近鉄5800系電車は、1997年8月に登場した近鉄の一般車(通勤電車)です。愛称はL/Cカー。近鉄と近畿車輛が開発した、大量輸送と長距離着座輸送を1つの車両で実現するために、ロングシートとクロスシートの「2つのモード」を自由に変更できるデュアルシートを装備した画期的な車両です。
デュアルシート車は、混雑時は窓に平行して座席が並ぶロングシートに、閑散時は回転式クロスシートに変更され、4扉通勤車でラッシュ時の収容力確保と閑散時および長距離客の快適性の両立を図る事が可能です。
L/Cカーのロゴマークです。Long-sheetとCross-sheetの転換をイメージしたグラフィックロゴとなっています。
5800系の車体デザインは、1981年に登場した1400系・8810系から始まり、以後20年近く使われ続けた近鉄一般車の基本デザイン(3200系・5200系を除く)を採用した最終形式です。5800系以後に登場した新規形式はすべて、車体デザインとカラーリングが変更され、IGBT素子VVVFインバーター制御となったシリーズ21に移行しました。
幕式の側面表示器の様子です。
それでは、L/Cカー5800系の車内を見て行きましょう!
デュアルシートを配置した扉間は、2人掛け3列のクロスシート、又は6人掛けロングシートの2モードに変更可能です。車端部は4人掛け固定ロングシートを基本としていますが、例外としてトイレの向かい側は、クロスシートとなっています。
写真はクロスシート・モード時の様子です。このシートが混雑時はロングシートに変形します。
シートの形状はクロス時を基本としており、背もたれを曲面形状の頭部まである高いものとし、その上にヘッドレストを取り付けています。肘掛けはアルミ製を採用。
シートの寸法は、全高1120mm、全幅960mm(1人当たりの占有幅480mm)で、クロス時のシートピッチは975mmと特急車並のスペースがあります。
4ドア通勤車の車体をベースにしている為、クロスシート時は窓とシートの位置が合っていません。こればかりは仕方がないですね。
ヘッドレストのアップです。
L/Cカーのシートは、クロス状態では足踏みペダルにてシートを180度回転し、座席を向かい合わせにしたり、進行方向やその逆方向に向かせることが可能です。
足踏みペダルのアップです。
車端部のロングシート部分の様子です。このシートは優先座席でモケットの色が異なっています。
固定ロングシート部の1人当たりの占有幅は490mmとデュアルシート部よりもやや余裕がありヘッドレストも装備されています。
天井の様子です。近鉄伝統の三角形の蛍光灯グローブとラインデリア。
乗降ドアー付近の様子です。ドアの鴨居部分には千鳥配置で3色LED方式の車内情報案内装置が千鳥配置で設置されています。
デュアルシートは、ロングシートとクロスシートの自動変換可能な電動転換機構を脚台に装備しています。また、電動転換機構は、シートを通路側にスライドさせる機能と、180度回転させる機能をあわせ持っています。座席の切り替えは運転台の総括制御スイッチにてロング/クロスシートの切り替えを行う事が出来ます。ロング時、シートは固定されます。
ロングシート・モードを真横から見た様子です。
5800系は、1998年まで6両編成7本と4両編成1本の計46両が製造され、奈良線系統には6両編成5本30両が、大阪線には6両編成2本12両、名古屋線には4両編成1本4両が投入されました。以降はシリーズ21の5820系(L/Cカー)に移行しています。
長距離客の快適性と、ラッシュ時の輸送力を両立する為に開発されたL/Cカー。この車両を20年前に本格的に実用化した近鉄は本当に凄いと思います。今後登場するであろう新型車両、特に車齢40年超えが大量に残る大阪線等に纏まった数のL/Cカーを投入してほしいと思いました。
名阪移動の際、LCカーに当たったら最悪ですね。 座面奥行き無いし角度はほぼ直角だしシート自体も薄い。
これならJR西の223・225系のがずっとマシ。
一番快適なのは東海313系です。 大型肘掛け付きで柔らかい厚手のクロスシート。
クロスシートなら313系・阪急9300系・京阪8000系・山陽5000系が上質の部類に入りますね。
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画期的な車両です。
ちなみに関東の私鉄(東武、西武、京王)は、この車両をパクッて別料金を取るぼったくりを平気で行っています。
一日数百円でもチリも積もればで毎日利用するには不経済ですしコストパフォーマンスが全くありません。
しかも乗り心地はLCカーに劣るのです、椅子固いし。
挙句の果てにさも自分達が考えたみたいな発表ってどうなんでしょうねぇ。
外見もLCカーと月とスッポンでチープなのが余計ぼったくり感を出してます。
せめて見た目だけでも少しは差別化しろって思います。
阪急9300系や京阪8000系(プレミアムカー除く)、新快速で別料金取られるようなもので関西の皆様からすれば、ブチ切れてしまうでしょうね。
関東の人間でもロマンスカーやレッドアローレベルじゃないのに「はぁ?」って呆れてしまいますよ。
ちなみに私は関西へ行ったときは必ず近鉄と阪急、京阪には乗るようにしてます。
お互いの競争が激しいですから品質もおのずと高まります。
車内外ともに洗練されていて品性すら感じます。
長々とすみません、関東在住でも関西の鉄道ファンでした。
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車内の案内表示器にLCDを設置してほしいですね、同感です(^-^)
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せっかくの素晴らしい車両だけに、車内リニューアル時にはコイト工業の「パッとビジョン」を付けて欲しいです。今までの配線で取り付けられるんだし。
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登場してからもう20年もう経つのですか、早いものです。しかも総数が46両と少数派だったのは意外でした。
たしかにシリーズ21だとこのL/Cカーはよく見かけます。これに近いのが、JR仙石線205系の2wayシートですよね(╹◡╹)