山陽電気鉄道6000系電車は、山陽電鉄の最新型の通勤形電車である。老朽化が進んでいる山陽3000系列を置き換える目的で導入が始まり、2016年4月27日から営業運転を開始しました。
新型車両6000系はアルミニウム合金製車体の3両編成(Mc-T-Mc)で、川崎重工が製作を担当。2編成連結した6両編成での運用も可能となっており、ワンマン運転機能も有している事から、直通特急から普通まで、フレキシブルな運用に対応する山陽電車の次世代標準車両と言えます。
山陽6000系のサイドビューです。外観は、山陽電車のイメージカラーである赤を継承し、より深みのあるイノセントレッドを採用。車体側面ドア横に、昇る朝日をイメージしたというオレンジのグラデーションが施されています。
乗降ドアーと左右のアクセントカラーの様子です。中々カッコイイですね。
側面行き先表示器の様子です。フルカラーLEDが採用されています。
車内の様子です。車内はオールロングシートで、明るい赤系のモケットが華やかな印象です。
いやー、カッコイイ。以前に山陽電車沿線に住んでいた事がありますが、正直垢抜けない印象だった山電の車両とは思えないほどの出来の良さです。
座席はウレタン製のバケットタイプで、1人あたりの座席幅を拡大、背もたれを若干高くすることで座り心地を向上させています。
シート中間部にはスタンションポールが設置されています。
驚いたのが、このシート。先にご紹介した阪神5700系や他の私鉄、JRの新型車両に比べても座り心地がかなり良く関心しました。
シートモケットのアップです。兵庫県花「のじぎく」をあしらったデザインとなっています。これもいい感じです。
優先座席付近の様子です。
優先座席のシートモケットは青色となっています。
天井付近の様子です。照明はJR西日本207系リニューアル車によく似た間接照明タイプのLED照明となっています。
乗降ドアーの様子です。挟み込み、巻き込み防止の警戒色が配置されています。
阪神5700系につづいて、関西私鉄では2例目となる手動開閉ボタンが設置されました。優等種別の退避の為停車時間が長い各駅停車運用では、あると非常に便利な装備です。
乗降ドアーの上部には15インチスクエアタイプのLED車内案内装置が設置されました。車内3箇所、ドア上に千鳥配置となっています。
LCDは、4カ国語(日本語・英語・中国語・韓国語)表示に対応しており、行先・次駅・駅名マップ・乗換案内・開扉方向など、さまざまな情報を映し出していました。
山陽6000系ですが、3+3の6両編成で直通特急の運用についている編成もあります。
山陽電車の最新型6000系。今後も旧型の置き換えの為に、年間2〜4編成を継続的に投入する計画となっています。
http://www.sanyo-railway.co.jp/media/1540357349.pdf
⚫︎5000 系車両のリニューアルについて 〜インテリア刷新・バリアフリー対応・省エネ機器導入〜
山陽線6000系は、老朽化が進んでいる3000系列を置き換える目的で投入しています。
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2本併結の6両編成での阪神梅田直通特急の運用も始まりました。今後はこれまでの特急運用6両固定編成の5000系がどのような扱いに変わるのかも気になりますね。