京阪天満橋駅近くにある日本経済新聞社 旧大阪本社やテレビ大阪本社などを含む再開発「大手前地区地区計画」に動きがありました。大阪市は2020年10月30日に大阪都市計画都市再生特別地区を変更を発表しました。容積率の最高限度を法定600%から800%に引き上げる規制緩和を実施。建ぺい率は80%で、高さの最高限度は高層部100m、中層部45m、低層部25m。建替えられる日本経済新聞大手前別館は2019年12月~2021年5月の予定で解体工事が行われており以前から再開発が噂されていました。
【出展元】
→大阪市>地区計画原案の公衆縦覧及び意見書の受付を実施します
→大阪市>大阪都市計画案の公衆縦覧及び意見書の受付を実施します
出典:大阪市
計画地は日経新聞大阪本社跡の「A地区」とテレビ大阪本社や大手前センタービルがある「B地区」に分かれており、地区合計約8000㎡ほどの広さがあります。都市計画によると、A地区は大阪城公園の玄関口のランドマークとなるメディアと観光の 複合拠点を形成するため、情報発信・業務機能の更新と宿泊機能等を導入。B地区は、A地区とともに大阪城公園の玄関口にふさわしい質の高い景観形成や、にぎわいの連続性、周辺の地域環境を考慮した計画とし、業務、居住、商業等の機能を適切に導入する、となっています。今回公開された説明図2を見ると、高層部が100m、中層部45m、低層部25mとなっています。高層部の割合が大きいので、かなりのヴォリューム感のある高層ビルになりそうです。
↓ 現地の様子は下の記事をご参照下さい ↓
>そのうち小学校郊外移転のニュースもあるかも。
個人的には、そうなればいいとは思いますが、その可能性はかぎりなく0に近いのではないでしょうか。
この場所は追手門学院の前身、旧日本陸軍の外郭団体である大阪偕行社が明治時代に設立した小学校(大阪偕行社附属小学校)の発祥の地でもあります。当時は大阪の高級将校や財界人の子息が通う名門校で、通常、大・高・中・小を擁する学校法人グループはその多くがまず大学を設立、そしてその余りある財力で高校、中学・・と展開していきます(慶応、早稲田、同志社等)が、追手門の場合はこの名門小学校を基点に大・高・中・幼を展開した珍しい法人グループです。現在も小学校内に大阪偕行社時代の建築物が残っており、もう十数年前でしょうか、関西ローカルのニュース番組で取り上げられているのを見た記憶があります。旧日本陸軍の外郭施設という意味では東京招魂社(後の靖国神社)と似たポジションとも言え、その施設が何の縁もゆかりもない郊外に移転するのは想像が付きにくいですし、何よりOBやこの学校のルーツを知っている関係者が、今回の都構想じゃないですが大反対すると思われます。
>決定したら東京にも波及する。
この意味はわかりませんでした。
そのうち小学校郊外移転のニュースもあるかも。
決定したら東京にも波及する。
あのシミッタレたテレビ大阪をなんとかしてほしい。経済新聞社と合同で社屋 建てれば良かったのに。