旧本丸一帯を公園化する計画に伴い,博物館として建設され1931年11月7日に完成しました。設計は市土木局建築課、施工は大林組。SRC造、地上6階、地下2階建て、高さ約55m。市民の寄付で建設され、半年で目標額の150万円(現在の600億~700億円に相当)が集まったそうです。

 


 

 

 

 

3代目天守閣は80年を超える歴史を有する建造物



 

鉄筋コンクリート造でエレベーターがある「ビル」と揶揄される事もあった3代目天守閣ですが、完成後87年の歴史を有する貴重な建造物となっています。199793日、国の登録有形文化財に登録されるなど、最古級のSRC造の建造物として歴史的な価値が出てきています。大阪城天守閣の2017年度の入場者数は275万人で年連続で最高記録を更新し全国で1位の入場者数となっています。近年のインバウンドの追い風もあり入場者数はうなぎ登りですね。その為、入場者の約半数は外国人観光客との事です。

 

 

 

 

 

 

 

大阪城公園全体の魅力アップ

 



 

大阪城公園では2015年4月からパークマネジメント事業(PMO事業)による魅力創出への取り組みが行われており、昨年度はJO-TERRACE OSAKAMIRAIZA OSAKA-JOが誕生しました。また、PMO事業として新たに魅力創出施設「COOL JAPAN PARK OSAKA(クール ジャパン パーク オオサカ)」が2019年2月にオープンします。大阪城公園は史跡と博物館、集客施設が一体となった巨大なテーマパーク化が進んでおり、その方向性は来訪者の大幅増加といった結果から支持されている事が解ります。