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『(仮称)堺東エリア市街地整備計画』東急不動産グループ(構成員:清水建設、日建設計)を選定!地上35階建てタワマンや地上15階建て「SAKAI HUB SQUARE」を計画


大阪府堺市は20231020日に、堺東駅西口周辺の市街地整備の方向性や事業計画、ロードマップなどを示す「(仮称)堺東エリア市街地整備計画」について、公募していた民間アドバイザー候補者に、東急不動産を代表事業者、清水建設、日建設計を構成員とする企業グループを選定したと発表しました!10月中に協定書を締結、11月から整備計画作成に向けた意見交換を進める予定です。


民間アドバイザー候補者
代表事業者:東急不動産
構成員:清水建設、日建設計


【出典元】
→堺市>都心活性化

3つのゾーンを再整備



再開発は①瓦町公園周辺ゾーン、②行政街区西側ゾーン、③駅北口ストリートゾーンの3つのゾーンに分けて計画。①②を先行整備し2030年頃の完成予定、③駅北口ストリートゾーンは、暫定活用を経て2020年代後半に都市計画を決定、2030年代後半の完成を目指しています。

1:瓦町公園周辺ゾーン



商店街に隣接しつつ駅からやや離れた落ち着いた立地のため、まちなかの暮らしと賑わいが共存する地域交流の場を目指す。導入機能として、都市居住、商業・サービス、生活交流、業務(郵便局など)、公共駐輪場、広場(民地内オープンスペースなどを提案。都市再生特別地区の適応を検討し、2街区全体で400%→550%に容積率を緩和。北街区を850%、南街区を150%に再配分し北街区を高度利用する構想です。

 


<北側街区>
階数:地上35階
総戸数:380戸
敷地面積:3,890㎡
延床面積:50,000㎡
主用途:都市型住宅、広場(1000㎡)

<南側街区>
階数:地上5階
敷地面積:2,830㎡
延床面積:4,500㎡
主用途:事務所(コワーキングスペース、郵便局など)商業(スーパーマーケット、カフェなど)、公共駐輪場(400台)、広場(1,100㎡

2:行政街区西側ゾーン



堺市の大動脈である大小路に面し、市役所などの公共施設と連続した立地であるため、広域交流の拠点となる事を目指す。導入機能として、商業・エンターテイメント、業務・文化・観光・交流・ホテル、広場、都市公園の移設を提案。ゾーンの東側に瓦町公園周辺ゾーンから移設する都市公園を配置し、大小路筋沿いにMinaさかいに繋がるオープンスペースを創出します。

 



ゾーンの西側にガシ文化創造拠点「SAKAI HUB SQUARE」を配置。1階に地産地消レストラン、地方創生ラウンジ、観光案内所、2階にMARUZEN書店、保育園、3階にシェアオフィス、コワーキングスペース、就労支援施設、4〜5階にシネコンやeスポーツ施設、6〜15階は都市型ホテルを提案。

<西側施設用地>
階数:地上15階
用途:事務所、商業(飲食、物販、エンターテイメント)、ホテル、広場
敷地面積:4200㎡
延床面積:19000㎡

<東側公園用地>
敷地面積:2105㎡
用途:都市公園(瓦町公園周辺ゾーンより移設)

3:駅北口ストリートゾーン



商店街の北側に位置し、低利用地が多く存在することから、駅前拠点再開発に向けて商店街と連携し、賑わい創出に即効性を発揮する土地利用を進める。暫定的な導入機能として、商業、エンターテイメント(食文化発信など)、将来は再開発事業により住宅、商業、公共駐輪場などの導入を想定。

 



<暫定利用>
敷地面積:3590㎡+1000㎡(南東街区の一部)
施設はコンテナなど簡易な形態

 



<市街地再開発事業による将来開発のイメージ>
階数:地上29階建て
総戸数:200戸
敷地面積:3590㎡
延床面積:29000㎡
容積率:400%→550%に緩和
主用途:住宅、商業、公共駐輪場(400台)

スケジュール(案)



3ゾーンのうち「瓦町公園周辺ゾーン」と「行政街区側ゾーン」を飛び施行地区により一体的に整備。2025年頃に都市計画決定、2030年に2ゾーンが完成。駅北口ストリートゾーンは2025年頃から土地の暫定活用を開始。2020年代後半に都市計画決定、2030年代後半の完成を目指します。

今回の発表は東急不動産らの企業グループからの提案であり、このままのカタチで具体化するわけではありません。しかし再開発の方向性はかなり明確になったと思います。

1 COMMENT

アリー my dear

「ガシ」こと堺東、大規模再開発へ 「停滞を打破」令和22(2040)年ごろ完了目指す
https://www.sankei.com/article/20240831-DWUWPCBWPJPSHERK4R6G6OP4YY/

堺市は、市内最大の繁華街「堺東」エリアの再開発に向けた基本方針をまとめた。駐車場や公共施設の跡地などを活用し、ホテルを含む商業施設やマンションなどを整備。令和22(2040)年ごろに完了する南海高野線の高架化にあわせ、歩きたくなる「ウォーカブル」な空間を目指す。

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