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御堂筋線ー動物園前駅グランドリニューアル工事の最新状況 23.02



OsakaMetro(大阪メトロ)は、2018年12月20日に『地下空間の大規模改革及び 夢洲開発への参画について』の発表を行いました。駅のリニューアルについては、以前のニュースリリースで『御堂筋線9駅、中央線6駅のリニューアルを2024年度までに完了する』と発表しました。

当初発表されたデザイン案は、かなりぶっ飛んだ内容だった為、多くの批判的な意見が意見が集まり大炎上する事態となりました。そのため、同社に寄せられた多くの意見を踏まえつつ、多様性を大事にし「各駅の地域性や歴史性を活かす」という方向性をより深掘りし、奥山CDOの監修のもとデザインコンセプトやデザインをブラッシュアップしたデザインが新たに発表され、それに沿ったカタチで各駅のグランドリニューアルが進められています。

 

大阪メトロがグランドリニューアルされる5駅のデザイン案をブラッシュアップ!



 

 

 

【動物園前駅】 「まるで自然の中にいるかのような空間」


動物園前駅は、2018年に実施した公募プロポーザルで選定された中西正佳・貴志泰正・京智健 設計共同体がデザインを担当し、現在実施設計が進められています。また、CDOの奥山氏が全体のデザインを鑑みてアドバイスを行っています。

動物園前駅のリニューアルコンセプトは「まるで自然の中にいるかのような空間」。長く親しまれてきた動物タイルは保存・活用される事になりました。先端技術によって映し出される動く動物、木漏れ日のような照明、生きた植物などによって自然の雰囲気が表現されます。

【出典元】
駅デザイン案をブラッシュアップ 5駅のリニューアルデザインを決定しました

 

2023年2月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2022年月だったので、約5ヶ月振りの取材です。

 


久しぶりに現地を取材すると、北行き・南行きホーム共に床面の美装化が進み、雰囲気がかなり変わりました。

 

 


北行きホームの堺筋線との乗り換え通路付近の様子です。

 

 


線路側の様子です。ホーム側は照明の照度が低く、ホームドアのシルエットが良い感じに浮かび上がっていました。

 

 


北行きホームを見通した様子です。壁面の化粧パネルの取り付けが進んでいます。

 


一部の化粧パネルは、天井付近まで取り付けられていました。

 


動物園前駅といえば、ホーム壁面の「タイル画」。ご覧の通り動物が描かれている場所が見える様になっています。

 

 


小さなウサギや鳩さんの姿も。

 


撮影ポイントを変えて東改札の様子です。

 


天井に円形のベースが出現しました。完成イメージからの予想ですが、円形の灯り天井になると思います。

 


グランドリニューアルが進む動物園前駅。タイル画を生かしつつ、アースカラーをベースにした、暖かみのある駅に生まれ変わりつつあります。

 

2022年9月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2022年6月だったので、約3ヶ月振りの取材です。

 

 

 


天王寺方面・南行きホームの様子です。

 

 


アップで見通した様子です。

 

 


床材の張り替えが進み、雰囲気がかなり変わりました。

 

 


壁面の美装化も進んでいます。

 

 


天井付近に化粧パネルを取り付けるベースが設置されています。

 

 

 


こちらは東改札の様子です。

 

 


ここでも床材の張り替えが進んでいます。

 

 

 

 


今度は梅田方面・北行きホームを見てみると・・・

 


おおっ!既存のタイル画を生かした部分が出来上がりつつありました!

 


小さい窓からペンギンが顔を出しています。

 

 


タイル画を活用する箇所はベンチを兼ねています。

 

 

 


6月に比べると、北行きホームの美装化がかなり進みました。

 

 


天井付近の様子です。メカメカしくてカッコイイ・・。

 

 

 

 


エアコンのダクトの様子です。

 

 

 



 

最後は縦アングルで見た様子です。

 

 

2022年6月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2022年4月だったので、約2ヶ月振りの取材です。こちらは天王寺方面南行きホームの様子ですですが、この2ヶ月間で工事がかなり進みました。

 

 

 

 


まず驚いたのが照明によって雰囲気が大きく変わった事です。LEDピンスポット照明に照らされたホームは一気に近代的な感じになりました。

 

 



ホームの雰囲気が劇的な変化を遂げた理由は線路側の美装化による所が多い気です。ホーム側は黒色の化粧板があしらわれ、明るいホームと線路側のコントラストを際立たせています。

 

 

 


ピンスポット照明はこんな感じです。これから化粧板が取り付けられカタチが出来上がって行きます。

 

 

 

 


さらに床面の美装化が進みました。手作り感のある煉瓦の様な床材が素晴らしいです。

 

 


リニューアル工事はまだまだこれからですが、すでに大成功を確信しています。

 

 



 

床面をアップで見るとこんな感じです。ホーム側(写真左)のLED照明は色温度が低く暖かい感じして、既設の蛍光灯(写真右)は冷たい感じがしますね。上の写真を見ると、照明プランによって人々に与える印象が全然違う事が良く解ります。

 

 

 


続いて壁面の様子です。動物タイルの手前にベースが組まれており主要箇所は保存されます。

 

 


ただし、壁面タイルの一部は補強工事の為に解体されています。

 

 

 

 


続いて、こちらは梅田方面北行きホームの様子です。南行きに比べてワンテンポ遅れて工事が行われています。

 

 

 


柱の周りに化粧板を取り付けるベースが設置されました。

 

 

 


線路側の様子です。柱と天井は黒い化粧板で美装化されました。

 

 

 


線路側とホームのコントラストが面白いです。

 

 


さらに移動してこちらは東改札の様子です。

 

 

 


この2ヶ月で床面の美装化が一気に進みました。ホームと同じ素材ですね。

 

 


駅務室の様子です。円形で柔らかい印象です。

 

 

 



リニューアル工事が進む動物園前駅。先にリニューアルされた中津駅が「苔が生えていた駅」から「SFに出てくる様な未来的な駅」に生まれ変わった様に、動物園前駅も全く違う駅に生まれ変わる事になりそうです。

 

 

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6 COMMENTS

くぼけん

あの動物園前がこんななってるんですね!長らく離れていて変わっていく大阪に力強さを感じます!

福島区民

動物園前駅は特に陰気な感じだったので明るくなってくれたらなと思います。

LEACH

大阪市営地下鉄を民営化したら赤字になって悲惨な結果になるって言ってた人は
今の状態をどう見てるんでしょうかねw

大阪メトロの生き生きとした事業展開を見れば大正解だった事は明白です。

ガンマ

もう20年前ほどですが、この駅で梅田方面ホームで電車を待っていたところ『間もなく到着します』のアナウンスが入った途端、反対ホームに居たおじさんが線路へ飛び降りてこちらのホームまで駆け上がって来るのを見て一緒に居た友人も「動物園入る前に獣がいたわ」とびっくりした経験があります。
街並みも変わってきたのであの頃の様なパフォーマーの方々も少なくなって来てますかね??

ガンマ

ここ10年でOSAKAもだいぶ変わりました。
明らかに住みよい街に変貌しつつあります。

サジャ

楽しい雰囲気の溢れる駅になって欲しいですね。
地下に潜っても地上に出ても、そして空を見上げても大阪は工事ばかりですねぇ。
阪急もこれから再開発の嵐になるでしょう。西側が終わると今度は東側。そして南も次々に建て替え。
よくこれだけ溜めていたものです。誰かが口火を切って「我も我も」になってしまったのでしょうか。それともやらなくてはならない裏の事情でもあるのでしょうか。
傍観者は楽しむだけです。

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