JR阪和線ー東岸和田駅付近高架化事業は、岸和田市内の下松町から土生町までの約2.1kmのうち、東岸和田駅を含む約1.0kmを高架化する都市計画事業です。2003年度から事業用地の測量と買収を開始し、2012年10月に線路を仮線に切り替える工事が完了、2015年2月8日から、関空・和歌山方面行き下り線が高架線に切り替えられました。現在は、いわゆる玉突き方式で下り線仮設ホーム跡に、上り線の高架が建設されています。
長らく高架化工事が行われてきた東岸和田駅ですが、2017年10月22日(日曜日)から上り線高架線の使用を開始する事になりました。これにより、東岸和田駅駅は上下線の高架化が完成します。また、東岸和田駅は高架化に伴い現在位置から若干ずれるため、隣接する駅からの営業距離も変更となります。現在は下松~東岸和田間と東岸和田~東貝塚間が各1.5kmとなっていますが、高架化後の10月22日からは下松~東岸和田間が0.1km短い1.4kmに、逆に東岸和田~東貝塚間は0.1km長い1.6kmに変更されます。
【出典元】
→東岸和田駅付近高架化事業パンフレット (PDF)
【過去記事】
→JR阪和線-東岸和田駅高架化工事の状況(上りホーム外観・高架線編) 17.04
→JR阪和線-東岸和田駅高架化工事の状況(上りホーム施設編) 17.04
→JR阪和線-東岸和田駅上りホーム高架化工事の状況 16.04
→JR阪和線-東岸和田駅下り線ホームが2015年2月8日から高架化!
1.上り線高架供用開始日
2017年10月22日(日)始発列車から
2.上り線高架化区間
東岸和田駅付近約 1.6km
3.事業の概要
事業名称:JR 阪和線東岸和田駅付近高架化事業
事業主体:大阪府・岸和田市
事業手法:限度額立体交差事業(単独立体)
事業区間:岸和田市下松町~土生町 事業延長:約 2.1Km
踏切廃止数:7箇所 交差道路:8箇所
駅施設:ホーム面数2面、線数4線
4.上り線高架化に伴うホーム施設整備について
エレベーター、エスカレーター、列車長と同等長さの屋根、待合室 階段部2段手すりなど
東岸和田駅のレポート2回目の今回は、工事中の上り高架ホーム上の施設関係をご紹介して行きます。かなり完成に近い状態まで工事が進んでおり驚きました。
上屋を支える柱に取り付けられた駅名票です。JR西日本が導入予定の駅ナンバーを発見!東岸和田駅はR40。
待合室の様子です。
駅名票や時刻表が入るインフォメーションボードの様子です。
完成後はこんな感じになります。
改札階と繋がるエレベーターの様子です。
エスカレーター付近の様子です。エスカレーターは上下方向に設置されています。高低差の多いな高架駅には下りエスカレーターも必須アイテムです。足の不自由な方は「上り」よりも「下り」の方が「しんどい」ので、下りエスカレーターはもっと普及して欲しいです。
案内サイン類はJR西日本の最新タイプが導入されています。
階段付近の様子です。手摺のガラススクリーンに何やら模様が描かれていますね。
インフォメーションボード、発車標を絡めた1枚。
発車標はLED方式3段表示。おそらく3色LEDだと思います。
上りホームを見通した様子です。実使用に必要なアイテムがかなり設置されていたので、すでに完成している様に見えます。
最後は下りホームと上りホームを絡めたアングルです。東岸和田駅の上り線の高架化は2017年10月22日の始発からの予定です。次回は使用を開始した様子をレポートしたいと思います。
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東岸和田駅が高架化することで、バリアフリー化が実現します。
地上駅時代の東岸和田駅は、バリアフリーどころかコンコースが無くて、雨の日などは改札口周辺が大変な混雑でした。
岸和田市の代表駅は南海の岸和田駅になるのでしょうが、東岸和田駅もJRの代表駅として相応な造りになりそうですね。
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上りしか設置されていないケースが多いのが現状ですよね。ホームにエレベーターがない場合、足の不自由な方が下りのエスカレーターを要望されるという話は聞いたことがあります。ほんのちょっとの気の緩みと油断がもとで、階段から転落する大事故につながりかねませんから…切実な問題であると思います。