茶屋町B-2・B-3地区再開発準備組合および東急不動産は、2023年9月13日付けのニュースリリースで、推進している「茶屋町B-2・B-33地区第一種市街地再開発事業」の市街地再開発組合を設立したと発表、長年待ち焦がれていた再開発事業が本格始動しました!
プロジェクトは、茶屋町地区地区計画区域内のB-2地区及びB-3地区(上記図の赤枠の部分)約0.6haの区域を一体的に整備する再開発事業です。地区幹線道路の未整備区間の整備を行い、低・未利用地の有効活用や敷地の共同化を促進、都市機能の更新・拡充を推進し、ホテル、オフィス、商業、文化、交流、地域コミュニティ等の導入が図られます。また、周辺地域との回遊性に配慮し、敷地内に十分なオープンスペースを確保、ゆとりと潤いのある都市空間の形成。一連の再開発によりエリア一帯に面的な賑わいがもたらされます。
【出典元】→「茶屋町B‐2・B‐3地区第一種市街地再開発事業」市街地再開発組合設立認可のお知らせ
『茶屋町B-2・B-3地区第一種市街地再開発事業』の都市計画案を公表!延床3万㎡、概算事業費約188億円、東急不動産が事業協力者
新ビルは、地上17階、地下1階建て、高さ約80m、延床面積は約30,900㎡。ホテル、オフィス、商業施設、ホール、クリエイターズサロン、地域コミュニティ施設などで構成された複合ビルになります。今後は2024年07月に権利変換計画認可、同年9月にB-2地区の解体工事に着手、2027年度にB-2地区竣工、2028年度に全体が竣工する予定です。
ついに始動した茶屋町B‐2・B‐3地区再開発。以前発表された完成イメージパースよりも高さが低くなりましたが、延床面積は予想に近いモノになりました。驚いたのがオフィスフロアの比率が高い事と、地下にホールが設けられる事です。高収益が見込めるオフィスの使い勝手を考えて1フロアあたりの床面積を最大化した計画になったのかもしれませんね。クリエイターズサロンの内容も気になります。高層階に入るホテルは東急ホテルズのブランドになると思いますが、何が入居するのでしょうか?今後の完成イメージパースの発表が待ち遠しいです。
事業の経緯及び今後のスケジュール
2016年09月 再開発準備組合設立
2022年12月 都市計画決定告示
2023年09月 市街地再開発組合設立 ←今ココ
2024年07月 権利変換計画認可(予定)
2024年09月 解体着工(予定)※B-3地区解体着工:2027年7月(予定)
2028年度 竣工(予定)※B-2地区竣工:2027年度(予定)
計画概要
事業名称:茶屋町B-2・B-3地区第一種市街地再開発事業
施行者:茶屋町B-2・B-3地区市街地再開発組合
施行地区:大阪府大阪市北区茶屋町30番5他
施行面積:約0.6ha
延床面積:B-2地区 約30,900㎡、B-3地区 約120㎡
階数:B-2地区 地上17階 地下1階、B-3地区 地上2階
高さ:B-2地区 約80m、B-3地区 約8m
用途:店舗・事務所・宿泊施設等(予定)
2024年8月の様子
現地の様子です。2023年9月に計画概要が発表されてから、目立った動きはありませんが・・・。
再開発エリア内にあった「梅田東コミュニティ会館」が「梅田センタービル」31階に仮移転していました!
以前に発表されたスケジュールでは、2024年09月から既存建物の解体着工に着手する(予定)となっています。梅田東コミュニティ会館が移転したので、もう少しで、解体工事が始まりそうですね。
計画を南東側から見た様子です。
東側から見た様子です。
最後は北東側から見た様子です。
商業とホテルがメインのビルかと思いきや、結構オフィスが大きなウエイトを占めるフロア構成なんですね。そして、ロングさんもおっしゃる通り地下階にホールという意外な展開に(^_^)
私の勝手な想像ですが、ホテルは東急の新しいブランド『ストリームホテル』になるのでは?などと予想しています。