2023年4月に日本政府の水際措置が終了、国際線の復便が進む関西国際空港。今年9月の国際線旅客数は1,494,602人でコロナ前の2019年同月対比で79.7%まで回復しています。
こちらは2023年11月12日の関西国際空港、国際線出発ロビーの様子です。朝の通勤ラッシュの駅の様な大混雑!メチャクチャ人が多くで驚きました。
水際対策中の様子です。現在の様子と比べるとその差に驚きます。
それにしても・・。これは完全にキャパシティオーバーと言える状態で、出国するのにどれだけ時間がかかるのか?見当がつきません。かなりマズイ状態です。関西国際空港は、コロナ前から完全回復していませんが、あまりの混雑に驚きました。これで中国便の復便が進み、さらに万博が開催されると、どうなるのでしょうか・・・?
1〜3の国際線出発口の内、一番空いている3番出発口の様子です。
USJのアトラクションもビックリの長蛇の列。正直、日本を訪れた外国人観光客の「体験」としては最悪で、至急の改善が望まれます。とりあえず、今年の12月に工事中の新国際線エリアがオープンするので、それによって混雑緩和が図られるか?が注目されます。
撮影ポイントを変えて、こちらは関西国際空港駅、改札外コンコースの様子です。あの広大なコンコースが人で埋め尽くされています。
そして、JRの切符売り場の様子です。こちらもパンク状態でした。
前述のとおり、現在はT1がリノベーション工事中で一時的に処理能力が落ちている状態なので、12月にオープンする新国際線エリアによってどの程度混雑が緩和されるか?要注目です。
中長期的に考えると、国際線旅客の増加トレンドは確実で、リノベーションしたT1でも、早晩、捌ききれなくなる事は明白です。それに加えて「はるか」「ラピート」が押し寄せる旅客を運びきれなくなる可能性さえあります。
将来的に、開発余地がある2期空港島にフルスペックの新ターミナルビルを建設する、ラピート(の後継車両)の8両化、はるか(9両)の増発など、抜本的な輸送力増強に迫られる事になりそうです。
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根本的な解決策はやはり新ターミナル整備しかないでしょうね
保安検査場と出国審査場の拡張はフェーズ3なので12月じゃなくて万博前なのであと1年ちょっと改善は無理ですな。
こないだ成田と羽田使いましたが、日本人の旅行客は円安のおかげで全然回復してないので
日本人用の入出国審査は全く待たずに済みました。