JR西日本は2022年12月16日付けのニュースリリースで、京都府向日市に所在する『向日町駅』に整備する自由通路、橋上駅舎の設備の概要およびデザインが決定したと発表しました!
新たな自由通路、駅舎のデザインコンセプトは、「明日のむこうにつなぐみち」。西口には「常夜灯」を模したデザインを採用し、「新しいみち」と「新しいえき」、今後の向日市の「新しいまち」への道しるべとなることを期待しています。
【出展元】→JR京都線 向日町駅自由通路整備・橋上化事業の概要について
→JR向日町駅周辺のまちづくり
→日本電産グループ新拠点の建設構想について
『向日町駅』の自由通路整備、橋上化事業は、駅東側エリアからのアクセス改善と交通結節点としての機能強化、サービスの向上を目的とするものです。JR西日本は、2022年2月に向日市との間で協定を締結し2022年12月から工事に着手しました。設する自由通路と橋上駅舎は、2025年夏ごろに西口階段、エレベーター、自動改札、券売機など一部の設備を供用開始し、2026年冬ごろに全面供用を開始する予定です。
駅前には36階建て高さ128.5mのタワマン!
JR向日町駅周辺では、「JR向日町駅周辺地区第一種市街地再開発事業」が計画されており、新しい街づくりが進んでいます。再開発は地上5階の「駅ビル棟」、地上36階、最高高さ128.5m、総戸数約330戸の「住宅棟」で構成されており、「住宅棟」は京都府内で最も高いビルになる予定です。
日本電産の一大拠点「ニデックパーク」が誕生!
JR向日町駅の東側では、日本電産(新社名:ニデック-Nidec)は、現本社に隣接するJR向日町駅東側の農地約6万㎡を取得し、約2000億円を投じて、第2本社やグループ企業の新拠点計4棟(延床面積:約154,700㎡)を2030年までに建設する『ニデックパーク』構想を推進しています。
新拠点は、京都市南区の本社ビルとJR向日町駅間の駅東側に位置しており、現本社ビルと接した立地です。本社ビルと新拠点を一カ所に集約させることで業務の効率化を図り、最終的には5,000人体制を目指す計画です。
今回のJR京都線 向日町駅の橋上駅舎化は、日本電産の新拠点整備に合わせた動きで、駅前で計画されている再開発事業と合わせて、今後は『新都市』が誕生する勢いで開発が行われる事になります。
※日本電産株式会社は 2023 年 4月1日に「ニデック株式会社」に社名変更されます
計画概要
●自由通路 ・通路 : 幅員5メートル、延長約60 メートルの歩行者専用通路・西口 : エレベーター1基、階段(幅員 2 メートル)、エスカレーター(昇り降り各1基)
・東口 : 別途市街地再開発事業で整備予定
●橋上駅舎 ・エレベーター2基(各ホーム1基)、エスカレーター2基(各ホーム昇り1基)
・階段2箇所(各ホーム1箇所、幅員 1.8 メートル)
・自動改札4通路
・券売機3台
・お客様トイレ
・店舗(計画中)
◆スケジュール
【2025 年夏頃】一部供用開始
・自由通路:通路:改札より西側の部分
・西口:階段、エレベーター、橋上駅舎:エレベーター、階段、自動改札、券売機、店舗(計画中)
【2026 年冬頃】全面供用開始
自由通路:・通路:改札より東口接続部までの部分
・西口:エスカレーター(昇り降り)
・東口:別途市街地再開発事業で整備予定 橋上駅舎:お客様トイレ、エスカレーター(昇り)