JR西日本は2018年3月15日付のニュースリリースで、駅ホームの安全性向上に向けた施策として、京橋駅の3・4番線ホームに可動式ホーム柵(以下ホームドア)、大阪駅の5・8番線ホームに昇降式ホーム柵を設置すると発表しました。大阪環状線初のホームドア設置駅は京橋駅になりました!
【出典元】
→JR西日本:大阪駅5・8番のりばに「昇降式ホーム柵」、京橋駅3・4番のりばに「可動式ホーム柵」を設置します
【過去記事】
先に設置された京橋駅1・2番線のホームドア
JR京橋駅では学園都市線・JR東西線の列車が停車する1・2番線ホームに設置されましたが、今回、大阪環状線が発着する3・4番ホームにも、ホームドアが設置される事になりました。ホームドアは間口約3.5mの横開きタイプ。高さ約1.3m、柵延長は約160mで、2019年秋頃の使用開始を予定しています。現在の環状線は3ドア車と4ドア車が混在する状態ですが、ホームドアの稼働前に、4ドア車201系は3ドア車新型323系に置き換えられ、環状線に乗り入れる電車のドア数は、ほぼ3ドア車に統一されます。(一部特急を除く)
大阪駅も要注目です。同駅では、JR京都線・神戸線の普通列車が停車する6・7番線ホームにホームドアが設置され、昨年春から使用開始していますが、今回新快速・快速が発着する5・8番線にホームドアが設置される事になりました。しかも5・8番線に設置されるのは昇降ロープ式ホーム柵。柵延長約240m、高さ約1.3m、最大開口約13mで2019年春頃に使用開始予定しています。
【過去記事】
→JR京都線ー高槻駅の新快速専用ホームで日本初となる実用運用の「昇降式ホーム柵」が稼働開始!
→JR京都線ー高槻駅に建設中の新快速専用ホームに「昇降式ホーム柵」の設置が決定!
→JR神戸線-六甲道駅の上り内側線(3番のりば)で実証実験が始まった「昇降式ホーム柵」の状況 15.01
→JR神戸線-六甲道駅の上り内側線(3番のりば)で設置工事が進む「昇降式ホーム柵」の状況 14.11
→JRゆめ咲線桜島駅1番ホームで実証実験が行われている「ロープ式ホーム柵」が凄い!
高槻駅に設置された、日本初となる実用運用の「昇降式ホーム柵」の様子です。大阪駅にもこれと同様のタイプの昇降ロープ式ホーム柵が導入されます。
こちらは既に撤去され過去帳入りしていますが、JRゆめ咲線桜島駅1番ホームで行われていた実証実験の様子です。2014年1月頃の撮影です。
それにしても、環状線の中でも利用者が多い京橋駅にいきなり設置するとは予想外でした。運用の難易度で言えば「ハードランク」の京橋駅で実用に耐えられれば他の駅への設置も見えてきます。現在の環状線のダイヤはかなり余裕をもたせており、森ノ宮駅などで1分ほど時間調整する事もあります。これらの、ゆとりダイヤはホームドアの設置を見越した設定なのかもしれませんね。
個人的には環状線全駅にホームドアを設置して欲しいのですが、芦原橋や今宮といった利用の少ない駅にも設置されるのかが気がかり…
あと、323系はTASC搭載してるらしいですよ。
JR西は大阪都心部への投資に消極的ですね
JR西はTASCけちるなよ…
まず大阪駅1、2番ホームに付けるべきでしょうに