大阪万博予定地「夢洲」で自動運転バス試乗会。一般人も乗車可能 – Impress Watch https://t.co/1DGZF1XgIB @impress_watchさんから
— ロング@再都市化 (@saitoshika_west) December 6, 2019
大阪シティバスとOsaka Metroは、2019年12月5日付けのニュースリリースで、2019年12月23日(月曜日)から、大阪・関西万博開催予定地の夢洲を含むベイエリアにおいて、ソフトバンクの子会社であるSBドライブと自動運転バスの実証実験を実施すると発表しました。また、2020年1月には、一般を対象にした「自動運転バス試乗会」が開催されます。
【出展元】⇒大阪・関西万博開催予定地「夢洲」で自動運転バス実証実験を実施します
実験期間は、2019年12月23日(月曜日)~2020年1月19日(日曜日)の昼夜間。実験では、走行性能等の技術面の確認及び課題抽出、自動運転精度の向上に必要な信号機データとの協調確認、周辺地域の社会的受容性を醸成する、などを目的としています。
自動運転バスをトータルサポートするSBドライブ社が協力
出展:SBドライブ
実証実験の協力会社、SBドライブ株式会社はソフトバンクの関連会社で、自動運転技術の導入・運用に関するコンサルティング旅客物流に関するモビリティーサービスの開発・運営を行っています。今回の実証実験は日野自動車㈱の「日野ポンチョ」をベースに改造した自動運転バスが使用されます。
同社は、廃線やドライバー不足など多くのバス交通に関する課題をバス事業者や自治体を通じて解決するために、自動運転の早期実現に向けて日野ポンチョを使用した試験車両を開発しました。今回の大阪の実証実験でも、この車両が使われます。
【出展元】
⇒SBドライブ
「日野ポンチョ」をベースに改造した自動運転バスの特徴
1)360度を認識
カメラと全周囲に設置したミリ波レーダー「LiDAR」により常に車両の周囲360度をセンシング。安全を確保し走行します。
2)Cm単位で位置情報を把握
バスの位置情報を「RTK-GPS」で取得する事で、センチメートル単位での高精度な位置情報データを取得する事ができます。「RTK」とは『リアルタイムキネマティック』の略で地上に設置した「基準局」からの位置情報データによって、高い精度の測位を実現する技術のことです。GPSとRTKを組み合わせる事で、超高精度の位置情報データを取得します。
3)障害物も認識し安全を確保
「LiDAR」と前方に取り付けたカメラにより、クルマだけでなく歩行者も認識。また路上駐車を避ける事ができます。
4)正着制御
バス停に接近して停車する事ができます。
5)信号強調
走行ルート上の信号機から信号情報を受信し、信号通過時の信号の色を算出。青色であると判断すれば速度を維持・通過。赤色になると判断すると手前から原則開始し、スムーズな加減速を行います。
6)磁気マーカー
バス車体底部に取り付けたセンサーにより、路面上の磁気マーカーを検出。事故位置を特定する事が出来、GPSが受信困難名場でも走行が可能。
自動運転バスと遠隔監視者をつなぐDispatcher
SBドライブは自動運転バスのハードと合わせて、遠隔監視システム「Dispatcher」を提供しています。「Dispatcher」は自動運転バスを実際に走らせる為に必要な管理・監視システムをパッケージ化したソリューションで、様々なデータを遠隔地で取得しリモート対応を実現させます。
また、複数台のカメラが遠隔監視者の目となり、安全基準に則った十分な画角により、車内外の様子を監視者に伝える事ができます。万が一の時の停車、発車もボタン一つで操作可能。緊急電話、緊急停止、ディスプレイアン愛まど、複数のアプローチで遠隔誘導ができます。日々の運行状況の解析、AIによる乗客の車内移動や転倒を検知し、異常が解消するまで発車しない仕組みが導入されています。
自動運転バスの実用化がせまる
SBドライブが提供する、自動運転バスと遠遠隔監視システム「Dispatcher」の組み合わせは、実際にバス事業者が導入する事を想定した、非常に実現性の高いソリューションだと思います。今回の実証事件は一般車両や普通の歩行者がいる道路で行われます。自動運転バスば過疎地や既存交通網の空白地帯を埋める都市交通の切り札の1つになると思います。駅から離れたニュータウンを活性化させる為に、自動運転バスやオンデマンドバスを投入する事も、いよいよ近づいてきたと思います。
大阪メトロなど、レベル4の自動運転バス実験へ(日経新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF224XO0S1A121C2000000/
大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)は22日、NTTドコモや関西電力など9社と自動運転バスの実証実験を始めると発表した。専用のテストコースで、一定条件で運転を完全自動化する「レベル4」相当の走行を試す。2025年の国際博覧会(大阪・関西万博)の交通手段として導入を目指す。
自動運転車に、あおり運転をするバカが現れないか心配です。
この分野は日本は非常に遅れているので、なんとか巻き返しを図ってほしいですね