2020年11月5日に「レクサス IS」が、大掛かりなマイナーチェンジを行いました。新型レクサス ISはエクステリアデザインの変更、ボディサイズの拡大、先進運転支援システム(ADAS)であるレクサス・セーフティー・センス+のアップデート、グレード整理、ボディサイズの拡大が図られ、フルモデルチェンジに近い規模のビッグマイナーチェンジとなっています。
まずはフロントマスクから見て見ましょう!低く構えワイド感を強調したフロントマスクは、ボンネットフード中央部を高く、両サイドを低くすることでワイド&ローに見せています。マイチェンでここまで印象が変わるとは正直驚きました。このアングルで見たISは、メチャクチャカッコイと思います。
バンパー周りの様子です。ヘッドランプの薄型化に加え、DRL(デイタイムランニングランプ)がバンパーからランプ内に移されており、スピンドルグリルがより拡幅されデザイン的な凄みが増しています。
新型ISのハイライトの1つがリヤビューです。リヤフェンダーのアーチや、ラゲージまわりの複雑で立体的な形状は、従来のプレス技術で達成できなかったデザインです。LEXUSは、新開発した工法を用いて、内側から突き上げる事で鋭く美しいラインを成形。過去のFRスポーツセダンにはなかった革新的なディテールを実現しました。
特徴的なラゲージは、上部から絞りサイドから寄せることで、絞り込まれた立体形状と尖ったキャラクターラインを表現しました。
リアフェンダー付近の様子です。もうこの辺りは最高ですね!新型ISは大径タイヤ採用により片側15mmワイドになったサイズを、すべてフレアの張り出しに当てており、グラマラスでセクシーなデザインとなっています。
真一文字のテールランプがカッコイイ。特徴的なラゲージは上部から絞りサイドから寄せることで、絞り込まれた立体形状と尖ったキャラクターラインを表現しています。ディフューザー形状もスポーティなものになっており、こちらも文句無くカッコイイと思います。
一方、インテリアは10.3インチのワイドディスプレイ採用や、両サイドのベンチレーター意匠が初代を彷彿とさせる丸型になるなどの変更はあるものの、ステアリングやセンターコンソールなどの意匠に目立った変更はなく、劇的な変化を遂げた外観に比べると変化点が少ないです。
ISのインテリアデザインは、元々評価が高いのでマイナーチェンジのリソースの大半が外側と走りの成熟に充てられています。
リアシートの様子です。FRコンパクトセダンの位置づけですが、スポーティなキャラ設定の割に、けっこうゆとりのある空間が確保されています。
インストルメントパネル付近の様子です。水平基調のインパネ、ドアミラーの配置、中央のディスプレイの大きさや角度は、すべて視界を十分に確保するために設計されており、スポーツ走行の楽しさも安全運転の大切さも追求した、ドライビングに集中できる空間が形成ています。
可動式の液晶モニタを採用したインパネの様子です。フルデジタルコクピットが普及する中、もう少し頑張って欲しい気持ちはありますが、これはこれでカッコイイです。
センタークラスター付近の様子です。
タッチパネル液晶の様子です。
センターコンソール付近の様子です。この辺り質感は、さすがにレクサスといった所でしょうか。
ルームライト付近の様子です。
インテリアで最も大きな変化点となったエアコンの吹き出し口付近の様子です。
フルモデルチェンジに近いビッグマイナーチェンジを受けたレクサスIS。現行モデルは2014年にデビューしており相当の年月が経過していますが、今回のマイチェン後は売れ行きが急回復した様子で、街中でもけっこう見かける様になりました。今回のビッグマイナーチェンジは大成功だったと思います。
ISのフルモデルチェンジを行うには、ISの大きさにマッチしたFRプラットフォームが必要になりますが、新開発するには莫大なコストがかかり、さらにSUV全盛の時代でセダンが売れなくなりつつある状況があります。今度ISがフルモデルチェンジする時は、トヨタの他のモデルと共用できるプラットフォームが登場するタイミングになるのではないでしょうか。
これだけかっこよいのに、リアウインカーが豆球。
スペースの関係かよくわかりませんが、なんでなんでしょうね。
これだけかっこよいのに、リアウインカーが豆級。
スペースの関係かよくわかりませんが、なんでなんでしょうね。