大阪市交通局70系電車は、1990年3月20日に営業運転を開始した大阪市交通局の長堀鶴見緑地線用の通勤形電車です。鶴見緑地線開業に合わせて投入されました。70系は日本の営業用の鉄道車両では初のリニアモーター駆動車両(リニアメトロ車両)です。70系列では日本初の営業用鉄輪式リニアモーターカーとして、リニアモーター駆動方式が採用されています。直線状の板状モーター使用による車両の低床化により、トンネルの断面を小さくしてトンネル工事費が削減できることと、急勾配や急曲線でも無理なく走行できるため建設場所が限定されない、などのメリットがあります。その為、車体の大きさはやや小さめの、いわゆるミニ地下鉄仕様となっています。
1次車の竣工から約20年が経過したため、更新工事(中間更新)が順次おこなわれています。最初に施工された第13編成 (7113F) は2011年3月に営業運転を開始しました。写真の車両ヘッドライトはLED化されていますが、なんと暖色系のLEDが採用されていて驚きました。
【主な更新内容】
• 第14編成以降に準じた車体配色とし、加えて屋根付近や客用ドア部分にもラインカラーの黄緑を配したほか、30000系に準じた号車番号表記も追加。
• 側面行先表示器を赤色LEDから3色LEDに変更(1次車のみ)。
• 一部のつり革の高さを身長の低い乗客でもつかめるように変更。また、優先座席付近のつり革はオレンジ色に変更。
• 客用扉付近に黄色のラインを追加。
• 客室案内表示器を2段式から1段式へ変更し、路線案内表示器を追設。
• VVVFインバータの制御素子をGTOサイリスタからIGBTに変更。
車体側面の様子です。長堀鶴見緑地線の全景に可動式ホーム柵が設置されたので、編成全体を撮影する事が困難になりました。鉄分の多い人にとっては痛し痒しですね。また、ホーム柵の設置に合わせて、側面に編成番号のレタリングが追加されていました。
側面表示器は3色LEDです。
車内の様子です。同じく中間更新が行われている新20系シリーズと同じテイストの車内となっています。70系は、車内空間を最大限確保するため、扉は床上から1,400mmの位置でガラスとも内側に折れ曲がっているのが大きな特徴です。
扉間の座席は6人がけ。中間部のスタンションポールは未設置です。
車体妻面の様子です。
優先座席付近の様子です。つり革はオレンジ色となっています。
乗降ドアー付近の様子です。床面には警戒色の黄色が追加されています。
天井付近の様子です。ドアー付近の天井部には手摺が追加されており、車内デザイン上のアクセントとなっています。
初登場から20年以上が経過し中間更新が行われている70系。大阪市交通局の他路線の新20系系列と同じく、地道な改良と言えるリニューアルが行われていました。
SECRET: 0
PASS: 2b52e331129aa396df9e167518164312
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20170831/5370731.html
“鶴見緑地の再生計画策定へ”・・・天王寺公園や大阪城公園のようになって欲しいですね(╹◡╹)
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
扉上部に開閉ランプを設置してほしい。可動柵が、開閉する時は、音が、出るのにランプが、点滅しないのが、おかしいためです。
今里筋線は、可動柵が、開閉する時は、音と同時にランプが、点滅するためです。
SECRET: 0
PASS: 2b52e331129aa396df9e167518164312
http://www.kotsu.city.osaka.lg.jp/general/announce/w_new_info/w_new/list_h27_all/20151214_R1_30000kei.html
「御堂筋線に更なる快適性向上をめざした30000系車両を導入します」[平成27年12月14日]
SECRET: 0
PASS: 2b52e331129aa396df9e167518164312
こういった形状のものは、他では見たことがないです。この部分だけみると、海外の地下鉄や通勤電車のようですね。
私自身、長堀鶴見緑地線にはもう長いこと乗車なかったので、これらの変化を知らなかったです(同じ方式の今里筋線にいたっては未だ乗ってません・・・)。
他線と同様に着々とリニューアルが行われているのがよくわかりました。